« バスタブ怖い… | トップページ | ドレスデンのトラム »

ドレスデンで電車に乗るときは…

 リクエストいただきまして、ドレスデンから電車に乗って失敗したお話を…

 ドレスデン駅は、いわゆる拠点駅で、ここからベルリン、フランクフルトなどドイツの主要都市だけでなく、プラハ、コペンハーゲンなどの外国へも行けます。もちろん、あたりまえながら近場にも。

 切符の買い方は2通りあります。ひとつは、駅のいわゆる”みどりの窓口”で、行先を告げて買うこと。 英語で最低限必要なことは通じますし、言葉が通じにくくても、紙に書いていっておくとずいぶん通りがよいです。 もうひとつの方法、自動券売機よりも、この窓口買いのほうが、私には簡単だったので、昨年は、もっぱらここで、ライプチヒ行のチケットなどを買いました。

 切符を買うもう一つの方法は自動券売機で買うことです。駅の中に何台もあるこんな機械です。

925

 

 英語表示に切り替えまして、出発駅、到着駅、今すぐかとか時間帯はとかを入力すると、代金はいくらだよ♪と表示されるので、紙幣やコインで相当額をいれるとチケットがでてきます。財布にたまってしかたないコインの消費にはとても便利です。

 ただ、ここで注意しないといけないのが、出発駅と到着駅の名前を入力するときに、最初の3文字くらいで候補地がだだだっとでてくるのですが、綴りを間違っていれてしまうと、その候補地にでてこないのであせります。行先の地名をドイツ語でどうつづるのか…って案外覚えていないものです。

 たとえば…ドレスデン、ライプチヒ、ベルリン、フランクフルト… さて、これらの地名の綴りの中のRとL…どちらがどちらかわかりますか? また、同じドレスデンでも、ドレスデン中央駅なのか、ドレスデンのまんなかなのか、ドレスデンの新しい駅 なのか… いろいろと冠にドレスデンがついた駅がでてきますので、行先を正確にメモされておくことはおすすめです。
 

 行先の地名さえきちんとわかっておけば、チケットをこの機会で買うのは難しくありません。今回は、この機械で買ってみたのですが、なんだか銀行のキャッシュディスペンサーでの振込先入力みたいに思えました。

 ちなみに、私が失敗したのは、マイセン… 高価な陶磁器で有名な街 …に行こうとして切符を買ったときです。マイセンというシンプルな名前の駅だけでなく、マイセンうんたら、マイセンあーたら…とあるので、どこまでかなぁと(実は、その直前まで行く気がなくて、突然行くことを決めたので予習ゼロ…で)迷って、適当に買いました(”マイセン”を)。価格は、片道5.6ユーロ(くらいだったと思います。)。

 それから、他のかたと、”○○駅は何時何分に出る列車に、それぞれの駅から乗ろう”と待ち合わせていた列車に乗り込んだのですが、ドレスデン中央駅には改札口がありません。 そのままひょんと列車に乗ってしまいました。 

 …

928

 ドレスデンからマイセンまでは電車で30分ほど。

 途中の駅からは、このマイセン行きにお誘いくださったかたとも無事合流でき、車窓からの眺めを楽しんでいました。そこに車掌さんが検札に来て、まず少し離れた席にいた合流組のチケットをチェック。OK。OK。ダンケシェーン。

 が、次に私のチケットを見て、わぁわぁとなにやらまくしたてられました。はへ?…意味は不明です。ただ、なんとなく怒られていることだけわかります。ちゃんとチケット買って、ちゃんと見せているのにどうしてこんなに怒られないといけないの?? 車掌さんは、ぶつぶつと怒りの言葉(かどうかもわからない)を言われているようなのですが、私にはわかりません…。とうとう車掌さんは、切符になにやら書かれて、私に渡されました。それでも意味がわかりません。… 

 

 じーっと見ていますと、そこには15ユーロと書かれていました。

 え? なぜ? ちゃんと買ったのに…。 

 

 で、たまたま手元にありました、DB(ドイツ鉄道会社)の近距離時刻表をみていますと、一番したのほうに、15ユーロって書かれているところがあり、うーん…とそれから推論して、何かの罰金なのだろうと思いました。

 

 …とうとうその時はわからないままで、とにかく降りた駅で見せてきいてみよう…と思っていました。その間十数分。落ち着かない時間でした。そして、合流組さんと一緒にマイセンの中心の一つ先の駅(合流組さんは綿密に計画をたてていたかたがいて、全部地図で調べておられて)で降りたのですが、その駅には、駅員さんらしき人もいなくて、結局そのままになってしまいました。

 

 それで、あとでネットで調べてみますと、これは、刻印器に通していなかったのが悪かったようです。ドレスデンをはじめ、駅に改札はないのですが、刻印器があり、それを通して乗らないといけなかったのです。

 ちなみに、前回の旅行では、全部”みどりの窓口”?で買っていたので、切符にはその日の日付や、乗る列車などが記入されていました。その紙は大きくていくら頑張っても刻印器にとおせません。つまり、そこに日付などが明記されているので、それでOKなのです。でも、自動発券機で買った切符は、そういうものが記されていないためにちゃんと、刻印器を通さないといけない… ということだったのです。

 

 ドイツでは、改札がないかわりに、不正乗車の時の罰金がとても高額だとはきいていました。知人が昨年旅行したときに、市内で2ユーロほどの距離だったのですが、切符の買い方がわからなくてそのまま乗って、車掌さんがまわってきたら切符を買おうと思って2ユーロにぎりしめていたのに、結局40ユーロ、罰金を払うことになったと言っていました。

 

 改札がないかわりに、検札の時の罰則を厳しくしているために、利用者はちゃんと切符を買うようになっているのだそうです。もともときちんとした国民性もあるのでしょう。検札も、日頃の通勤列車などよりも、人々が慣れない路線を旅するような秋の収穫祭シーズンなどによく行われるとも読みました。

 

 … ちなみに、切符を持っていない不正乗車のときは、次の駅で下されて身分証明書(パスポートなど)を提示して罰金も払わないといけないそうです。ネットでさっと検索してみたところ、刻印していなかった場合のことは、あまり書かれていませんでしたが、これも厳しいときには、不正乗車なみに扱われるのだそうです。

 知らなかったとはいえ、ルール違反をしてしまったのですから、私のあの列車でのなんともいえない時間…くらいはしかたないですね。あとで思うと、あの車掌さんは、私が単純にあまりに知らなくてしてしまったのだとわかって、罰金をとらないかわりに注意を促す意味で、15ユーロと持っていた切符に書かれたのでしょう。今にして思えば優しい車掌さんだったと感謝しないといけないわけです。(ちなみに車掌さんというより検札官…と言われるひとらしいです)

 

 はい。…しっかり懲りました。その後、意味がわかったので、帰路はもちろん刻印器…ちゃんと通しました。次の日にフライベルグというところに行くときもものすごく注意しました。

 

 ドイツを列車で旅されるかた。刻印をお忘れなく!

 

926

  …これを書くために、今、ネットでいろいろと検索していたのですが、本当に罰則は厳しいようで、今にしておもえば、この検札のかた、優しいかただったのだなぁ…と思います。それでいてきちんとわからせてくださいましたし。

 

 今回の最大の失敗は、とにかく”旅”という意味では準備不足でした。ドレスデンで自分がしなければいけない用事のこととか、そのほか出発前に心にかかっていたことなどに気をとられて、”旅”の下調べを一切する暇がなかった…。だから、どこかの観光地に… というのも本当に考えられなくて、たまたま、ドレスデンの会合で出会ったかたがたに声をかけられたところだけついていったり(それはそれで、ものすごく楽(らく)で楽しい時間でしたが♪)、あとは市内で、以前見ていなかったところをみてまわったり、教会のコンサートなどをめぐったりですごしました。

 ちゃんと調べていたら、こんな列車の切符のルールも知っていたでしょうに…。ということで、旅をされる前には、たとえそれがどんな旅であってもしっかり調べていかれておくことをおすすめします。

 はぁぁ…。

|

« バスタブ怖い… | トップページ | ドレスデンのトラム »

コメント

職務履歴書のダウンロードさん、コメントありがとうございます。拙いお話ばかりで、なかなか更新もできませんが、よろしければまたお読みいただけたら幸いです。

投稿: 管理人ぴょん | 2012年10月22日 (月) 06時33分

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 職務経歴書のダウンロード | 2012年10月22日 (月) 01時19分

山山さん、コメントありがとうございます。刻印器は、ターミナル駅だと、駅舎の切符売り場がわから歩いて、ホームに入るスタート地点(おわかりいただけるでしょうか)にあって、そうでない駅だと、ホームの階段のすぐ近くにありました。”刻印するぞ”って、意識すれば、すぐ探せる場所です。… これって、つまり、日本では見送りの人がホームまでくるときには入場券がいりますが、ドレスデンとかではいらないわけです。一度地方の駅で、そこにいる知人が駅まで送ってきてくれたときに、まさにホームまで送ってくれたのですが、その知人は”入場券”などなにも買いませんでした。
似た駅名についてはまさにおかきになられているような感じです。浦和○○、 浦和△△… というようについたときに迷う感覚です。それから、たとえば、清水(静岡)、清水(京都)…というように(そんな駅があるかどうか私は知らないのですが)同じ地名で、別々の場所にあるときもよく知っていないと買いにくいです。それで、昨年はうまく買えなくてみどりの窓口を利用したわけです。
2階建列車はかなり走っている気がしました。今度もいっぱい乗りました。いわゆる普通の切符は”2等”なのですが、”2等”でも2階に座れることが普通にあるので、なんとなく楽しくて、つい2階席にいっていました。あとで列車の写真などをまとめて紹介できたら…と思っていますが、たいしてないのです…。とにかく今度は”旅”の準備ができなさすぎまして…。とほとほ。

投稿: 管理人ぴょん | 2012年10月14日 (日) 16時51分

刻印器 ですか。
駅には沢山設置されているのですか。
分かりやすい場所ですか。
自動券売機も名前を入力するのは面倒そうですね。
正確な綴りを知っていないと面倒なことになるのですね。
私は過去に、あまり乗ったことの無い路線で、三郷(みさと)という駅で降りところを、
その一つ手前の新三郷で降りるという失敗をしたことがあります。
紙などにメモせず、駅名で覚えていてそこで降りればいいや位の感覚だったもので。
似たような名前の駅が近くにあると紛らわしくて大変です。
埼玉県の大宮近くでは、似たような名前の駅が集中してあります。
浦和の名が付くのが7駅、与野の名が付くのが4駅。

こうしてみると、日本のスイカなどのICカード(チケット)は凄い物なんですね。
行き先決めずに列車に乗れますからね。
ピッとタッチで通過(精算)できますし、小銭(財布)の心配しなくていいし。

終着駅(ターミナル駅)は、ここ始まるという独特の風情がありますね。
ドレスデン駅の写真では、列車は二階建てですね。
二階建て列車は結構多い(本数)のですか。

投稿: 山山 | 2012年10月14日 (日) 09時33分

この記事へのコメントは終了しました。

« バスタブ怖い… | トップページ | ドレスデンのトラム »