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2011年12月

【読書】はやぶさ、そうまでして君は

 … 先日、小惑星”イトカワ”まで行き、そこの塵を採取して、地球に持ち帰った、”はやぶさ”の展示会に行きました。 博物館の学芸員や、はやぶさの部品にかかわった大学の先生から、説明をうかがいながら、地球に戻ってきた実物を見ていますと、テレビのニュースなどで少し見知っていた以上にすごいものであったのだと感じずにはいられませんでした。

 そこで、帰ってから買い求めた本が、”はやぶさ、そうまでして君は”…という、このプロジェクトのリーダーであるJAXAの川口淳一郎氏が書かれた本です。

 

 本の内容は、まさにサブタイトルである“産みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話”にほかならないのですが、この本の内容を一言で表す言葉が、まさに、タイトルである、”はやぶさ、そうまでして君は”…でした。

 こんなにもタイトルが、ストレートでかつ正直である本に出会えたことを嬉しく思います。

 テレビでお姿やコメントを拝見して、とてもそのお人柄に感じ入っていた川口氏の素直なそのままの書かれようから、そのプロジェクトと、それにかかわったかたがたの想いを素直に知り、感じることができ、気持ち良い感動を覚えずにはいられませんでした。

 

 はやぶさが、”人格”すら持っているようにさえ感じるほどに、川口氏から見てまさに彼は盟友であると感じました。

 

 人事を尽くして天命を待つということ、あきらめないこと… 言葉で書くとつきなみになってしまいますが、そんな思いがいっぱいいっぱい、ストレートにあたたかく静謐に伝わる本でした。

 はやぶさ好きのかたはもうとっくに読まれているかもしれませんが、これまではやぶさなどに興味がなかったかたにもおすすめいたします。

 

 いろいろなことがあった一年で、特に読書・映画には手薄であったのですが、最後にこんな本を読めてよかったです。疲れない感動…をいただきました。

 いろんなかたにおすすめしたいです。ぜひ。

 終わりよければすべてよし…ということで、この一年の最後のおはなしにしたいと思います。この一年、拙いお話を読んでいただき、ありがとうございました。

 いろいろとお心にかけていただきたくさん情報や本やDVDをいただいていながら、十分に読み切れなかった一年でもあり、申し訳なく思っています。

 来年は、心機一転… 転がりながらでも、本をたくさん読んでいきたいと思っています。

 どうぞよいお年をおむかえくださいませ。

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コーラの値段

 某コカコーラ、500ミリリットルのボトルのお値段は?

 うちの近所のお店では148円だったり、特売で125円だったりです。 

 ドレスデンで買い物をしていて、高いなぁ…と思ったのは、まずコーラでした。

 2ユーロ、もしくは2.15ユーロ。 1ユーロは、今は101円。私がユーロに変えたときは110円。ざっくり考えても1本200円以上。

 ちなみに、ストックホルムのコンビニでは、だいたい20クローネでした。1クローネは12.5円くらいなので、こちらも250円なのに、ドレスデンのほうが高く感じたのは、たぶん、ホテルの価格ほかと比べたときのフィーリングの差かもしれません。

 

 四つ星のホテルの価格(だいたいロケーションも部屋も同じレベル)は、 この時期のストックホルムは特にこの季節は高くて(ストックホルムは、夏が安いです。みんな夏休みで、国際会議などがほとんどないから?)、逆にドレスデンは冬季割引中?だったこともあって、ストックホルムのほうがドレスデンの3倍以上でした。 もっとも、コーラの価格とホテルの価格と比べてはいけないのかもしれませんが。

 ちなみに、ドレスデンの駅で売っているハンバーガーやホットドッグ(どちらも”5分かかるけどいいか?”ときかれて、ちゃんと5分でできあがる)が2ユーロで、ストックホルムの地下鉄駅のホットドッグも20クローネでした。

 ドレスデンに、到着してすぐ、ホテルに荷物をおいて、買い物にでたときにコンビニで、レジ袋をくださいというと、”0.5ユーロもするけれど、本当にいいの?”と念をおされました。 500ミリペットボトル2本に、その夜の夜食のクッキーにポテチに、翌朝のドーナツまで… とても両手ではもちきれなくて、首をたてにふるしかありませんでした。

 

 何が高くて、何が安いか…。 それぞれですね。

 

 ちなみに、マクドナルドの100円バーガーは、ストックホルムでは、10クローネ。(消費税分を考えると、約100円)… 旅の心強い味方!?です。日本であまりみかけない?メニューもあって、できるかぎりご当地マックは行ってみることにしています。

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 … 先週末。スーパーの特売で、コーラが一本119円でした。

 1500ミリリットルのボトルです。 その上の段には一本148円の500ミリ。

 … 価格はほんとに不思議です。

 

 

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機内で見た映画

  ・・・タイトルには、”機内で見た映画”と書きましたが、今年の私の映画えとせとら鑑賞のまとめとして、ぼそぼそっと書かせていただきます。

 今年のまとめをいろいろとするころになりましたが、今年は映画・本、ともにほとんどであっていなくて、特に映画館には強いおすすめ、お誘いがない以外はでかけることがありませんでした。

 それで、せめてフライト中の機内で、映画を♪… と思ったのですが、11月の旅では不完全燃焼気分で。ロングフライトのときの映画の選び方、見方を考えてしまいました。

 かつては、機内前方にスクリーンがあって、なにか映画がいっせいに流れて、それをイヤホーンでききながら見るタイプでしたが、今は個人ごとにスクリーンがあり、しかもプログラムはいっぱいで。むしろフライト中に、見たい映画を見きれなくてどの順番でどう見ようかしらと考えないといけないほどになりました。やはり途中でいろいろな中断があったり、画面が小さくてストーリーを追うだけであったりの環境ですので、感想を書ける…というほどには集中できていないとも思えます。

 

 一方で、よいこと見つけをするならば、こと映画を見ることについては、日本語環境という意味でも、あたりまえながら、日系航空会社はやはりよいと思います。外国の航空会社の日本路線でも、多少の作品はありますが、やはり品揃え、作品の選択などでも、違いを感じます。

 

 今回は、行きの羽田~パリ、帰りのフランクフルト~成田のあいだのJAL機内で次のようなものを見ました。

 ○Larry Crowne 2011.USA

  失業したトム・ハンクスさんが、カレッジに通いはじめ、そこでジュリア・ロバーツさんが演じる表現力?のコースをとり、学んでいくというおはなしです。監督もトム・ハンクスさんということで、とてもまじめな映画でした。ヒットするとかそういうタイプの映画ではないと思いましたが、ジュリア・ロバーツさんがとてもよくて、ほかの作品よりも私は味わいを感じました。

  ○Friends with Benefits 2011.USA

 恋人になるのも怖いし、かといって・・・・と、ロマンスに約束事をもりこみ、もしもなにかあっても傷つかないように予防線をはった交際の行方を描いたものです。見終わったあとに、なんとなく、ほわっとくるよい印象を得て見終えました。あまり記憶に鮮烈には残っていないのですが、いくつかのシーンや表情が印象的で、またレンタルDVDなどで見直してみたいと思う作品でした。

  ○The Lincoln Lawyer

 タイトルずばりの、リンカーンにのっている法律家さんのおはなしですが、主演のかたがあまり好みではなくて、眠さもあったのか記憶にあまりありません。

 

 そのほか、”探偵はBARにいる”を見かけたのですが、これは、始まり数分でキャラクターになじめず撤退。 ”神様のカルテ”も、原作のイメージが鮮烈に蘇り、映画のほうは、まあいいかな… ということで、睡眠時間とのかねあいもありまして、撤退しました。

 

 時間調整?でみたのは、ヒストリアの”忠臣蔵”ほかです。大好きな定番の”ショーシャンクの空に”などもあったので、ほんのちょっとだけ、好きなシーン厳選で、”ふふ♪ ティム・ロビンズさま☆”と幸せにひたっておりました。

 

 今回は、お昼にストックホルムに到着して、夕方には約束があったので、睡眠時間の調整をしておかないといけませんでしたし、帰路は、いつもながらの”シベリア知らず”・・・ ロシア上空の間は寝入ってしまいほとんど記憶なし…でしたので、あまり映画を見ることができませんでした。

 

 今年は、もう年内に映画館に行く機会はなさそうです。来年は、ときおりまたふっと行くことができたらと思っているのですが。 レンタルDVDのほうも、なかなか映画を集中してみるということができず、就寝前のテレビドラマ… ばかりで過ごしてしまいました。

 そんな意味でも、今年は、”BONES” と ”ホワイトハウス”… の年でした。

 俳優さんでは、”コリン・ファースさん”♪… ひさびさにミーハーしたくなる予感です。

 

 

 …テレビドラマのDVDが求めやすい価格になってきましたので、時々買っていますが、廉価版7枚セットなどになると、どれがどれだかわかりにくですね…。パッケージとDVDにもう少しタイトルなどだけでも書いてほしいのですが、それは贅沢な願いでしょうか。

 

…もっとも、少し差異がないと、普通のケース入り?のDVDをなかなか買わなくなってしまうかもしれませんが…。

 

 

 

 

 

 

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<欧の細道>番外

 

 フライベルグの街だけでなく、この街までの沿線で気になったのが、打ち捨てられたようになっている家屋、工場などの様子です。たとえば街の中心部でも…

 

 

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 ここに至る経緯をいろいろと勝手に考えずにはいられませんでした。

 一方で、この町でみかけたクリスマスの飾りほかには、鉱山の街として栄えた誇りのようなものが、脈々と残っていると感じました。

 

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 …実は、今回の旅の中で、フライベルグの街のことだけは、記憶に希薄なのです。なぜかな…と考えてみましたら、この街は、自分で歩いていないから。

 駅まで知人が迎えに来てくれていて、そこからまた駅に送ってもらうまで、ずっと知人が案内してくれました。一応、インターネットで地図もみつけて持って行ってはいたので、なんとなく、”予習”したこととは結びつくのですが、それでも、自分のものになっていません。

 誰かに案内してもらうほうが、何も心配なく見るべきところを見ていくことができる…のかもしれませんし、気持ちに余裕がある分、街のあちこちを写真にとったりします。…ある意味では記録を残せるのかもしれません。

 が、自分で迷いに迷いながら歩く街のほうが、記憶に残ります。自分で迷いながら歩くときは、写真をとりながらでも、(あとで迷ったら、ここを目印に…)と思ったりもするので、写真一枚から、撮り方が違っているのだと、今回、これを書きながら気が付きました。

 

 …ところで、前述の結晶がいっぱいの博物館のミュージアムショップに最後たちよったときのことです。本当はここのカタログがほしかったのですが、それを探しだせずにうろうろしていましたら(結局それはみつかりませんでした。)案内してくれた知人から、「ぴょんさん、ぴょんさん、これを見て。ヘマタイトがネックレスになっているよ」と、呼ばれました。

 … 見てみますと、なるほど、黒くて光るヘマタイト(酸化鉄) です。知人は、まさか酸化鉄をアクセサリーにするなんて…と苦笑し、それを記念にと、買ってくださいました。(少しシャレたデザイン?のもので8~10ユーロ程度でした)

 

 …もの知らずの私は、「ヘマタイトねぇ…」と苦笑していたのですが、それでもとてもきれいで、気に入り、さっそくその晩のディナーにつけていきました。

 

 …ところが、日本に帰ってから、ふとインターネットで検索しますと、ヘマタイトのネックレスはネットにもいろいろあってびっくりしました。 イマドキはやりのパワーストーンと呼ばれるもののひとつなのだと初めて知りました。

 

 なんでも、元気になるおまもりのようなもののようで…>ヘマタイトのアクセサリー

 

 大事にしようと思います。私と実生活でも関わりをいただいていて、ここを読んでくださっているかたがた。もし、今度、黒くて光っているネックレスをつけているのをみかけられましたら、”あ♪” と、思っていただけたら幸いです。

 以上、番外編のおはなしでした。最後にもう一度…

 

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 なんだか博多銘菓…”にわかせんべい”のような…。

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<欧の細道>フライベルグ

 

 リクエストいただきありがたかったので、フライベルグのことを書きます。同じドイツでの、環境の街として有名なフライブルグは、インターネットで検索してもたくさん情報がでてきますが、フライベルグのほうは、ほとんど出てきません。

 

 ドレスデンから快速列車で約30分でつく、かつては”ザクセン文化の心臓”と言われた街フライベルグ。そう呼ばれたわけは、この周辺に、銀をはじめさまざまな鉱山があり、ここがその拠点となっていて、いわばここから、ザクセンの文化を育てるための資金が生み出されていたからです。

 

 ただ、ここは決してすごい観光地というわけではありません。夏場であれば、鉱山ツアー(今はもうすべて閉山になっているそうですが、その鉱山跡を…)や鉱山歴史博物館などもあいているのですが、それらは10月いっぱいでしまるようで、私がでかけたおりは、クリスマスマーケットの準備が進む、とてもとてもふつうの街でした。

 

 でも、それでも見るべきところはあります。一つは聖マリエン聖堂といわれる教会で、ここのすごいところは、オルガン製作者の巨匠であるジルバーマンのオルガンが2台あること。

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 さらに、大学の付属の博物館に世界有数(世界一といわれることも…)の鉱物コレクションがあることです。 ここでの結晶展示は、本当に素晴らしかったです。入場料5ユーロは感動に比べて安すぎます。(ちなみにカメラで撮影したいときは、さらに3ユーロ追加して、持ち込みます。) 世界各地で採掘された結晶はもちろん、宇宙からふってきた隕石なども展示されていますし、ため息がでるほど美しいです。

 次の写真は、光る岩石ばかりが集められた部屋です。(写真が悪くてすみません…)

 

 

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 日本人でどれだけのかたが訪れられるかはわかりませんが、いわゆる世に知れた観光地ばかりでなく、時にこんなところをふら…と歩いてみられるのも… とお勧めです。静かな人々の生活と、ゆるぎなく深い文化があります。

 

 この地でおもしろいと思ったのが、次のようなものです。

 

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 なにやら目がいっぱい! 

 屋根に、一つ目だったり、三つ目だったり、いっぱい目だったりで、びっくりします。  屋根のところの窓を雪から守るためにこのような形状になったようです。

 

 …あと少しだけフライブルグつながりのおはなしを書きます。

 

 

 

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ライプチヒ中央駅

 

 ドレスデンから列車で旅をすること1時間少々…。列車はライプチヒに到着です。

 ライプチヒ駅は、ドレスデンに比べてずっと広くて明るくて、お店がいっぱいで、クリスマスに向けてとても素敵な様子でした。

 

 

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 正面に出てみますと…

 

 

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 … ということで、ドイツDBシリーズを終わります。 

 車窓から見ていてとても気になったのが、打ち捨てられた建物と、線路横によくみられた集団家庭菜園の多さでした。いろいろなことを勝手に慮ってしまいましたが、それはあくまで自分の想像なので…。

 

 東西ドイツの分裂と融合の断片をいろいろと見た気がいたしました。

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ドレスデン鉄道模様(6)

 

 ドイツのJR?… DBの特急 IE の車内の様子を続けます。

 

 お手洗いもご紹介しましょう。 広くて明るいイメージでした。

 

 

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 最後になりましたが、私が座った普通の車内の様子と、そこに出ていた次の駅は…といった表示をご紹介します。

 

 

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 ということで、列車は、ライプチヒに到着します。

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ドレスデン鉄道模様(5)

 ドレスデンから、ライプチヒへ向かう IE という特急列車の車内をご紹介します。

 

 軽食を売っているところがありました。広々としていて気持ちよかったです。

 

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 上の写真のところで買って、次の写真のところでのんびりいただけます。

 

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 この車両の入り口には、次のような速度の表示がありました。

 

 

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 もう少しだけ車内の写真を続けます。

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ドレスデン鉄道模様(4)

 前回からの続きのドイツの列車のお話です。ドレスデンからライプチヒまでは、いわゆる特急列車?の旅です。

 

 片道約1時間で、25ユーロ(2等)です。

 

 この日の出発時には、駅にたくさん列車が並んでいました。

 

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 後で気が付いたのですが、いろいろな種類の客車がありました。(2等で)

 普通の座席、コンパートメント方式の座席、PCなどが使えるプチ・オフィスのようなところ…。もっと早く気が付いていればよかったと、後悔しごくでした。 車窓からの景色がとても興味深くて、1時間の大半を窓の外ばかり見てすごしまして、最後の20分くらいに車内探索にでました。

 

 6人がけのコンパートメントです。

 

 

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 毎回写真が3枚程度しかアップできないので、車内の様子は次に続けます。

 

 

 

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ドレスデン鉄道模様(3)

 ドレスデンから、フライベルグへの列車は、いわゆる日本で言う普通列車、快速列車というのがあります。 なんとなく、事前のイメージでは、快速列車?のほうが、車両がよさそうな気がしたのですが、実際に乗ってみますと、むしろ普通列車のほうがよかったような気がしました。ちょっとこのあたりは自分の中で混乱しています。 行きは”快速”、帰りは”普通”で。時間的には快速列車で30分程度。普通では50分程度。料金は7.2ユーロでした。

 空港から中央駅までの快速での20分、2ユーロに比べるとなんだか割高感ありですが…。また、時間帯によって、列車の本数がかなりちがっていたので、要注意だと思いました。

 

 ちなみに、ドイツの列車の時刻表、値段などは、全部こちらのサイトで事前に調べて行っておりました。とても便利なサイトだと思います。

 http://www.bahn.com/i/view/USA/en/index.shtml

 

 (このサイトのことはほかのページで再掲するかもしれません。)

 

 チケットは、いわゆる普通のチケットは”2等”です。 列車の車両の入口に”1”とか”2”と、書いてあります。”2”と書いてあるところであれば、どこに乗ってもいいですよ… と、駅の人に教えてもらいました。

 

 駅の券売機はこちらです。 こちらで、切符ではなく、電車の時間などまでプリントされてでてきてびっくりしました。 大学でほんの少しだけならったはずのドイツ語は、ほぼすべて忘れ去ってしまっていますので、言語表示を英語にして…もそもそと、トライしました。

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 が、これで買いにくいときは、いわゆる”みどりの窓口”で買うほうが簡単でわかりよいかもと思いました。 近距離切符でも、親切にいろいろと教えてくださいました。

 

 

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 列車が何番ホームに入ってくるのか、掲示板で確かめます。ちなみにこのときに私が乗ったのは、一番下にでている9時01分発のFreiberg と書かれているものです。写真はいずれもクリックしていただくと、大きくなるはず…です。

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 … 列車は時刻になると、すーっと走り出します。

 シドレミドミレドソドーシ…♪

 (と、ここで音楽がなると、某F通の世界の○窓から…のようになるのですが…)

  続きます。

 

 

 

 

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ドレスデン鉄道模様(2)

 ドレスデンの駅をご紹介します。

 ドレスデンにはいくつも駅があるようですが、今回私が利用したのは、ドレスデン中央駅(Dresden Hbf) でした。 映画でみるような大きな半円形の屋根の建物で、1階からの列車は、ここが起点&終点のもの、2階で発着する列車は、この駅が”途中の駅”である列車?のようでした。空港からの列車は2階に発着します。

 

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 次の写真は、2階から見下ろしたところです。

 

 

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 なかなか素敵…と思ったのが、荷物だけを運べるエスカレーター? ベルトコンベアー?です。

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 いろいろなものがもの珍しく思えまして、きょろきょろしてしまいました。 とぅびぃこんてぃにゅー。

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ドレスデン鉄道模様(1)

 コメント欄でリクエストをいただきまして、ありがとうございます。うれしいです、そんなふうにリクエストいただけると旅のおはなしが書きやすくて。

 フライベルグのこと、それから鉄道のこと。今日は鉄道のほうの写真を…と思います。

 

 まずはじめに、ドレスデンの空港から、ドレスデン中央駅までの列車を。いわゆる快速で20分ほどで2ユーロで、とてもお得で便利でした。

 列車と切符は次の写真のとおりです。

 

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 切符は自動販売機に行先などを入力し、お金を入れたらピカピカ帯つきの紙に印刷されてでてきます。いわゆる改札口はなく、電車に乗って、走り出すと、車掌さんが検札にきます。
 

 

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 到着したドレスデン中央駅は、映画にでてくるような大きな半円形の屋根のターミナルでした。これはまたいずれ…。

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欧の細道 <偶然?お導き?>

 ドイツでのお話を。

 近年、ラッキーにも、何度かスウェーデン他に行く機会に恵まれましたが、この仕事もひと段落で、もう今後は行く機会がないかもしれません。そんな事情から、今回はちょっと自分の中でまとめの旅?というかしみじみとした思いで、ストックホルムの、”まだ歩いていなかったところ”…を歩いてまわりました。

 今回、ドイツに寄ったのは、フライベルグに1年だけ滞在予定の知人から声がかかったのと、”フライベルグ”について調べているうちに、いくつかの心惹かれる情報にであい、もうそう行く機会もないだろうから…と思いきってでかけたわけです。

 フライベルグへの行き方や宿のことを調べているときに、少し離れたところに、”ライプチヒ”があることに気が付きました。…ライプチヒといえば、トーマス教会! バッハ好きの自分にとっては、”わぉ…☆”というところです。しかも調べていくうちに、ドイツの鉄道網はとても素晴らしく、ドレスデンを拠点とすれば、そこからフライベルグにも、ライプチヒにも(ほかにもマイセンにも、ベルリンにも、プラハ他にも…)ぴゅんと行けてしまうことに気が付きました。

 

 子どものころから、バッハの伝記を繰り返し読んでいて、でも遠い遠い世界のことと思っていた場所にもしかして行けるかも?… と気が付いたときに、こんなチャンスが自分のシンプルな人生にめぐってくるなんて…と、何度もほほをつねりました。 

 また、旅の計画を進めているうちに、今度はフライベルグについても、ものすごく興味深いところであることがわかってきました。フライベルグは、ザクセン文化の心臓といわれた、豊富な鉱山資源を送り出してきた鉱山の街で、そこには、ベルクアカデミーという有名な教育・研究機関もあります。そこは、日本の近代産業の黎明期に主だった鉱山・金属学者が留学し、学んだところでした。その日本人のリストを見ていますと、”えーっ? このかたも??”というかたなどもおられて。俄然そこにも興味がでてまいりました。

 さらに、ライプチヒのことを調べていますと、そこには、ゲーテや森鴎外がよく通ったというレストランなどもあり、そこは、ゲーテの名作”ファウスト”にもでてくるところで…。… 私はファウストは、少年少女向きに書き下ろされたものしかしっかり読んでいないのですが、それでもそのころ、この作品にはすごくひかれ、特に大悪魔メフィストのキャラは忘れられない強い存在でした。

 バッハにメフィストに金属学者さんたち… となると、これはもうあまりに魅力的♪です。

 ちゃんとドイツまで行けるかなとか、ドイツで列車の切符を現地でちゃんと買えるかなとかあれこれと”はじめてのおつかい”のように不安ではあったのですが、でかけました。夏にでかけたときに、前泊の成田で肋骨を折ってしまった苦い体験がありますので、今回は、深夜1時半に羽田空港を出発する便ででかけました。…これで”前泊での骨折”の不安解消♪… ということで。

 

 

 … と、前置きが長くなりましたが、何が書きたかったのかと申しますと、”人生の中で、こんなことって(まさかバッハやメフィスト?のところに自分が行ける機会があるとは…)あるのだ…”と、しみじみとおこりうることの”偶然”?に感じいりました…ということで。

 ところが、その”偶然”はまだまだ続きました。

 

 ライプチヒへは、ドレスデンから特急で1時間少々の旅。切符もちゃんと買えました。

 そしてライプチヒ駅から歩いて十数分で、ちゃんとバッハが長くそこで働いたトーマス教会にたどりつきました。ガイドブックで見知っていた外観を遠目から初めて見たときは、もうそれだけで胸がいっぱいになりました。教会に駆け込みたかったのですが、まずは、じっくり深呼吸。しばし教会を外から眺めてもう一度深呼吸して入りました。教会の中には、シーズンオフだからでしょうか、人の姿はまばらで、クリスマスの飾りつけの準備をされているらしい大工さん?が作業中だったりしました。

 教会正面の祭壇の前には、J.S.バッハのお墓がありました。

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 ここにあるとは読み知っていても、いざ目の前に…となると、感慨深く。

 

 教会の椅子に座って、しばし、BACHの空気の中で呼吸しました。(換気などされていなければいいのに…などと思いながら)

  その後、教会を出て、すぐ横にあるバッハのお土産ショップに少し立ち寄り、さらに近くのバッハ博物館に行こうとしてショップを出た時です。誰かが教会のドアをあけたときに、ふっとオルガンの音が聞こえてきた気がしたのです。 えっ???… と思い、教会にまた駆け込みました。すると、教会いっぱいに、パイプオルガンの音色が響きわたっているのです。…え???

 … 実は、スウェーデン、ドイツともに教会でのコンサートの時間などを旅の前にチェックしていたのですが、どうしても時間があわず、”音を聴く”ことはあきらめていたのです。

 でも、なんと、この教会のオルガン奏者さんが”練習”をはじめられたのです!

  こんなことってあるのだなぁ… と、びっくりし、約30分ほどだったでしょうか。その”練習”を終えられるまで、ほんの数人の聴衆しかいない贅沢なコンサートを味わいました。練習?とはいえ、非常に素晴らしい演奏でした。目の前では、何事もないようにクリスマスの飾りつけを組み立てられている光景もある中で、バッハを描いたステンドグラスから入るあたたかな光を感じながらの夢のような時間でした。 偶然といえばあまりにあまりの、まさに何かのお導き… のような、思いがけない時間をいただき、本当に胸がいっぱいになりました。

 

 練習が終わったあと、思わず拍手をしてしまい、(あっ… でも…)と、2,3回で手をとめました。でもオルガンのところから、見下ろされたオルガニストのかたと、なんとなく目があったような気がいたしました。 プロフェッサーという称号つきで教会のパンフレットに書かれておいでのかたで、なるほど、バッハも当時まさに…と、そのかたのお顔とバッハが重なりました。一瞬だけの拝顔でしたが、とても素敵なかたでした。

 ぼーっとなりながらも次にまわったバッハ博物館は、また直筆の楽譜はもとより、バッハ当時の音の再現ほか、いろいろと充実した内容で、心の中は、”わぁ!””きゃー””…!”…。

 

 その後、パサージュとよばれるショッピングセンター?を探しあて、ゲーテの”ファウスト”に出てくるレストランで、ランチもとりました。ここには、森鴎外氏を描いた絵も飾られていました。

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 そして、その翌日、実はもう一度、まさかの偶然にであえたのです…。翌日は、ドレスデンの街をまわったのですが、夕暮間近の最後に寄ったカテドラル(宮廷教会)で、祭壇ほかを見て回っていたときに、まさかの頭上から降り注ぐパイプオルガンの音…。その音色は荘厳でした。… なんとまたまたオルガニストのかたの練習にいきあったのです。 教会の中には私を含めて3人しかいませんでした。パイプオルガンの上部にある窓からは、もう暮れかかった深い空の青が見えます。パイプオルガンの音は教会全体を包み込み、聴いているだけで、自分の心からすべてが流れ出すようでした。教会が閉まる時間までの約30分。おもいがけないコンサートを、堪能することができました。

 

 教会でのコンサートの時間と違って、”いつ練習をします”なんて、どこにも書かれていない情報です。そんな時間に2度もめぐりあえたこと。そしてその音楽が本当に素晴らしいものであったこと。またほっぺたをつねりつづけました。

 思いがけないことからはじまった旅の中で、さまざまな偶然が重なり、こんな時間をも過ごせたことで、自分の中にいろいろと渦巻くこともあった、日々の中での不平や不満などを流しきってしまう気持ちになりました。

 全部 YES!… そう思えました。

 

 … ドレスデンでは、歴史的緑の丸天井と呼ばれる宮殿の宝物館(戦災でかなりの被害にあったのをようやく再建、公開されているもの)や、アルテマイスターといわれる素晴らしい美術館でのひととき、この地の名物のたまごケーキ?のおいしかったこと!…など、いろいろな素敵な時間もありました。

 唯一、ふーみゅだったのは、クリスマスマーケットの準備の真っ最中で、あちこちをその準備の車が走り回り、また、広場なども”準備中の工事現場”の状態…ばかりを4泊5日…みたあげくに、とうとう、そのマーケットが開く直前に日本への帰国の途につかなければいけなかったこと…。一番最初に開けていたお店でひとつだけ記念に買い物をしましたが、飲んでみたかったクリスマスの飲み物?…などもとうとう飲めないままで。

 

 でも、十分にほかの幸運に恵まれたのですから、これ以上の贅沢はとても言えません。 偶然なのか、お導きなのか… 。宝くじに連続2回当たってしまった気分?といいますか…なんだか一生分の幸運を全部もらってしまった気持ちで怖いほどです。

 

 第一、数年前には、異国の街をこんなふうにひとりでうろうろしてまわるなど想像もしていませんでした。まさかバッハのお墓の前でバッハを聴くことが自分の人生にあるなんて、その瞬間まで思いもしませんでした。本当に恵まれたと思います。この何年かにお世話になったいろいろなかたのおかげです。

 さて、これからは…。

 まだ想像もつきませんが、すごくよい区切りの旅とその時間の記憶をエネルギーにして、また手探りで、あちこち道に迷いながらも歩いていこうと思います。

  今回の旅の中で、もうひとつ、痛切に思ったことがあります。それは、フライベルグで、世界有数といわれる結晶のコレクションを、大学付属の博物館で見たときのことです。(宮殿を利用して一般公開されています。とても素晴らしいコレクションです。機会があればぜひ…)

 

 ”美しい!!”…と思いました。なぜに自然はこんなに美しいものを作り出すのか。そして、それを手にしたときの人々の感動の歴史が、ひとつひとつの結晶からほとばしるようでした。 この結晶たちに、たとえば大学生のころにめぐりあえていたら、自分の人生の方向性が変わっていたかもしれないと思いました。なにげなく、(1,1,1)というように学び、覚えていた結晶構造などに、もっともっと興味を持ち、もっと知りたいと思っていたのではないかと。

  でも、その時にめぐりあえなかったのもやはり運命?なのでしょう。また、その頃にめぐりあっても今ほどの感動や興味はわかなかったかもしれません。

 

 神はサイコロをふらない…と言われますが、人生には、サイコロの目をみたように思える瞬間があるのではないかとおもいました。

 すっかり長くなりました。ドイツのそのほかのこぼれ話ほかまた、何かの機会に、ひょろろんと書かせていただくと思いますが、これで旅のお話はおわりにします。そうそう、あと機内でみた何本かの映画のお話は、また別途に。

 ということで、長いお話、おつきあいくださりありがとうございました。

 

 …さて、”ファウスト”、ちゃんと大人版?を読んでみなければ♪

 

 

 

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欧の細道 <復興・再生の街で>

 

 世界最大のジグゾーパズル…と呼ばれた再生プログラムで建て直された教会をドレスデンで見てきました。聖母教会ともフラウエン教会ともよばれている教会です。

 

 歴史に疎い私は、ちらっと小耳にはさんだ程度の知識しかなかったのですが、ドイツのドレスデンという都市は、第二次世界大戦の終盤、1945年2月に、大空襲を受けて、一般市民の死傷者も多数で(死者数は3万とも15万ともいわれていて、正しくは”不明”というのだと思います。)、街の85%は破壊されたといわれています。宮殿も、教会も。

 

 そして、その後、旧東ドイツ時代は、復興資金なども不足していたのでしょう。空爆を受けたこの教会は、そのまま何も手をつけられずにがれきの山のままで放置されていたといいます。東西ドイツ統一後、ようやく復興計画が動き出し、悲惨な戦争の痕跡を風化させないためにも、できるだけかつてのままのピースを使って、教会の再興を試みたそうで、がれきの山の中のピースひとつひとつに番号がつけられ、コンピューターで管理され、再建時に利用されたそうです。

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 写真は、再建された教会と、その前に建つマルティン・ルターの銅像です。

 

 戦後いったいどれだけたっているのでしょう…。

 

 戦前戦後、いずれにたてられたかはわかりませんが、ドレスデンから、フライベルグという地方都市に列車でむかう沿線には、窓がやぶられたままに打ち捨てられているような建物がたくさんみられました。その打ち捨てられ方(数と雰囲気)にかなりショックを受けてしまいました。 が、たとえば昨日廃屋であったものが、今朝行ってみると、建て替えのために壊され始めている…などのシーンもまのあたりにして、再生を感じました。

 

 さまざまな復興のシーンを見ながら、思わずにいられなかったのは、東北のことです。戦災と天災という違いはありますが、ここに大きな先人がいると感じずにはいられませんでした。 本当に今、街のあちこちで復興がみられます。(遅すぎるのは、瞬間冷却のようになって凍結されていた年月が長すぎたからでしょう…)

 

 私は、高いところに登るのが好きで(まさに、○○ほど高いところが好き…)今回も、朝一番に、この教会のドームに登りました。

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 フィレンツェで、ドームに登ったときは、ここには百年たってきても何も変わらないだろう(それが素晴らしさ)と思いました。 バルセロナで、サグラダファミリアの塔に登ったときは、ここは、ゆっくりゆっくり変わっていく(作られていく)だろうと思いました。そして、このドレスデンのドームに登ったときには、ここはこれから急速に変わっていくだろうと思いました。眼下には大きな工事現場と、私が帰国してすぐにはじまる(とほほ…涙)、準備の進むクリスマスマーケットが見えました。どちらも大きな”希望”と感じました。

 

 

 きっと今頃は、明るいクリスマスマーケットの燈火とにぎわいが、街に満ちていることでしょう。 ドイツのほかの話題を書く前に、まずは…と、これを書かせていただきました。

 

 ドレスデン… とてもすごい街でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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