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【映画】バレンタインデー

…バレンタインデーなるものの存在を初めて知ったのは小学校の時。

少しおませな同級生が、”○○くんに、チョコをあげて告白するの…”と言っているのをきいて、そのころから時代遅れだった私は目を点にしたものでした。一年に一度だけ、女の子から好きな男の子に告白できる日なのだと…きいていたのですが、今でも女の子はそんな感じなのでしょうか。

 バレンタインデーは、シャイな大和撫子のための一日かも?と思っていたのですが、イマドキの元気な現代っ子は、バレンタインデーを待たずとも”好き♪” と言えてしまうかも。

 そして…

 ずっと見たかった映画”バレンタインデー”を、やっとレンタルDVDで見ました。(機内上映で見たかったときに、上映システム不備で見ることができなかったので…) 

 クリスマスのころになると見たくなる”ラブアクチュアリー”の”バレンタインデー”版だときいていたのですが、本当に少しそんな感じがしました。

 スケールといい、完成度といい、ラブアクチュアリーはすごいと感じましたが、この”バレンタインデー”のほうも、”コメディは2時間以内”という配慮をはじめ、いろいろな気配りがされていてると感じ、豪華スターの競演の中で、バレンタインデーの一日の群像劇がよく描かれていて、ほんわり感と、目が点なシーンのバランスがとられていました。

 とりわけジュリア・ロバーツさんのシーンは素晴らしかったし、アン・ハザウェィさんをはじめ、実にきれいな女優さんが、素敵な自然体?の演技で心を表現していました。

 素敵な女性に魅入られるだけでも、男性諸氏はご覧になられる価値ありかも…。

 そろそろデパ地下などではバレンタインデー用の特設売り場もできはじめましたので、”旬”の映画としておすすめします。

 

 日本では、なんだかバレンタインデーというと、チョコレート業界の陰謀?としかおもえない様相ですが、諸外国ではどうなのでしょう…。よく知らないので、どなたかご存知のかた、実際のところを教えていただきたいのですが…。

 こと、この映画で見る限りでは、日米格差?は(1)チョコレートは登場しない… (2)女性からの告白の日… というよりも、むしろ男女問わず? (3)いろいろな形の想いを確かめ合う日? (4)チョコのかわりは花…

 であり、日本のバレンタインとは程遠い感覚でした。

 映画の中では、バレンタインデーの日には、多くの人で花屋さんは大繁盛大混乱。そんな中で花を贈ろうとする男性たちの姿が印象に残ったのですが、つい先日もあるかたと、男性から花を贈られるということについてどう思うかと話したばかり。

 それについて女性はどう思うかのシビアな意見が、奇しくもこの映画のDVDのカット集に出ていました。

 …男性のかたって、花束を贈っている自分の姿に、うっとりし、えへっ♪と思われるもの… なのかも。 

 女性は…というと、必ずしも花束は、受け取って1番うれしいというものではない…ときもあるかもで。

 実は私も、花束をいただくと、枯れてしまったときのことが残念で、いつも冗談半分本気半分で、”花よりだんご♪””だんごよりケーキ♪””ケーキよりDVD♪(ケーキ大好きですが太るので…)…”ゆえに、”花よりDVD☆”… と…。

 …と書きますと身もふたもありませんが、 それでも花束をいただいくうれしさというのは、モノをいただくうれしさとは別物だという気がします。やはり、”わぉ☆”…と思ってしまう場合の心のとびあがりかたは?格別ですし。

 男性から花束をいただいて、”わぉ☆”と思えるときというのは、その男性が花を贈っている姿をまるごと素敵だと愛せるときなのかも。花は枯れてしまっても、そのお花をもらったときのシーンだけは、ほかのものをもらうとき以上に記憶に残るもののようで…。

 結局、どんなスタイルにせよ”一生懸命”…を示されたときというのが、とても幸せなのだと…。

 映画の中で小学生の男の子が、なけなしのお金を集めて、大好きな人に花を贈ろうとするシーン(しかもすごいネゴで…)があります。 お金持ちの人が100本のバラを贈っても、それが一生懸命…に思われないかもしれませんが、この男の子にしては、精一杯以上?のことをしようとします。それをそっと応援するお花屋さんの優しさもすてきなのですが♪

 この男の子といい、あることをカミングアウトする男性といい、一生懸命、大好きな人のためにその人にできる精一杯のことをしている姿って素敵だなぁ…と思えました。

 また、自分の心の中にある想いを、(それは愛してる…だけでなく、ごめんねとか、ありがとうとか)…なかなか素直にそれだけ言葉にして告げるのは大変なことで、 そんなときに、ちょっとした何かを差し出すことで、”その言葉を口にするきっかけ”つくりをするのだという、プレゼントの意味?もだんだんとわかりはじめました。お花はもちろん、チョコレートほかあれこれと…。

 …博多のお菓子で、にわかせんべいというものがあるのですが、その古いCMで、喧嘩をした男の子が、そのにわかせんべいについているお面をかぶって、”ごめん”と、そのお菓子をさしだして、けんか相手に謝るというものがありました。

 バレンタインデーのチョコ、お花ほかはそんな”にわかせんべい的”?役割のものなのだと、この映画を観終わったあとにいろいろと思い、やっと点が線になっていくのを感じ、そんな意味で、小学校の時以来の、いろいろな謎?が解けました。

 …自分の中で生涯大事にしたい思い出ほか、いろいろなことが呼び起される映画でもあり、つい真冬の昼の夢にひたってしまいたくなりました。映画の感想よりも自分のぼそぼそばかり書き連ねてしまい申し訳ありません。

 すべてのかたにおすすめできる… というわけではありませんが、どのシーンでどれだけフィードバックできるかは、それぞれのかたの心の中だけの世界。

 もしかしたら、”ちょっとだけ背中を押してくれる映画”になられたりするかもです。

 バレンタインデーまであと3週間弱♪ 今のうちにご覧になられて、傾向と対策を練ってみられるのもよいかもです。なににせよ、大切なかたに”一生懸命”が伝わられますように♪

 

  学生時代、クラスで女子ひとり…という環境でした。一年生のバレンタインのとき、こんな日には、なにかせねばいけないのかな…と世の風潮に流されて、講義後、クラスの男の子全員にチロルチョコ(当時も10円)…を配ったのですが、その中の一人の男の子が、それをじーっと見て、”ぼくが生まれてはじめてもらったチョコです”と…。

 それをきいたときに、自分の行為をすごく恥じて、すごく申し訳ないと思いました。彼にとって、私のそんなチョコが初めてのチョコだなんて、本当に申し訳なくて。

 それ以降、”ありがとう”のチョコにせよ、”お世話になります”のチョコにせよ、どんな形のどんなチョコも、おひとりおひとりの顔を浮かべながら用意させていただくようにしています。

 最近は、自分へのご褒美チョコということで、高価な特別なチョコを自分に買ったりすることも人気になっていますが、生涯忘れられない、あのときのあのほろ苦さが、私の自分へのバレンタインチョコです。

 …チョコの彼からは、その後、”いつも講義ノート、ありがとう。山に行ったので…”と、山の神社のおまもりをもらいました。卒業後一度も会うことがないですが、いつか、いつかまた逢えたら…とこの季節には特に思います。

 

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