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【映画】ぼくのエリ 200歳の少女

 機内で見た映画の中の1本で、とても心に響き、今もずっと残っている作品です。

 2008年のスウェーデン映画で、舞台はまさに北欧。

 そこでの猟奇的な殺人事件の謎が、ヴァンパイアにつながっていき、そのヴァンパイアと庇護者とのこころのあやが、さまざまに深読みできてしまう作品です。

 

 学校でいじめられている12歳の少年がめぐりあった、やはり孤独そうな”少女”との間の会話、そして、少女の父親である男性の言葉… それらの重みは、哀しすぎるほどの魂の叫びとも思えます。そして、ラストシーンでわかる少年の選択は、息をのむものがあり、そのときの少年のまたやわらかで満ち足りた表情の先も思わずにいられません。

 かなりつらいシーンもありますが、もし機会がおありでしたらぜひに…とおすすめしたくなる、映画らしい秀逸な一本であるだけにネタバレしないように…と、これだけの紹介にとどめます。

 

 原作があるそうなので、これはぜひ読んでみたいと思っています。本当に、本当に深い、深いお話です。

 邦題は… ちょっとあまりにもあまりのセンスで…。

 「少しでいいから私を理解して」

 

 映画の中の言葉にしてはちっとも派手でない言葉ですが(たとえば「君の瞳に乾杯」とかや「明日は明日の風が吹く」とか…) それだけに、まさに北欧的な重さ?で、自分の中で渦巻く言葉となりました。

 

 自分だったら、誰に言うのか…。

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