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【映画】ウォール・ストリート

 

 ずっと前から気になっていた作品をようやくレンタルDVDで鑑賞しました。

 「ウォール・ストリート」… 80年代に話題になった「ウォール街」の”その後”の映画です。カリスマ投資家、ゴードン・ゲッコーがインサイダー取引で逮捕され、長きにわたる裁判のあと約8年の刑務所生活を終えたシーンから映画は始まります。 今回も、”若手”金融マンが登場し、今回の主人公は、そのゲッコーの娘と交際中。ゲッコーの娘は、父親を拒絶していて、その間をとりもちながら、物語はサブプライムローン問題で揺らぐ銀行などを舞台に進みます。

 

 見たときの最初の印象は、前作ほどのどきどきや新鮮な感覚がなく、やはり”続編”は弱いのかな…と思ったり、主人公が使う切り札?が好きでなかったりしたので、ネガティブな感想をもったのですが、だんだんとそのよどんだ感覚、疲弊、そしてその先に何があるかの表現の違いこそが、まさに”時代の差異”とそれからの教訓であるとおもいはじめて、よく作られた映画だと、それから感心するようになりました。

 

 「街」のほうの、ギラギラとせめぎあうような世界から二十余年。「ストリート」は、バブル崩壊やその後の世界経済の大波の経験値をつみ、そのうえで、一度、”落ちる”ことを経験したものが、その経験からどのように変わり、どのようにその”経験”の次を行くか、あるいはいかないか… をよく描いていると思いました。

 

 底流に人の本質の差異があることが十分に描かれています。そして、今回の映画では、なんともいえない虚無感、失望、悲しみ、怒りなどが重いおもしとしてありました。そしてその後に”次”にどう進むのか。そのために何が必要なのか、何を心に抱きなおせるのか…。そのあたりが心にしみました。 

 

 失敗とか挫折とか落ち込みとか… そんなことは誰にでも起こりうることだと思いますが、”落ちたあと”の復活の有無、その状況などを考えさせられました。

 

 要は、「V」字型(急回復)、「U」字型(ゆるやかにでも回復)、「L」字型(落ち込んだままそのまま維持、) などがあると。「I」型 (おちこんだままそのまま)もありますが…。

 どの字型になっていくか… 自分はどうだったか、どんな場合ならばどれになるか… それはまた何故そうなるのか。いろいろなことを考えているところです。

 

 お名前をチェックせずですが、ゲッコーの娘を演じたかたの雰囲気が好きでした。 

 

 もう一度見たいのだけれど、とりあえずレンタルショップに返却せねばなりません…。またいつかじっくりみたいと思います。

 この感想を書きながら、キーボードのアルファベットの形を眺めていますと、おもしろいです。アルファベットから、いろいろとストーリーができそうです。

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