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【映画】ミレニアム2、ミレニアム3

 スティーグ・ラーソン氏の”ミレニアム”3部作。 原作がとてもおもしろかったので、映画化されたものはぜひ見たいと思っておりました。

 ミレニアム1は、スウェーデンの知人からもらったDVDとレンタルDVDで鑑賞して、ミレニアム2、3と続けて公開された作品を、当地の映画館ではいつ見ることができるのかと首を長くしていたのですが、なかなか当地で上映されず、ほとんどきりんさんになっていたところ、今回、機内上映で見ることができました。

 行きのフィンエアで、”ミレニアム2”が、映画リストにあることを見つけたときは、わぉ☆♪となり、帰りのSASで”ミレニアム3”があることを見つけたときは、ストライキのおかげで航空会社が変わり、そのおかげで機内上映メニューも違い、こんなにラッキーに、行きと帰りに2と3を見ることができるとは…と、本当にうれしかったです。(ちなみにフィンエアのストライキ、12月10日、ようやく解決とのこと。足かけ11日間。半端でないですね…。)

 小さな画面、ときおり、キャビンクルーや機長のアナウンスなども入る環境なので、必ずしも集中してみることはできませんでしたが、それでも十分におもしろかったです。

 ストーリーを書くのは苦手なので割愛しますが、この作品は本当に一級の社会派エンターテイメントだと感じます。

 主人公の2人、背中いっぱいに龍のタトゥーがあるハッカー、リスペットと、”名探偵カッレくん”といわれるジャーナリスト、ミハエルが、とにかくよい雰囲気(原作からの想像にとても近い)で、3部作をみごとにひっぱっていました。

 ただ、原作を読まずして、かつ”3”から見るとどこまで理解していけるかというのは少し疑問で、あくまでも”3部作”として、正統に楽しむほうが十分に味わえる作品だと思いました。

 舞台になっているのは、もちろんスウェーデン。その素朴な(街中であっても)雰囲気が自然で、無理なく無駄なくも等身大の様子が、すーっと心に沁みました。

 突っ張って生きてくるしかなかったリスペットの悲しみ、強さ、そして、その心に響いた人の絆が、彼女の表情からよくとらえられ、また、茫洋としたミハエルの大きなあたたかさが包み込むような感じで、それでいて無理がなく本当に、”これぞ癒し系男子”…と思わずにいられませんでした。

 スウェーデンで何人もみかけた、長身でスリムなおめめちかちか系きりり知的な美形男子とは違う風貌ながら、本当に独特のやわらかさとあたたかさを感じました。ほかのキャラにしても、キャスティングは満点です。

 原作を読んでいないかたにはちんぷんかんぷんの感想ですみません。未見のかたは、レンタル屋さんで、ぜひ、まず”1”をご覧ください。

 

 この映画を見ていて、懐かしい気持ちになるのは、携帯電話の着信音を聴いたときです。スウェーデンの人というのは、本当に何種類か(特に特徴的なのは1種類)の着信音がほとんどで、日本みたいにいろいろな着信音がなるということがない気がします。

 スウェーデンで、会食の時に、その点をきいてみましたら、みなさん、口をそろえて、”スウェーデンの人はめんどくさがりだから、そんなわざわざ設定を変えて…なんて考えないですよ”。と苦笑い。

 同じ音があちこちで鳴るほうがなんだか私は、自然体でいいなぁと思いました。日本に帰って、そこここから違う音でなるのをきいて、ふみゅ…と思わずにいられませんでした。

 この映画をみるたびに、スウェーデンの人の携帯を思い出して、懐かしさでいっぱいになりそうです。

 

 

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