« 【読書】陽だまりの彼女 | トップページ | 春の嵐 »

【読書】ある成功者の老後

 

 先日、こちらに曾野綾子氏の”人生の収穫”のことを書いたときに、コメント欄でご紹介いただいた本を、せっかくの機会なので読ませていただきました。

 「ある成功者の老後」という、小説風のエッセイというか、エッセイ風の小説というか… そういう短編集で、鮮やかなひねりを楽しませていただきながら読み終えました。

 

 いくつかの作品の中で、もちろん、心に響くもの、響かないもの、いろいろありましたが、読み進めていくうちに、だんだんと自分が作者と同じような目線で見ていくことをおもしろく思いました。

 

 知人で、電車に乗った時などに、まわりにたっている人はどういう人なのだろうと想像するのが楽しいという人がいます。また、ある海外のカフェで珈琲を飲みながら通り行く人をぼーっとみていましたら、一緒にいた知人が、「あそこを歩いている人は、きっと○○から来た人で…」と、いろいろと空想してかたりはじめるのにびっくりしたことがあります。

 

 私は、そういうのは苦手なほう…なので、”それが正解かどうか確かめるすべもないのに…”とか、”それを考えてどうなる…”とかなり否定的な見方をしてしまっていました。(その前に、仕事がらみのことで少々険悪な状態になってしまっていたこともありますが)

 

 というか、私は本当に、そういう周囲の人から作るドラマなどの空想に向いていない(自分自身の妄想は得意ですが♪)タイプなのだと思います。それだけに、この本を読みながら、作家というかたはこういうふうに世を考えるのだ…と、思った次第です。

 

 日常の小さなことから、大きなことにまで広げていく才能がないと、文章のアイデアは枯渇してしまうのでしょう。 最近ますます、自分に想像力、創造力ながく、なんてつまらない人間なのだ…と思うことが多いので、これから、少し、自分の周囲に起こることをストーリーじたてで考えていってみるのもおもしろいかもしれないと考えはじめました。

 

 そう考えると、数行程度のドラマであればできてしまうのかもしれません。

 これから、ドラマ書き留めノートでも持ち歩いてみようかしらと、ちょっぴり本気で思っています。この本を読むきっかけを与えてくださったかたに感謝しています。

 

 

 … 昨日はいっぱいいろいろなことがあり、一人芝居でへとへとになったりもしました。その一人芝居をシナリオにすると、まさにコメディなのですが、自分が情けなくなるので、ふーみゅと。 他に、物語に広げられるかもしれない場面としては、こんな場面がありました。

 

 一緒にお仕事させていただくかたが、上質の、素敵な春色のネクタイをされていたので、 「いつも素敵なセンスのネクタイをされていますね。」と申し上げたところ、 「よくネクタイは褒めてもらうのだけれど、生涯、一度でいいから、ハンサムなかたですねと言われてみたいよ。」と言われ、とっさになんと返答してよいかわからず。… でも面と向かって男性のかたに「あなたハンサムですね」…とは、言えません。たとえ、それが、ティムさまでもヨンさまでも…。

 ある成功者のかたとの会話でした。

 

|

« 【読書】陽だまりの彼女 | トップページ | 春の嵐 »