【DVD】アイルトン・セナ~

 … ネタバレを心配することなく、おもいっきり感想を書くことができるDVDというのが、こんなにも悲しいものだなんて、思ってもいませんでした。

 最後の”ネタ”を誰もが知っていて、それに向かって時が進んでいくことを、どれだけ胸がしめつけられるような思いでみていくことか…。

 ”アイルトン・セナ ~音速の彼方へ”

 … さまざまな映像も、コメントも、昔どこかで見たものがたくさん。一部のプライベートビデオなどの映像もありましたが、それとても、自分の想像の中のセナさんから超えるものではありません。それほどまでに皆が多くを知っていた、そしてもう今は伝説になってしまったF1ドライバー、アイルトン・セナさん。

 そのドキュメンタリー映画をレンタルDVDで見ました。

 見つめ続けていたようで、本当は何も見ていなかったのではないか…そんな気さえするほどに、全編にわたり、あまりに美しくストイックな表情のセナさんに胸をうたれました。笑顔も多いセナさんだけれど、いつもどこか張りつめていて、その様子はもう超然としているとしか言いようがないほどで。

 こんな表情の人を、どこかで見た…と記憶をたどると、以前、テレビのドキュメンタリー番組で見た、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏くらいでした。

 すべてが、あの一瞬に向かっていく…

 そんな場面に向かう時間。どんな映画よりも緊張してしまいました。素晴らしい表情をずーっとずーっと見続けていたら、自分のさぼりライフがいやになって、更生できそうな気がしますが、ずーっとずーっと見るには辛すぎるDVDで、さて、買おうかどうしようかと迷ってしまっています。

 無駄なく無理なく、よく絞り込んで編集されている作品だと思いました。

 なんだかセナさんの走りのような気さえしました。

  

 

 ラストのエンディングロールまでぜひ、注意してみてください。

 あるセナさんの姿に、もう一度胸が熱くなりました。

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ゼロ戦三二型と蓄音器<音楽館>

 80年~100年前の蓄音機の音を聴くことができるところをご存知でしょうか。ロー管式といわれるエジソン社の蓄音機などの音を実際に聴くことができる場所にでかけました。

 福岡県朝倉市にある音楽館(おんらくかん)というところです。

 ロー管というのは、長さ15センチちょっと?の筒状になったもので、100年前は、それに音を刻み、そして再生されていたそうです。100年以上前の人の声と演奏が蘇ってくる時間は、なんとも言えず不思議な気がしました。また、昭和のはじめころの蓄音機(アメリカのビクター製)の音を、スチールの針と、竹の針で聴き比べさせてもらったり、また1900年代のアメリカの自動式ピアノなども実際に聴くことができました。また、当時から現代にいたるまでの音響機器の原理の変遷などもうかがうことができ、とても興味深いおはなしでした。

 音響関係の素晴らしい展示があるところは、企業系の博物館をはじめ他にも、いろいろとあるかもしれませんが、実際にこのように、昔そのままの音を聴けるということに感動しました。潜水艦に使われていたのと同じ真空管による音など、えとせとら。時が本当に蘇るような感覚になりました。ほかにも、びっくりするほどたくさんの、音響機器やカメラなどが集められている場所なのですが、このほかに、一機しか残っていないゼロ戦三ニ型(これは11月まではこちらにあって、その後、現在新築中の別の展示館に移されるでそうです)や数々のジープ、YS11のフライトシミュレーターなども展示されてました。また昭和の懐かしさがいっぱいに広がるような(といっても映画の中でしか知らないものが大部分というほど古い…)展示物もありました。なによりも素晴らしかったのは、このコレクションをされた方ご本人や、ここを大事に維持されておいでの音楽をこよなく愛されるかたのお話をいろいろとうかがえたことです。

 そのほかにも、次々に音響関係のお宝?を拝見、拝聴できました。機器名などには疎いので、具体的にはいろいろとご紹介できませんが、それでも音の違い…は、はっきりと感じられます。うかがったお話とともに素晴らしい時間でした。

 心豊かな人生とはどういうものかを考えさせられました。

 ”写真撮影はご遠慮ください”と書かれていたのですが、館長さまに許可をいただいて、撮ったゼロ戦の写真を次にご紹介します。079

 

 公共交通機関でおでかけになるのは難しく、また車で行かれるかたも細い道を走られることになりますが、ここは一見の価値ありかも…です。

 近くに廃校を利用した美術館とレストランがあって、そちらの地元でとれた野菜いっぱいのランチや、焼きカレーなどもとてもおいしかったです。

 <音楽館>のHPはこちらです。http://www.onrakukan.com/

 

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