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【映画】ミレニアム2 

 レンタル屋さんでレンタルしてまいりました最近の私の癒しの映画は”ミレニアム2”です。 スウェーデンのベストセラー小説「ミレニアム」の映画化作品。 

 ずっと見たかったのですが、当地で上映がなく、機内映画でようやく見たものの劣悪?な環境下ではとても見たとはいえず(日本語字幕がなくて、音声スウェーデン語・英語字幕だけで見るのも、小さい画面では辛いです) ぜひまた…と思っていました。

 1~3の3部作になっているその”2”なので、まさかこれだけご覧になられるかたもいないでしょう…ということで、作品のあらすじなどは全部飛ばします。 

 でも、どこに惹かれているかだけこちらに書かせていただきますので、ご興味をもたれたかたはぜひ1からご覧になってください。

 背中に龍の入れ墨をした、一見とんでもないパンクな女性・リスペット・サランデルが、不幸な生い立ちの謎にせまり、謎におわれていくミステリーで、ハードなシーンももちろんあるのに癒しだ…などと書くと不思議に思われそう。

 でも、そのとにかく”突っ張って”生きている彼女が素敵で、また、その彼女と前作”ミレニアム1”でかかわったジャーナリストの”名探偵”カッレ君こと、ミハエルの茫洋とした、それでいて暖かく頼りになるその存在感が素敵で、ストーリー云々の中にこの二人の心をストレートに感じては、またストレートにひかれてしまいます。

 シンプルで飾らない、それでいて美しいストックホルムの街や、スウェーデンの森の風景、そして、以前にも書きましたが、スウェーデンの人の携帯の着信音… 日本と違って、一人一人がそう変えているわけではないので、同じ音がそこかしこ… 。その音の風景に懐かしさを覚えてしまうのも惹かれる理由です。

 そしてさらに、特に美形でもなんでもない(失礼!)主人公二人…特にミハエル… がとても素敵に見えます。どうしてこの人がこんなに素敵に見えるのかしらと、ずいぶんと考えてみたのですが、わかりません。でも、わからないけれど、素敵なのです。それはきっと、不幸で人を信じられないリスペットが、信頼を寄せるほどに、彼から、”良き人”オーラがでているからかも。 (それも聖人的なオーラではなくて、本当に自然な俗世的オーラです)

 映画を見て、今回しみじみ思ったのが、”信頼”の重みです。主人公二人のあいだにある信頼。その存在に心癒されるのだと思いました。

 こんな信頼が本当にこの世の中に存在しているとすると、この世界も決して捨てたものではない…と。

 愛… というよりもさらに重いのが、人と人との”信頼”なのかもと思いました。

 愛を描くよりもさらに難しいのが信頼を描くことかもしれません。

 愛よりもさらに得難いのが信頼なのかも。 

 原作日本語訳バージョンは、1,2,3それぞれが各上下で計6巻…。

 ちょっと長いですが、”3”が気になるかたは、先に小説を読まれてもよいのでは…。

 

 

 

 … ちっともハンサムでなく、あえていうならばぽっちゃり中年典型タイプのミハエル。 

 お若いころは知りませんが、とてもブロマイド(古い…)の売れ行きを考えられそうなキャラではなさそうなはずなのに、本当に癒し系で素敵なミハエル。

 レスペットの外見については、この映画の中でひどい表現もされていますように、決して美人キャラではないのに、もし自分が男性だったら、惹かれてしまいそうなレスペット。

 このおふたりのコンビがもっと続いてほしいと願いますのに、原作者は早逝。この3作が実質のデビューであり遺作とは、なんとも残念です。

 

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