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【読書】人生の収穫

 ものすごく、さらーっと読めて、思わず共感しながら読み、あっというまに読み終えてしまった本をご紹介します。

 「人生の収穫」 曾野綾子氏著 河出書房新書 です。

 曾野綾子さんの本は、昔、いくつかの小説が好きでした。「天上の青」「春の飛行」「二十一歳の父」など、忘れられません。

 この本は、ランチをご一緒したかたに勧められて、お別れしたあとそのまま本屋さんに行き、次の会合の場所に向かうための往復の電車と若干の時間調整のためのコーヒーショップタイムで読み終えてしまいました。 

 それぞれのエッセイは3ページ弱ですが、本当に自然体で、しかも本質をずばっとつく明快爽快な文章です。各エッセイのタイトルと、最後の言葉に、きらっとした言葉が多くて、そこをひろうだけでもおもしろいと思いました。

 ○人は自分が手にしていないものの価値だけ理解する。皮肉なものだ。

 ○人脈を使いさえしなければ人脈はできる。

 ○私の実感によると、人生の面白さは、そのために払った犠牲や危険と、かなり正確に比例している。冒険しないで面白い人生はない、と言ってもいい。

 などなど…。いっぱいあります。書ききれません。自分の反応するところから自分自身をみていくことができると思います。どこに反応されるかは人それぞれ。だから人生はそれぞれでおもしろいのでしょう。

 

 

 

 ”人生の収穫”というタイトルのように、人生を語るには、まだ若すぎる…と自分では思っているのですが、この前”たまて箱”をあけてしまったせいでしょうか。お話がすーっと心にしみました。 … もしかして、”まだまだ”…と思っているのは自分だけで、本当はもう”それなり”になっているのかもしれません。

 人生を思い始めるという踏み絵を踏んで、自分の生きた長さを踏んでしまったのかもしれません。

 

 

 

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