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【映画】シングルマン

 … 朝夕、冷え込みも感じ始め、ようやく秋めいてきた気がします。大好きな季節がようやくやってきた…と感じ、「ふーっ、さむい…」と言いながら、心がごきげん?になっていくのを感じます。

 

 静かに一人でいろいろと考える季節…それが秋かもしれません。

 そして、まさにそんな秋のような映画を見ました。「シングルマン」という、コリン・ファースさん主演の映画です。最愛の人を突然の事故で失った男性コリン・ファースさんが、その喪失の日々から立ち直れず、とうとう自分で自分の人生を閉じよう…とするその一日を、過去の映像を交えながら、描いていくお話です。

 

 最愛の人… というのが、同性であったために、主人公は、また周囲からのさまざまな視線、言葉にさらされます。ただ、この映画では、同性同士が云々…というのではなくて、”愛する人”という意味で、同性異性を超えたものを感じ、設定を、周囲から違う目でみられる同性同士のことにすることで、孤独をより一層伝える効果があると感じました。とても美しい映画ですので、どういうお考えのかたでも、この映画は、”一人の人間の孤独”を扱うものとして鑑賞されうると思います。

 

 愛する人が突然いなくなってしまうとはどういうことなのか。 静かな映像ですが、心がえぐられるような悲しみを感じずにはいられません。

 また、生きるに辛すぎる人生であっても、その人生を終えるという目でみると、いろいろなことがこれまでとは違った目で見えてくる…。それが、日ごろかけない”ありがとう”という言葉であったり、自分の本音の吐露であったり…。

 

 たとえば冷蔵庫の中のパン…にいたるようなところまで、細部にいきわたった配慮があり、また音楽を含めて、とにかく、美しい… 作品でした。

 

 わたしは、とりわけ、この映画の中のコリン・ファースさんに惹きつけられました。最近、すっかり、みーはー心をなくして、映画の中の誰にもときめきをもてない… とつい先日、ある知人に話したばかりでしたが、コリン・ファースさんは本当に素敵です。今日は、”え?ティム・ロビンズさん?”と見間違うかのような表情も見ました。…似ていません? この二人…?

 

 ”英国王のスピーチ”でのコリン・ファースさんも好きでしたが、この作品のほうがさらに一段と素敵だと思いました。

 ”ラブ・アクチュアリー””恋におちたシェークスピア”ほか、これまでに出演されている作品も、また見直して、そのほかの作品もひさびさに”おっかけ”をしてみたくなりました。(おっかけ…もちろん、出演作でのことで。過去に、ティム・ロビンズさん、ゲーリー・シニーズさん、サム・ニールさん、スコット・グレンさんなどのおっかけをしました…)

 

 この映画を見ることになったのは、ほんの偶然からです。ほかの映画のDVDをレンタルしたつもりが、なぜかこれが入っていて?、?????と。でも、この映画にめぐりあえて、この映画の中のコリン・ファースさんを見ることができて、本当によかったです。

 縁とは本当に不思議なもので。

 いろいろなかたとの出会い、作品との出会い… 感謝しながらの秋です。

 

 

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