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【映画】しあわせの隠れ場所

 久々に見始めてまもないあたりから泣いてしまい、素直にいっぱい泣いて鑑賞を終えた映画のことを、メモしておきたいと思います。今、ちょっと時間貧乏で、なかなかゆっくり書けなくて残念なのですが。あるかたにおすすめいただいて、早くみたかったのですが、やっと見ることができ、とても素晴らしい作品で、おすすめくださったかたにとても感謝しています。レンタル屋さんでタイトルだけ目にしても、手にしなかった可能性50%以上ですから…。

 ”しあわせの隠れ場所”… という映画です。

 ある体格の非常にいい黒人少年を、ひょんなことから家にひきとって家族同様に育てた女性とその家族の物語です。学校の勉強にもついていけなかった少年は、成長し、アメリカンフットボールの名選手になりました。

 

 …と書けば、ほんの2、3行でストーリーが終わってしまいますが、その間にこの女性とその家族がどんなふうに少年と向き合っていったかのひとつひとつが、心に響きます。周囲の反応もさもありなん。 特に黒人ということで、さまざまな偏見が渦巻きますが、それに敢然とむきあっていく家族たちの姿にも心をうたれずにいられません。

 …育てられているのは黒人少年ではなく、彼をひきとった女性自身… と彼女が語るその言葉、そして、彼が、ある大学に入学した理由を語る言葉に多くが濃縮されていると感じます。

 実話だそうで、レンタルしてきたブルーレイには、モデルになった本物のアメリカンフットボールの選手のインタビューも収録されていて、その自然さがとてもよかったです。

 

 世の中に渦巻く、言われなき偏見、先入観、そしていわゆる”下種の勘繰り”…というものと、それらを跳ね返すピュアでオープンな心との対比が見事でした。

 この黒人少年が、もし、この女性に出会っていなかったら、スラムで麻薬を手にしながら抗争に巻き込まれて早死にする運命であったかもしれません。また、この女性の家族が、もしも”外圧”を跳ね返す力がなかったら、この女性はもしかしたら、このミッション(きっと神さまから与えられたミッションだったのでしょう)を果たしえなかったかもしれません。

 この女性の夫の、自分自身の懸念を押し殺しながら、妻のしようとすることを見守る姿勢と、この女性の娘の、強くしなやかな心、そしてこの女性の息子の曇りない心がなければ、そのどれが欠けても、このストーリーはできなかったでしょう。そういう家族を持ち、そういう子供を育てたこの女性は、素晴らしい人だと思いました。また、この少年の産みのお母さんのことも、とても配慮されて描かれていて、とてもよかったです。

 以前、自分の得意なことに注目して、それを伸ばしていこうというストレングスファインダーという手法をこのブログでも書いたことがあるのですが、この少年の強みをひきだし育てていく様子に、まさにその方法を見る気がしました。その本もこちらに再掲しておきます。

 

  

  最近、自分自身でよく考えているのが、Fate とりわけ、人との出会いです。教えられ、助けられてばかりです。それだけに、この映画が今、自分に響いたのかもしれません。

 

 

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