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【読書】ルポ貧困大国アメリカ

 

 ここ3日ほど、久々に体調を崩し、ダウンしておりました。その間に、何度も何度も中断を挟んで読んだ本が、以前、買っていて積んだままになっていた”ルポ貧困大国アメリカ”という本です。

 サブプライムローンの問題以降、アメリカでの貧困の理由をしばしば雑誌の記事などでも目にするようになりましたが、それがコンパクトにまとめられている本でした。

 

 貧困が生み出す肥満児。自由競争が生み出す経済難民。民営化と自由化という言葉の先にある切り捨て。一度の病気で貧困層に転落してしまう実情。(アメリカの医療費の高さにはびっくりしました)。大学生が背負う莫大な学費ローンとそれの解決の手段になっていく徴兵制。世界中のワーキングプアが支えているのは何か…。

 

 非常に読みやすい本で、病気でなければきっといっきに読んでしまったでしょう。そして、背筋に病気とは別の悪寒をはしらせたのが、この社会が… けっしてこの地でのヒトゴトには思えない未来の姿かも…と思えたことでした。 もう少し、この問題について、別のかたによってかかれている本も読んでみたくなりました。

 ちなみに、体調を崩したときにびっくりしたのは、あれほど寝る前のBGMにしていたBONESを見る気にはなれなくて、さすがにもっとソフトでふわっと幸せな映画を見ようとしたことです。体が欲する食べ物が、今回は、おろしリンゴでしたが、心が欲した映画は、ラブ・アクチュアリーでした。 大好きなコリン・ファースさんほかを見て、ふわっと幸せになって気分の悪さを忘れて眠りにつけました。

 

 ちょうど土日だったので、少々弱気で、救急にいって点滴でも…と思ったりもしたのですが、結局お医者さんにもいかずに、手元にあった薬と休養とおろしりんごで回復をはかりました。ふっと思い出したのが、”イントゥ・ザ・ワイルド”です。荒野で一人で病気になることって…と。はるか縄文の人のことにまであれこれ夢の中で思う半分以上が眠りの週末でした。

 

 

 

 

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