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【読書】陽だまりの彼女

 昼と夜の長さが同じ日… となると、もう確かな冬の終わりを感じずにはいられません。

 今年の冬は寒い日が多くて、そんな日には、昔住んでいた家のひだまりをなつかしく思っていました。今住んでいるところでは、ぽかぽかした縁側…というものがなくて、本当はそこで猫のようにまーるくなって過ごしたいのに…と、そんな時間を恋しく思います。

 

 でも、そんな時間をふっと味わえるような本にであいました。「陽だまりの彼女」 という越谷オサムさんというかたの本です。中学時代にクラスで勉強ができなくて、いつも周囲にいじめられていた女の子真緒に、仕事の関係でばったり再開したとき、その子がとってもデキル女の子になっていてびっくりした主人公の一人語りで、物語が進む、ほんのり淡くてときめき、そしてちょっと不思議で胸がきゅんとなるお話です。

 内容はちょっとミステリーっぽくもあるので、詳しくは書かないでおきます。

 でも、誰かに胸がキュンとなった経験のあるかたであれば、どんなかたにでもおすすめしたい本です。

 

 恋愛小説というものを手にとるには、大きくなりすぎた気がして気恥ずかしくて、ずっとこういう本を読んでいなかっただけに、ものすごく新鮮でした。

 ひだまりならぬ、こたつのぬくもりのなかで、ころころしながらすーっといっきに読んでしまいましたが、久々にいっぱい、泣きました。

 あれ、こんなに恋愛小説を読んでまだ泣けるのであれば、私はまだまだそんなに大きくなりすぎていないのかも? と思いました。

 なんだかまたこんな本をもっともっと読みたくなりました。 素直にいっぱい泣くことができたら、大きくなっていくうちに檻のようにたまってしまったものや、花粉も(!?)流してしまえるかなぁと。

 すっかり大人になりすぎていた気持ちになっていたのかもしれません。読むきっかけをくださったこの本をプレゼントしてくださったかたに心から感謝しています。

 …街で、手をつないでいる人たちをみると、いいなぁ…☆とよく思います。そんなふうに、わずかな時間でもつながっていたいと思える相手と出会えたときって、まさにそれは心のなかにひだまりを感じられるときではないでしょうか。

 ひだまりの人は、ほっこりやさしい笑顔をみせてくれます。そんなひだまりの人が好きです。

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