【映画】ニューイヤーズイブ

 週1本の映画。今週は大晦日のニューヨーク。そこでいろいろな人が織りなすドラマをたくみにつないだ素敵なストーリー、”ニューイヤーズイブ”を見ました。

 大好きなイギリスのクリスマスイブ映画、”ラブ・アクチュアリー”の大晦日NY版…という感じですが、もちろんそこにでてくる人間模様は全く違います。でも、それぞれに素敵です。

 このNY版では、大晦日のタイムズスクエアでのイベントに関わるいろんな人、エレベーターの閉じ込められてしまう二人、たぶんこれが人生で最後の大晦日になる老人、初めて大晦日に男の子とデートすることになった15歳の女の子と、彼女を心配する母親、人生に疲れているように見える有能な秘書ほか…あまり多すぎない人数を丁寧に描いているのがいいです。 

 映画の最初のほうで大晦日の朝、交差点でこけてゴミ袋にダイブ?してしまった女性に、”大丈夫?”と人が声をかけるシーンを見て、”ああ、忙しそうなNYにもこんなふうに人情があるのだ♪”とにっこりすることができたのですが、このことは、DVDの監督による解説にも言われていました。大晦日までこんなふうについていない?感じがする女性には、このあと彼女自身も、思いもかけなかったに違いない展開で一日が過ぎていきます。私は、自分に一番近い女性かもとして、この女性のことがこの映画の中では一番心に残りました。ネタバレになるのであまり書けないのですが、この女性が、この一年でしたかったことをリストにしていて、ひょんなことからこの一日に次々にしていくのですが、それはそれは… ”そうか…人生にはこんなふうに考えていけることもあるのだ”という、発想の転換、気持ちを楽にする方法なども学んだ気がしました。彼女の夢を、仕事?とはいえ果たそうとしていく人もよかったです。

 そして、もちろん迎えるのは、5、4、3、2,1… のカウントダウンで迎える新年ですが、ここが案外さらっと過ぎていくことで、ちょっとあっけなさも感じましたが、それはそれで自然でよかったのかもと思います。

 今はまだ新年のことを考えるには早すぎますが、大晦日の少し前にご覧になられることをおすすめしたいと思います。元気になれる一本の映画で、よき年にむかっていけたらいいですね。

  ところで、この映画を見ながら思ったのは、こういう何かの区切りというのがとても大事かもしれないということです。 そして必ずくるカレンダー的な区切り…そういうのが一番で”シンプルな理由”でよいのかなと思いました。 でも、日常的には、そういうふうにカレンダーで区切れることは少ないかもしれません。

  たとえば、このブログを、いつ閉めようかなあ…とずっと思ってきました(いろいろな場面で気が付いておられたかたがおいでだと思います。)が、その区切りが難しいです。

 ブログを閉めようと思ってきた理由のひとつが、ブログというシステムを自分が活かしきれなかったことにあります。つい、ブログの更新のしごこちをHPと比べてしまうのです。

 HP… 某ひゅーれっとぱっかーどの略でもなければ、高圧(はいぷれっしゃー)の略でもありません。ホームページ…です。 

 このブログを開く前はずっとHPの形で映画と本のことを書いていました。 HPをやめた理由は、OSが変わっていき、HP作成ソフトもアップデートしていくうちになぜかいろいろとその両方の相性が悪くなってしまって、うまくページデザインをかえ、たりしていけなくなり、テクノストレス?をためてしまったからと、自分の状況が変化したことによります。

 でも、閉鎖してしまうと、なんだかそれはそれでさびしくなって、このブログをはじめたわけです。しかし、ブログは簡単に更新できるものの、整理整頓とかいろいろな点で、HPのようにはいきません。きちんとカテゴリーわけして、過去の記事とのリンクの更新をこまめにすればよいのだとは、しばらくたってほかのかたの素敵なブログを見てやっとわかったのですが、自分はそういうこともせずにここまで来てしまいました。

  ずっとホームページで更新されておいでのかたや、ブログでも、きちんと整理整頓しながら更新を続けておいでのかたのところを読ませていただくと、ああ、しまった…とばかり。

 先週のこと、あるオフィスにお邪魔したときに秘書のかたの机の上に、HP制作ソフトとその解説書が置かれていました。”ボスに、このとおりにしたらできるから作ってみてと言われたので”と言われておいででした。… 懐かしい、懐かしいソフトです…。思わず、箱を手にとらせてもらってしまいました。

 整理整頓していきやすいHPにするか、ブログをきちんとカテゴリー分けしていくか…。このブログをここから整理整頓しなおすよりもリセットかな…と思ったり。

 とはいえ、今は、いろいろなことが自分には不足しています。お財布のこと、時間のこと、余力のこと。また、ちょうどOSの転換期でもあり、そんなこと、あんなことで迷っております。 

 … なんだかここは生存証明的なことを多く書いてきてしまいましたが、本当は”棚”… 本棚とか映画棚とか旅棚とか… もう一度そんなふうな場を作りなおしてみたい気がしないでもないのです。その一方で、既存の空間があることも自分には楽なことで…。

 …実は、自分の中での区切りとして、このブログは777番目の記事を書いたら閉じよう…と思っていたのですが、これはドイツ関係のことを書いているときにあっさりその中で過ぎてしまいました。次は888? 999? とか思ってみたりもするのですが、自分の中ではそれも違うような気がしています。また、そんなふうに、5、4、3、2… と自分の心の中でカウントダウンして閉じるのも難しそうです。なにかのいきおいで、ボタンを押すしかないのかな…。

 ブログやHPをされておいでのかたで、やめようかなぁとか、やりなおしてみたいなぁとか思われたとき、どうされておいでなのかしら… と考えてしまいます。 

 もーし、この先のどこかで、こちらにアクセスしていただいて、突然消えていたら、あ・・・ 突如大晦日のカウントダウンを始めてしまって、ボタンを押してしまったのか… とご理解ください。その、時ちゃんとご挨拶できないのですが、おいでいただいたこと、感謝していることを、ここに書かせていただきます。

 この映画の中に出てくる女性が、この一年にしようと思っていたことのリストを手にしているのですが、私の年初のリストのひとつに、”ブログの整理”ってありました。うーん… うーん… と、心揺れる秋です。

  と書きつつも、多分、このままで秋は進むかもしれず…。

  しかし… ひだまりのぴょんの大晦日&新年は、太陽暦か太陰暦か、マヤ暦か…はたまた…と。 そんなこんなを考えてしまいながらの映画でした。

| | コメント (0)

【映画】クレアモントホテル

 … しみじみとしたよい映画にまた出会えました。

 クレアモント・ホテル という、ロンドンのホテルに長期滞在する老女と、ひょんなことからその老女と知り合った、若き作家志望の男性のストーリーです。

 老女は、いくつかのトランクを持って、ロンドンのクレアモントホテルに到着しました。とりあえず1か月の滞在予定です。広告で”料理が自慢”と書いてあり、とても素敵そうに思えたホテルでしたが、到着してみると、自分が思っていたのとはずいぶん違うホテルでした。 

 さびしげなフロント。よたよたしたホテルマン。旧式のエレベーター。案内された部屋は狭くて、ベッドと小さな机と箪笥と、それからとびきり小さなテレビ(しかもポンとおいてある感じ)だけ。バスルームは廊下を歩いていかないといけなくて、カーテンをあけてみると、窓の外は隣の建物の壁と屋根。…およそ、初めてのホテルの部屋に入ってがっかりするすべての要件をカバーしているようなオープニングでした。

 さらに、夕食の時間に、”第一印象が大事”とドレスアップして食堂に降りたものの、食堂で食べている人たちは、そんなにドレスアップしているわけでなく、雑誌を読みながらだったりで、ほとんどの人がひとりで黙々とディナーにむかっています。

 サービスされた食事は、たぶんとても冷めていて、たぶんとても美味しくなくて。…

外国でそこそこに裕福なシニアのかたというのは、ホテルでこんなすごしかたをされるのでしょうか。私のようなものには考えられない贅沢でちょっとびっくりしました。でも、一人でずっと過ごすホテルは退屈なようです。そこに同じようにいるかたとのおしゃべりも、いつ来てくれるかもわからない孫のことなどの話ではネタがつきてしまいます。スクラブルのようなボードゲームとワーズワースの詩集で過ぎていくには時間が長すぎます。

 そんなときにめぐりあったのが、作家志望の若い青年でした。ポストに郵便を投かんしにいったときにこけてしまった老女を、そのそばの地下にある自分の部屋かたみかけた青年は、彼女を自分の部屋に招き、けがの処置をしてあげます。そして、”ちっとも連絡をくれないロンドンにいる孫息子”になりかわって、青年が老女のいるホテルでディナーを共にする約束までするのです。そして、青年と老女の交流がはじまります。

 美男子?の青年がディナーにあらわれ、ホテルの滞在者の注目の的となっていくシーンはとても興味深いものでした。青年は老女のことを小説に書こうとしていきます。そして、青年、老女ともに抱えているさまざまな想いがだんだんと描かれていくのです。

 老女がいくら連絡してもなしのつぶてだった本物の孫息子がホテルを訪れるシーンがあるのですが、老女は、”美男子の青年”を孫息子として紹介しているために、本物の孫息子が突然来たときには大慌て。そして、ホテルの人たちも、本物の孫息子のほうを、まさか”ホンモノ”とは思わず…。 また、ホテルの人たちの中で、淡い想いも芽生えますし、どうしても避けて通れない病、そして人生の幕が閉じられるときともむきあっていきます。 

 家族の諸問題他、いろいろなことを深く巧みに内蔵した作品でした。 

 巧みなユーモアを随所に感じる、しっとりとじっくりと魅せられます。

 … 少なくとも週1本は、レンタルDVDで映画を見ることと、電車・バスの中では小説を読むこと(書類は読まない)… が、この秋の自分の目標?です。 要領が悪いもので、時間の使いかたが下手でとほほな日々をなんとか…と思ってのことなのですが、読書のほうは、早くも頓挫。時間不足で、交通機関の中では”読まないといけないもの”を読むか、爆睡してしまっているのですが、映画をみるほうは、今週もこの作品と、もうひとつよい作品を見ることができて、嬉しいです。ちなみに、もう一本は、”リメンバー・ミー”という、大事な人(母親、兄)を不幸なできごとで亡くし、心に傷を持つ男女がめぐりあって… という大事な人の死との向き合い方の映画でしたが、この映画はネタバレなしに感想を書くことがとても難しくて、ここでは書きません。が、こちらもぜひ…とおすすめします。ああ、このあとあれが起こってしまうに違いない…と、どきどきして息がつまるような終盤のシーンのあと、それでもなおポジティブな気持ちをもって終えていけるのがこの映画のすごいところだと思いました。

 ところで、クレアモントホテル…は、ホテルライフムービー?としても興味深いものでした。 その昔、ツアーでヨーロッパなどをまわったときには、どこも1、2泊で、次々に移動して、スーツケースから取り出すのは翌日に着る衣装などだけ。スーツケースをあけるメインの理由は買ってきたおみやげを入れること…だったのですが、近年でかけるときは、どこかに数泊する…というようになりました。たとえば今年はリオで同じホテルに6泊。ドレスデンでは、最初のホテルに5泊。それくらいいられると、到着したらまず、スーツケースの中から、服をクローゼットに移すことになります。(しわのばしも含めて…) 備え付けのハンガーはほとんど全部使って、それでも足りないのでたいてい日本からも持参。ひきだしにもセーター類ほかを入れていきます。 机の上にもPC関連のもの、化粧品、お菓子ほか…いっぱいだして。

そうすると、なんだかホテルの部屋が自分の部屋?に近い気がしてくるのです。もう今はどこにも出かける予定はないのですが、もーし、もーし、先でまたどこかに行けるとしたら、くるくるとホテルを変わる旅よりも、どこか一か所に居られるたびにしたいなぁと、この前の旅行の間も、またこの映画をみてからも思いました。人生短いので、できるだけあちこちをまわろう!というのもまた旅であり、人生短いので、どれだけ頑張っても全部はまわりきれない。それからば、どこかをゆっくりみよう♪ というのもまた旅かなと。

そんな点でも、この映画、自分にはあっていると思いました。

035_2
 

 おまけの写真はこの前泊まったホテルです。デスクがちょっと変わっていて、三角形の部屋の角をとても上手に利用できていると思いました。

| | コメント (0)

【映画】未来を生きる君たちへ

 デンマークを舞台に、二人の少年とその親のことを描いた映画、「未来を生きる君たちへ」を、レンタルDVDで鑑賞しました。前回書いた、「神々と男たち」と前後して見た作品ですが、これもまた素晴らしい作品でした。

 少年Aは、父親はアフリカで貧しいひとたちの治療にあたる医師で、父親が時に帰国するのがとても楽しみ。でも、母親(やはり医師)と父親は別居中。学校では友だちにいじめられています。

 少年Bは、母を亡くしたばかりで、少年Aがいる学校に転校してくるのですが、転校早々、Bとは隣の席になり、そのBをいじめている少年たちをやっつけ返します。それからがいろいろと問題に発展していくのですが、少年二人とその親と、そしてアフリカの地での妊婦のおなかをいたずらに引き裂く悪党と、デンマークでの学校での本音と建て前的なものが、淡々としたタッチの中でも丁寧に描かれていて、およそ1本の映画でこれだけのものを込められるなんて…と、その質の素晴らしさにびっくりしました。

 本当に映画らしい映画を見た気がしました。 これも神様からの休暇?のおかげ?でしょうか。

 ネットでこの作品のことを少し調べていますと、原題は”復讐”という意味だそうです。この映画の邦題にはそれはふさわしくないかもしれませんが、かといって、今の邦題では、この映画の持つメッセージ性をカバーしきれない気もして、かといってではどんな題ならばよいのかしらと思っても案がうかばない、深い作品でした。秋の一作としておすすめします。

 映画の中には、子どもの世界だけでない、大人の世界もよく描かれていましたし、北欧諸国の間のそれぞれの国の意識?のようなものも見え隠れして、興味深いものでした。(コミック…”ヘタリア”で読むようなところも…) それに、アフリカの地の状況がでていたからでしょうか。帚木蓬生氏の”アフリカの蹄”なども思いだしました。 デンマーク人の医師を演じている俳優さん… しぶくて自然体で素敵でした。そんなことこんなこと、あれこれ。

 … その昔、すごくしんどかったときに、ひょんなことから出会った”レッドオクトーバーを追え!”と”ニューシネマパラダイス”を見て、映画ってなんてよいものだろうかと思った記憶があります。また、さらにその後、長いトンネルの後で”ノッティングヒルの恋人”を見て、また映画を見たい!と思ったこと…。そんな転機と同じように、今回の2本の作品(神々と男たち、そして、未来を生きる君たちへ)に出会えたことが、なんだかまた自分を映画の世界にむけるきっかけになりそうな気がしています。

  … ふーっ。大きく深呼吸の秋です。

| | コメント (2)

【映画】神々と男たち

 久々に、これはご紹介したいという映画にめぐりあいました。

 「神々と男たち」という、アルジェリアでイスラム教徒による拉致されたキリスト教の修道士たちの実話をもとに作られたフランス映画です。フランスでは大ヒットした作品だそうですが、なんの予備知識もなく見まして、「!」となりました。

 … 映画はずっと、アルジェリアでの修道士たちの日常を淡々と描いていきます。アクション映画などに慣れているともしかしたら退屈?かもしれない長さで続きますが、ひとつひとつの場面がとても丁寧に、大切に描かれていて、その良質さは映画全編を通してのものです。そして、修道士たちは、危険のあるこの地を離れてフランスへ帰るかどうかという選択の必要に直面するのですが、そのときの修道士たちのミーティング?でのそれぞれの意見の表出はみごとです。そしてそこから、また彼らがそれぞれどんなふうに考え、考え直し、そして最終的な決断に至るのかが、丁寧に描かれています。

 映画の中での音楽は、修道士たちが歌う讃美歌がメインです。それはそれは美しく、音痴な私は、(あ… 私では修道女になれない… )と思わず思ってしまったほどです。そして、そんな音楽の中で、ただひとつだけ別の音楽が流れるシーンがあるのです。チャイコフスキーの”白鳥の湖”です。修道士たちの”最後の晩餐”といえるシーンで、ある修道士がこのテープ?をかけるのですが、この曲が流れるシーンは本当に素晴らしいです。ひとりひとりの修道士の表情に浮かぶなんともいえない穏やかなものは、悩み、考え抜いて達した結論があるからだとも思えるのですが、その目に光るものもあり、穏やかな微笑みに強さも感じ…。本当にぜひ見てくださいとしか言えないシーンです。また、眼鏡のくもり…など、実に細かいところまで監督が気を配っている…本当にはっとさせられるシーンでした。修道士の世界、白と黒との世界の中に、一点、鮮やかな赤い点をみたように思えて、その赤い点に象徴される”人”という原点を感じずにはいられませんでした。 

 絵画を見ていると、そのひとつひとつの部分にどんなことが込められているかよくわかることがありますが、この映画は、まさにそんなふうに丁寧に大切に作られていると思いました。

 そしてクライマックス…。そこでもまた修道士たちが、ひとりひとり、彼ららしく行動します。この映画のタイトルが、”神々と男たち”という複数形である意味がよくわかりました。本来ならば、イスラム教もキリスト教も一神教なので”神”と単数であるべきなのに、それが複数になっていること、それから”男たち”も複数になっていること。… 邦題には時には首をかしげてしまいますが、今回のこのタイトルは含みのあるよいタイトルだと思いました。(あ、原題… ノーチェックです。フランス語、わかりませんし…)

 この映画で、アーメンとインシャラーがともに唱えられる(書かれる)シーンがありましたが、自分の信仰している宗教と、自分の信仰とは違う宗教への敬意を感じ、そんなところにもうたれました。 

 … 夏のキリギリスライフのために、ある程度想定はしていたとはいえ、この10月のあわただしさは想定以上でした。実はまだ、旅の間に届いて封もあけていないDMほか急がない単なる通知系郵便物が、どっさり袋に入ったままというようなありさまです。(このブログを書いているあいだに封をあければよいのですが(^_^;)… それはそれ。これはこれ…)

 とうとうからだのほうがねをあげたようで、頭痛と発熱でダウンし、さらに翌日、左のわきがとても痛くなって何もできなくなった日に、この映画を見ました。(その直前に、せめて週1本の映画と少しの読書タイムは取り戻したい…と思ってレンタルしてきたばかりでした。) 最近、つくづく思うのが、週に一度、強制的?にお休みをとる”安息日”は神様からの知恵かも?ということです。

 秋は、本当にあれこれで、一年で一番いろいろ行事などがある季節。特に土日もダブルブッキング状態になることがままあるのですが、土日は無理でもどこかでちゃんと、なーにもしない時間をとらないと…と、思いました。しないといけないことがあると、ついそちらをしてしまうので、熱がでるとか、どこか痛いとかの状態を神様がプレゼントしてくれるのかもしれません。… 病気は神様からの休暇プレゼント♪… と誰かに以前いわれたことを思いだしました。そんな休暇にこんな神々と男たち…の映画にであえて、本当によかったです。

 ちなみに息をするのも痛くて、動かすとまた痛くて、いきなりの原因不明の痛みに、ひぃはぁしていたとき…もしかしてまた肋骨を折った?…でも転んでいないし…?と思ったのですが、薬をぬって、安静にしていますと2日ほどでずいぶん楽になりました。ほっ…。バスタブ怖い症でした!?

 さて、安息日も終わったし、その間にまたしないといけないことがたまったので、またたっくるの日々です…。

 大好きな季節でもありますので、次の安息日?まで、走りましょう…。とりあえずは食欲の秋を走っています♪ ん?

| | コメント (0)

【映画】ニューヨークの恋人

 ふふっ♪… 心がほわほわふわふわできるような幸せにひたれる映画が見たい… と思いレンタルしてきました映画が、当たり♪で嬉しくなりました。 … レンタル屋さんの棚のおすすめ文句は丹念によく読むべきですね♪

 

 ”ニューヨークの恋人”… 現代のニューヨークと100年以上前?のニューヨークを結ぶ不思議な恋物語で、白馬の貴族をヒュー・ジャックマンさん、現代のキャリアガールをメグ・ライアンさんが演じている、本当に直球の気持ちのよいラブストーリーでした。

 

 さまざまな小さな設定もとてもよくできていて、おもわずにやりとする場面もいろいろ。また、過去と現在を結ぶお話では、”過去を変えてはいけない”という大前提にどうたちむかうかという問題がでてくるのですが、その解決法は目をみはるものがあり、でもそれはそれでまた… なるほどと思いました。ネタばれになりますのでここは具体的には書きませんが。

 

 … 男性のかたがご覧になられるとどう思われるかはわかりませんが、(こんなこと、やってられないよぉ…となられるかも)、女性のかたの多くは、”わぁ… こんなこと、されてみたい…♪”と思われることのひとつやふたつ、あるいはもっとでてくるのではないかなと思う、それはそれは紳士的で優しい、ほんとうに心みたされるような、素敵な王子様的行動に素直にわぉ♪と思いました。

 

 こういう行為を、さりげなく、違和感なくするには、現代の男性で表現するには難しいから、こんなはるか昔の貴族という設定にしたのだろうということはよくわかりましたが、現代の男性の恋のお手本?になるかも…です。

 

 女性のかたには、ほわほわふわふわの王子様ストーリーとしておすすめいたします。

 

 メグ・ライアンさんが、実によくあっていると思いました。ふっと思ったのが、メグ・ライアンさんのこういう作品でのよさというのは、もしかしたら、メグ・ライアンさんの表情や手のアクションなどで、今、相手の男性からどのようにみつめられているかが、よく感じられること…という気がしました。

 うまく書けないのですが、メグ・ライアンさんの演技をみていると、カメラのほうにいる相手の男性がどんなまなざしを今注いでいるのかがわかる…というか。

 

 あせっているとき、ときめいているとき、わぁ・・となっているとき、そんなメグライアンさんの表情を作っている相手の男性のまなざしがわかった気になるのです。これは、ユーガットメールでも感じました。

 … 誰かからどんなまなざしで見られたか。もちろん、好意ばかりでなく、好奇心だったり、珍獣を見るようなまなざしであったり、はたまたしろーい目であったり、あれこれと…。そんな一瞬の記憶って案外残っているもので、むしろその一瞬のまなざしの記憶が瞬間冷凍パックされて、今度は自分のその人への思い出像に結びついていっている…気がします。そんなことをちょうど思っていたところでしたので、このメグ・ライアンさんが”見ている、(相手の)まなざし”が気になりました。

 王子様の、包み込んでくれるような、淑女に対する素敵なまなざし… を感じたい女性のかたにおすすめの作品です♪ 細部にわたる設定もお楽しみを。

 また、これもネタばれになるので書きませんが、映画の最後のほうに、メグ・ライアンさんの元カレさんが言うセリフが、とても心にひびきました。なるほど…ねっと。

 

 …それにしても、”ノッティングヒルの恋人”にしても”ニューヨークの恋人”にしても、邦題がなんとも芸がなさすぎ…な気がします。でも、その一方で地名に”の恋人”とつけるだけで絵に(映画に)なるところって、それなりのところなのかもしれませんね…。… おすまいの地域名に”の恋人”をつけられてみられるとどんなストーリーがイメージできますか?

  私は出身地が北九州なのですが、”北九州の恋人”… うーん。どんな映画になるのでせう…。メグ・ライアンさんや、ヒューさまで似合う映画ができるといいのですが…。なんだかイメージが違う気がします…。ふみゅ…。このタイトルだと、どんなキャストでどんなストーリーになるのか…。

| | コメント (0)

”お気に入り”の映画

 … ふーっ。最近、ちょっとあれこれありすぎで、珍しく悩み事をいくつか抱えてしまっています。単細胞で、日頃はあまり悩み事を抱えるタイプではないだけに、慣れない状況に陥っていますが、その中のある件では、ありがたいアドバイスをいただき、やっとすっきり結論を出すことができました。さらに、これからどう歩いていけばよいのかなどの貴重なアドバイスもいただくことができましたので、納得充実。でも、結論がでた!と思ったら、全身脱力、へなへなとなってしまいました。

 そんなこんなで、時間貧乏で、個人的なメール、お手紙のお返事すらここ1週間、手つかずで遅れてしまっています。(ごめんなさい!)

 それなのに、ふっと気が抜けてしまい、この連休。映画を見ながら書類整理、衣替えでもしようかなと思い、レンタル屋さんに行きました。

 このところ、レンタル屋さんにはほとんど行くこともなく、たとえレンタルしてきても見ることができないまま返却すること続きだったので、なんだかふっとひとやすみしたくなりまして、久々に店内の棚のあいだを、うろうろしました。

 どんな映画を探していたかと申しますと…

 (1) 心がふわっとつつまれるようなほわほわしたやわらかな映画で

 (2) 恐いシーン、ハードなシーン、どろどろしたシーンがなくて

 (3) 妙に大人?っぽくない、ラブストーリーかヒューマンストーリーで

 (4) 過度の笑いとりもなく(コメディを見るには疲れすぎ) 

 (5) さらにもちろん、素敵な俳優さん♪がでている、ふふっ☆って思える作品です。

 … なんだかものすごく、自分を甘やかして、ぽわぽわぷわぷわしたい・・・ って思ったのです。 が、さて、いざとなるとなかなかそんな映画が見つからなくて。

 大好きな俳優さんの顔を思い浮かべようにも、久しぶりなので、レンタル屋さんでも最初は情けないほどに浮かんできませんでした。でもなんといってもそのあたりの楽しいことには反応がどんどんおこってきますので…やがてはだんだんとエンジンがかかってきました。

 ティム・ロビンズさんは好きだけれど、最近はあまり作品がなく、しかもいつもちょっとひねったものが多いので、ショーシャンクとナッシングトゥルーズ以外は思いつかない。

 サム・ニールさんも好きで、”月のひつじ”などはほんわりできるけれど、ほんわかラブストーリーが見てみたいので、そういう作品は浮かばない…

 コリン・ファースさん…素敵…♪ ”シングルマン”をまた見てみようかなと思ったけれど、男性同士の…よりは、男性と女性のストーリーのほうがなんとなく疲れない…。

 トム・ハンクスさん…素敵ですが、ちょっといい人過ぎ?の作品が多くて、ちょっとそれも今はしんどい。 ”ユーガッタメール”ですらちょっと明るすぎ…。ダビンチコードの気分とも違う…。

 その他、リーアム・ニーソンさん、ジャック・ぺランさん他… 

 でも、結局、心に浮かんだのはヒュー・グラントさんの”ノッティングヒルの恋人”でした。”ラブ・アクチュアリー”も幸せになれそうな気がしました。

 自分の心が疲れたときに、”心が戻りたくなる映画”… それが”お気に入り”なのだと思いました。

 ノッティングヒルの恋人もラブアクチュアリーもDVDはもっていますので… 結局レンタル屋さんでは、”あのシーンをまた見てみたい!”と思ったシーンがある映画を2本と、昔からタイトルだけはよく目にしていて、でもなんとなく手にとることがなかった映画を1本、それに私の癒し系ドラマ BONESを一本 借りて帰りました。

 3連休初日の夜に借りてはきたものの、宿題山積みでまだ見ることもできません。でも、今度は返却までに少しでも楽しめたらと思っています。

 時には、お姫様のように無条件にふわっと包まれたい… そんなときには、やはりヒュー・グラントさまかも♪

 また、”お気に入り”っというのは、インターネットエクスプローラーの中にあるだけでなくて、数少ない自分のDVDコレクションにぴったりあった言葉なのかなと思いました。

 … ほんの2時間。ノッティングヒルの恋人を見ながら、さながらヒューさまに限りなく優しくされるような気分にひたれる、つかのまのお姫様気分も、映画を見終わればまた馬車がかぼちゃにもどり、御者がねずみにもどるように、あっというまに現実の日々になってしまうのですが、また頑張りましょう♪ とにかく今は、ほわほわ切望。

 

| | コメント (0)

携帯メール苦手人間の救済

… 携帯電話を使ってメールをうつのがとても苦手で、いつも入力する文章を唱えながらよっこらしょと両手で入力するので、周囲の人によく笑われます。だから本当は携帯メールは使いたくなくて、アドレスもほとんどお教えしていません。でも、特に少し年長の女性の知人たちでは、パソコンメールを使わないという人も多くて、そんなかたへのメールは、どうしても携帯へとなります。そして、パソコンからそのかたがたの携帯にメールを送ると、配信不能…となることも多いので、いつもとほほとなっていました。携帯で、携帯へメールを書き送るのはいつもストレスのモト?になっていました。

 …ところが、なんということはない方法を発見♪

 (1)自分のパソコンでメールをうつ。

 (2)自分のパソコンから自分の携帯にそれを送る。

 (3)自分の携帯で受信したそれを、本来送るべき相手に”転送する”

 

 … たったこれだけで苦手解消♪

 

 いきなり私から、まともな長さ?のメールが来たと、今日受信した知人はびっくりしていました。すごい上達でしょ♪… と内心にっこりしておりました。(^^)V

 … こんなバカなことで悩んでおいでのかたなんてそうそうおられないかもしれませんが、もしも同類のかたがおられましたらお試しください。

 

 

 携帯で苦手だった英文メールは、ずいぶん上達?????しました。予測変換のおかげです♪ が、予測変換を使おうと思うと、ブランクをいれられないので、たとえば

 "This is a pen"が"Thisisapen"

 になります。これは読み手さんが、いつもニヤリとわかってくださっているようなので、OKということで♪ … ほとんどの通信って、定型文?ができてくるものだなぁと思うことしきりです。

|

【映画】サンタクロースになった少年

 とんでもなく季節違いなのですけれど、サンタクロースは、なぜにあんなことをはじめたか…という、クリスマスシーズンにぴったりの映画をレンタルDVDで鑑賞しました。

 幼いころに孤児になってしまった少年、ニコラスは村の人の好意で、村の住人の家(6軒)でそれぞれ一年ずつ、めんどうをみてもらうことになります。毎年クリスマスのころに次の家に…という暮らしを毎年余儀なくされるのですが、村の人たちは貧しい暮らしの中でも少年に心をかけ、そして少年は村人への感謝の気持ちを、クリスマスに手作りの小さなプレゼントを子供たちに贈ることであらわします。シャイな少年は、誰にも自分がしたとは言わずにプレゼントを戸口の前にそっと置くだけなのですが…。やがて6年が過ぎ、6軒目の一年が終わるとき、村に未曾有の不況がおそい、彼の七年目を引き受けたのは、村に大工仕事の製品を売りにくる、口の悪い大工でした。しかし、その大工の家で、ニコラスは腕をみがき、心も通わせていくようになります。そして、ニコラスの生活を大きくかえるできごともおころうとしていました…。(あとは、映画をご覧ください)

 久々に、素直にハートにあたたかい映画に出会いまして、心ほっこり嬉しくなりました。2007年のフィンランド映画だそうです。ロケはラップランドで行われたということで、雪や木の感じ、そして低い位置にある太陽と、その光の差し込み具合が、まさに北欧…で、最近のCGなどではないまさにナチュラルな味わいをかもしだしていました。

 サンタクロースにまつわるいろいろなことをよくとりいれて、ほっこりできる稀有の作品かと思いました。なぜにあんな赤い服をきているのか、となかいさんの理由は…ほかまで、とにかくさもありなんという感じで。

 連休ということで、今日は半期に一度の大掃除?をしました。そのほかあれこれでよれよれになっていたあとだけに、久々にくつろいだ良い時間をこの映画でえることができました。

 今年は、春とは思えないほどの嵐が続きます。なんだか変な気がします。季節感…というのがほっこりしてきなものであることを大事に思いつつも… 季節違いのこの作品にひかれました。 心おだやかにすごされたいかた、連休のレンタルにおすすめです。

 ほかにも何本か借りてきました。ほかの作品もあらためまして。

|

【映画】アーティスト

 今年のアカデミーを5部門で受賞の映画、”アーティスト”を見てまいりました。

 サイレント映画時代の名優が、トーキー時代の到来とともに忘れ去られる存在となり、かわりにその名優に小さな小さなアドバイスを受けた新人女優がスターの道をかけのぼり、彼らは立場をかえてまた向き合うことになるという、とてもシンプルなストーリーです。

 

 鑑賞したきっかけは、この映画をアメリカで見た友人から、”この映画は是非映画館で。DVDで見るよりも映画館でみるほうがこの映画にとてもあっているから”ときいたからで、日本公開を待ちわびていました。

 

 が、映画館は、アカデミー賞大好き日本人でいっぱいかとおもいきや、平日の午前中だったからでしょうか。とても人が少なくて、この映画の中のどの映画館でのシーンよりも少なくて(満席の熱狂シーンだけでなく、そうでないシーンと比べても)少々、残念な気がしました。 今、さまざまな元気な映画が相次いで公開されているので、サイレント映画?は、そんな映画に比べてなじまれにくいのかもしれません。

 

 私は、サイレント映画にも、トーキー映画の黎明期にも特に思い入れのない、テレビの淀川さんの日曜洋画劇場に子供のころから育てられた世代なので、この映画の世界は新鮮でした。鑑賞前の先入観では、かなり集中して見ないと、話についていけないのかな?と思っていたのですが、音楽や、ところどころでのアクセントが上手にきいていて、しかもシンプルな流れではあり、特に難しさを感じることはありませんでした。これは作り手側さんから慣れない世代への親切なのかもしれません。

 

 映画全体としては、とてもよくできていて、盛り上がりとか、昂揚感などは、現代の濃い味付けの映画に慣れてしまっていますと、物足りなさを感じもしましたが、冷静に振り返れば振り返るほど、文句のつけようのない良質の映画であり、思い返すほどに映画としての完成度の高さを認識することとなりました。

 

 なにが素晴らしいかといいますと、”さじ加減””バランス感覚”…が素晴らしいです。

 料理にたとえていうならば、上質のだしで、上質の素材を料理し、さらにメインの調味料から隠れ調味料まで、本当ににくいばかりにまさに絶妙のさじ加減。もし、たとえばほんの少し砂糖で甘くしてしまうと、その味をそこねてしまうけれど、本当にひとつまみの分量まで吟味されているので、実に上品で味わい深い仕上がりになっていると。

 

 単に、サイレントだトーキーだというノスタルジックな話題でアカデミー賞をとったわけでなく、まさにこのぎりぎりで上質のさじかげん、バランスで映画の王道を走り、アカデミー賞をとったのだと納得できました。

 

 … この映画を、どんなシチュエーションでご覧になられたらよいのかはちょっと今、ぴんときませんが、この映画の話をわかちあえるかたと、一緒にでも別々にでもご覧になられると、豊かな時間を共有できそうだとおすすめします。

 そうそう… 犬好きのかたには、絶対におすすめです。この映画。アカデミーに主演ペット賞があるとすればこの映画はまさにその最有力候補でしょう。素晴らしいワンちゃんでした。

 

 実は、私は、これは”遅ればせながらの誕生日>自分”として鑑賞にでかけました。先週、誕生日をむかえたのですが、誕生日当日は、ちょっとラフなスケジュールで、自分のための時間を確保できなくて、日をあらためて誕生日を自分で祝う?ことに。

 直前の一年間は、自分の人生の中ではある意味で大きな転機であり、本当にいろいろなことがありました。自分の心のもちかたの舵を大きくきった一年でもありました。そしてこれからは… 何があるのか、何がおこるのか、自分がさらに変わるのか変わらないのか、まったくわからないのですが、とにもかくにも、自分のために、自分が考える一日が欲しくて、こんな時間をとったわけです。

 映画を見終えたあとは、なんだか、ドラえもんの世界のジャイアンが、できすぎくんを見てしまったような違和感を感じました。

 自分の最近の生き方を料理にたとえるならば、そこそこの素材は選ぶようになったものの、料理の仕方はシンプルに炭火焼。調味料は塩と黒こしょうのみ…。というような感じで、この映画のような、良質の出汁、さじ加減の微妙な調味料…ほかには程遠いものなので。

 でも、じわーっと、この映画の味がわかってくるうちに、たとえばこの映画を薦めてくれた友人のこれまで気がつかなかった一面?を感じたりと、いろいろな気づきがじわーっとしみだしてきました。そして、これからの一年。どこに自分が向かうのか、何をするのかまったくわからないなりに、まっすぐに向う気力と元気のようなものが少しずつ、得られてきた気がします。

 … 誕生日というのはよいもので、またおもしろいものだと思いました。いろんなかたからいただいたプレゼントは、できるだけ、この自分の誕生祝い?に持参して活用させていただきました。メッセージをくださったかたがたのことも、思い出させていただきながら映画館への道を歩き、しみじみとご縁をありがたく思いました。

 また、メッセージといえば、そんなに多くはないですが、誕生日にはあちこちから”お誕生日おめでとうございます”メールが届きました。たとえば、マイレージ会員である、JALとかANAとか。それぞれに楽しいオンラインおまけ?があって、楽しみました。生年月日という個人情報を自分はどんなところに発信していたかをチェックするよい機会になりました。

 これからまた、昔のようにまた映画や本を楽しむ生活にしていけたらと思っています。映画館でチラシをみたり予告編をみていますと、見たい映画、読みたい原作あれこれで♪…

 ちなみに、この映画。二回目からは、一回目の鑑賞券を見せると、1000円でまた鑑賞ができるとか。ふっと、もう一度味わってみたいシーンなどもあります。 味わい深い映画でした。

 

 

 

 

|

【映画】ウォール・ストリート

 

 ずっと前から気になっていた作品をようやくレンタルDVDで鑑賞しました。

 「ウォール・ストリート」… 80年代に話題になった「ウォール街」の”その後”の映画です。カリスマ投資家、ゴードン・ゲッコーがインサイダー取引で逮捕され、長きにわたる裁判のあと約8年の刑務所生活を終えたシーンから映画は始まります。 今回も、”若手”金融マンが登場し、今回の主人公は、そのゲッコーの娘と交際中。ゲッコーの娘は、父親を拒絶していて、その間をとりもちながら、物語はサブプライムローン問題で揺らぐ銀行などを舞台に進みます。

 

 見たときの最初の印象は、前作ほどのどきどきや新鮮な感覚がなく、やはり”続編”は弱いのかな…と思ったり、主人公が使う切り札?が好きでなかったりしたので、ネガティブな感想をもったのですが、だんだんとそのよどんだ感覚、疲弊、そしてその先に何があるかの表現の違いこそが、まさに”時代の差異”とそれからの教訓であるとおもいはじめて、よく作られた映画だと、それから感心するようになりました。

 

 「街」のほうの、ギラギラとせめぎあうような世界から二十余年。「ストリート」は、バブル崩壊やその後の世界経済の大波の経験値をつみ、そのうえで、一度、”落ちる”ことを経験したものが、その経験からどのように変わり、どのようにその”経験”の次を行くか、あるいはいかないか… をよく描いていると思いました。

 

 底流に人の本質の差異があることが十分に描かれています。そして、今回の映画では、なんともいえない虚無感、失望、悲しみ、怒りなどが重いおもしとしてありました。そしてその後に”次”にどう進むのか。そのために何が必要なのか、何を心に抱きなおせるのか…。そのあたりが心にしみました。 

 

 失敗とか挫折とか落ち込みとか… そんなことは誰にでも起こりうることだと思いますが、”落ちたあと”の復活の有無、その状況などを考えさせられました。

 

 要は、「V」字型(急回復)、「U」字型(ゆるやかにでも回復)、「L」字型(落ち込んだままそのまま維持、) などがあると。「I」型 (おちこんだままそのまま)もありますが…。

 どの字型になっていくか… 自分はどうだったか、どんな場合ならばどれになるか… それはまた何故そうなるのか。いろいろなことを考えているところです。

 

 お名前をチェックせずですが、ゲッコーの娘を演じたかたの雰囲気が好きでした。 

 

 もう一度見たいのだけれど、とりあえずレンタルショップに返却せねばなりません…。またいつかじっくりみたいと思います。

 この感想を書きながら、キーボードのアルファベットの形を眺めていますと、おもしろいです。アルファベットから、いろいろとストーリーができそうです。

|

より以前の記事一覧