« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

【映画】この天の虹

 ”この天の虹”という1958年制作という古い映画を、リバイバル特別上映?(3日間だけ)で見ました。

 環境モデル都市などに指定され、環境の街北九州の昔を知る映画であるということと、それから私の好きな市民オケの出発点がこの映画への出演であったということで。

 木下恵介監督による作品で、笠智衆さんはじめ、懐かしいかたがたのお若い姿をいっぱいみることができました。当時は四大工業地帯の一角をしめていた鉄の街、北九州。八幡製鉄所の操業、福利厚生、人間模様などが描かれていて、ネットで検索していますと、”社会科見学映画”と書かれていましたが、まさにそんな感じで。

 大人の社会科見学で、ここまでの社会見学もできる映画というのはすごいと思いました。

 三角関係の行方などで、なかなか難しい選択が用意されていたりもして、将来性か人間性か… など、現代の婚活にもつながる映画かと思いました。

 あのころの女性って、こんなにも積極的で強かったのかと、びっくりしました。

 もし、この映画のタイトルをどこかのイベントで目にされることがありましたら、おすすめします。

 最近は”大人の社会科見学”という言葉をよく目にし、実際、私もそういうことが大好きなので、そんな意味でもこういう映画はとても興味深かったです。あんな会社、こんな会社…あんな工事、こんな場面… もっともっとこんな映画を見てみたくなりました

 ”アポロ13”のブルーレイのメーキングを見ながら、これもまた大人の社会科見学みたいと思ったり。

|

【映画】しあわせの隠れ場所

 久々に見始めてまもないあたりから泣いてしまい、素直にいっぱい泣いて鑑賞を終えた映画のことを、メモしておきたいと思います。今、ちょっと時間貧乏で、なかなかゆっくり書けなくて残念なのですが。あるかたにおすすめいただいて、早くみたかったのですが、やっと見ることができ、とても素晴らしい作品で、おすすめくださったかたにとても感謝しています。レンタル屋さんでタイトルだけ目にしても、手にしなかった可能性50%以上ですから…。

 ”しあわせの隠れ場所”… という映画です。

 ある体格の非常にいい黒人少年を、ひょんなことから家にひきとって家族同様に育てた女性とその家族の物語です。学校の勉強にもついていけなかった少年は、成長し、アメリカンフットボールの名選手になりました。

 

 …と書けば、ほんの2、3行でストーリーが終わってしまいますが、その間にこの女性とその家族がどんなふうに少年と向き合っていったかのひとつひとつが、心に響きます。周囲の反応もさもありなん。 特に黒人ということで、さまざまな偏見が渦巻きますが、それに敢然とむきあっていく家族たちの姿にも心をうたれずにいられません。

 …育てられているのは黒人少年ではなく、彼をひきとった女性自身… と彼女が語るその言葉、そして、彼が、ある大学に入学した理由を語る言葉に多くが濃縮されていると感じます。

 実話だそうで、レンタルしてきたブルーレイには、モデルになった本物のアメリカンフットボールの選手のインタビューも収録されていて、その自然さがとてもよかったです。

 

 世の中に渦巻く、言われなき偏見、先入観、そしていわゆる”下種の勘繰り”…というものと、それらを跳ね返すピュアでオープンな心との対比が見事でした。

 この黒人少年が、もし、この女性に出会っていなかったら、スラムで麻薬を手にしながら抗争に巻き込まれて早死にする運命であったかもしれません。また、この女性の家族が、もしも”外圧”を跳ね返す力がなかったら、この女性はもしかしたら、このミッション(きっと神さまから与えられたミッションだったのでしょう)を果たしえなかったかもしれません。

 この女性の夫の、自分自身の懸念を押し殺しながら、妻のしようとすることを見守る姿勢と、この女性の娘の、強くしなやかな心、そしてこの女性の息子の曇りない心がなければ、そのどれが欠けても、このストーリーはできなかったでしょう。そういう家族を持ち、そういう子供を育てたこの女性は、素晴らしい人だと思いました。また、この少年の産みのお母さんのことも、とても配慮されて描かれていて、とてもよかったです。

 以前、自分の得意なことに注目して、それを伸ばしていこうというストレングスファインダーという手法をこのブログでも書いたことがあるのですが、この少年の強みをひきだし育てていく様子に、まさにその方法を見る気がしました。その本もこちらに再掲しておきます。

 

  

  最近、自分自身でよく考えているのが、Fate とりわけ、人との出会いです。教えられ、助けられてばかりです。それだけに、この映画が今、自分に響いたのかもしれません。

 

 

|

ツアー商法、もしくは旅行者価格

 …先日の大連・旅順のお話を、少しずつまとめているのですが、なかなかうまく言葉にできなくて、軽い印象記?のようなものだけを先行して書いています。

 ここでは、まず、今回びっくりしたツアー商法?のことを書こうと思います。

 基本的には、ひとりでうろうろするのが好きで、ツアーを利用することはむしろ敬遠していましたので、今回はツアーということで新鮮な衝撃?をうけました。

 <ツアー価格> 

 宿泊先、時期、使う航空会社、観光つきかどうか、食事の有無は… というような諸条件でツアーの価格というのはもちろん変わるのですが、その理由に納得して参加したいと思い、今回も、参加を決めるまでの一日の間で、できるだけ旅行社をめぐり、パンフレットを集め、同様のツアーと比較してみました。

 大連・旅順 2泊3日で、ホテルは4つ星クラス。観光・全食事つき…とすると、まぁ、ツアーとしてリーズナブルな価格かもと思い納得したのですが、ひとつだけ格段に安いツアーがあり、その理由は…とみてみますと、

”観光中(または送迎中)には、最大限4か所のお土産もの店へご案内させていただくのが条件となっております。なお、これはお土産物店入店や土産物品を強制するものではありません。””旅程管理上、往復の送迎、観光を利用しないお客様のご予約は承りません”… という言葉が。 …

 ふみゅ。… ということでありました。

<お土産物やさん> 

 今回のツアーでは2件のお土産物屋さんに案内されました。どちらも日本語で…の世界でした。

 一日目はお茶屋さん。7,8人ずつ、小部屋に案内されました。細長い部屋のドアは閉められ(鍵はさすがにかけられませんでしたが)、そのドアの前に女性が二人たち、まるで、”買わないかぎりは部屋から出さない…”といわんばかりの威圧感です。

 そしてもうひとりの女性が(今回の旅の中では破格に笑顔いっぱい)、言葉巧みにお茶を入れながら、そのお茶の効用などを語り、すすめていきます。

 なかなかお茶の購入をしないと感じると、今度は梅干しやドライフルーツ、お土産用のお菓子がだされます。

 結局、8人中の3人がなにかしら購入されました…。買ってくださったメンバーの皆様に心の中で手をあわせました。

  二日目は絨毯やさんに連れていかれました。絨毯を織っているところを少し見せられ、違いの説明をされます。ほかの階には、お茶、工芸品その他いわゆる中国のおみやげもの… それに明らかにコピー商品とわかるようなブランドのような品…。

 ここに連れていかれたのはもう夕方遅く。翌日朝早くでるので、もうここで買い物をするしかない… そんな時間でした。でも、正直なところ、どれも高くて、日本の”中国グッズショップ”で見るもののほうがずっとお得(質も…)と感じました。

 買い物に興味がない人にとってはひたすら無駄な時間です。みんなが乗るまでバスはでませんし…。

 日中は観光地などをまわり、買い物といえば、集合時間までのわずかの時間なので、”うそみたいに高い…”と思っても値切る時間もありません。(というか、たとえばひとつを120元というように書いていて、ふたうで200元は一声でいきます。もともと30元くらいでも高いかも…と思うようなものを、時間がなくて泣く泣く購入する観光客となりはてる悲しさよ…)

 …個人で買い物に行く時間をなくして、限られたお店に誘導し、買わせる…

 そのバックマージンで格安は成り立つのですね。

 こんな店での時間がつくづくもったいないと思いました。

 時間と自由がお金に換算できる… のを実感できるのがツアーだと思いました。

 

 …が、しかし。日本人的感覚で職場の人に”箱入りのお菓子などでお土産”をと考えると、結果的に今回の旅行では、最初のお茶屋さんのお菓子が一番リーズナブル?かもと思いました。ひと箱59元?お菓子を五個買うとひとつおまけ。それでも高い…とそのときは思いましたが、結果的にほかにそういう価格のお土産ものに出会えずで、最後の空港でも、100元以上があたりまえ…でした。

<バス中ショッピング?>

 そのほか、ツアーのガイドさんのバス中商法もすごいと思いました。

 まず、”印鑑”… 印鑑材は”会社からプレゼント”だそうで、名前を彫るのは、一日目に頼めば二日目の夜にはできています。 日本円で1000円… といわれました。元より円…。

  …印材だけもらってもどうしろというのかと考えて、結局名前をほってもらいました。自分のではなくて、外国の人へのおみやげにしようと、その人の名前に近い音の漢字でほってもらいました。

 写真…。二日目にある観光地の前で全員で記念撮影。観光地の写真入り台紙つきでこちらは80元。

  …今回ご一緒のみなさんとは、これから先もおめにかかることも多いかと思い、楽しい時間を過ごさせていただいたので、記念に購入しましたが、普通のツアーでしたらまず買っていません…。

 最後はチョコレートです。日本製のチョコでコーティングしたというリンゴチョコ。日中友好のものだそうです。20個入りでひとつ100元。5つ買うとひとつおまけだそうです。

  …試供品をおいしくいただきました。

  加えて、足裏マッサージなどの案内がありました。 お店に行ってもホテルの部屋にきてもらっても料金は一緒で、来店希望者がある程度いるようだったら、観光で使っているバスでそのまま送迎…と言われました。300元程度だったかと…価格うろ覚え…思います。

  …施術してもらうとそのあいだに眠ってしまいそうで、部屋でお願いするのはなんとなく抵抗があって、結局、これもパスしました。

  …あまり、ガイドさんの役にたたない不良客…かも。

 ただ、バスの中で、ガイドさんが1万円を元に交換してくれたレートは空港で交換したものよりもずっとよかったです。あまった元も同様に交換なので、これは観光客には便利ですね。 

<参考> 

  ちなみに、観光地のTシャツは一枚100元から120元。お茶は銘柄にもよりますが、あまり大きくない箱で100元~。(一元は12~3円)

  ホテルの部屋に置いてあったエビアンは18元。ホテルの近くのコンビニでみかけた清涼飲料は3~4元。  コンビニでザーサイのコブクロを買いましたが、3つで5元弱。

  以上、論評ひかえめで。ツアー(特に格安の場合]のお土産物店誘導は、中国に限ったことでなく、国内外で多くのところで、多くの場合で、されていることだとはときどきそんな記事を目にしますが、日ごろツアー利用しないものには、驚きでしたので(ほかの場所で買う時間がないスケジュールほか)書かせていただきました。

 

  

  …ときどき中国出張などのおみやげをいただくのですが、もっと心していただかねば…

|

旅順へ

 ひょんなことから、大連・旅順にでかけてまいりました。(メイン目的地は旅順)

 一か月ほど前に、あるかたから、”かくかくしかじかのミッションででかけるので、ぴょんさんもいきましょうー☆”と誘われました。

  団体で行くメリット?のためにある程度の人数が必要だったのでしょう。また、私も、こんな機会でもないと、自分ではなかなか足を運ぶことがないかもしれない…と思い、旅費もまぁ、リーズナブル?と感じ、なにがなんだかよくわからないけれど行ってみよう♪…と参加することにしました。

 参加すると決めてから、例の問題は起こり、さらに滞在中にもまたあれこれ他の地区でまた大々的に報じられるような問題も起こりで、”よりによってこんな時期に”…と周囲に苦笑されつつも、日程は無事に終わりまして、2泊3日の短さなのに、目の直径を最大にしたり、点にしたり?しました。

  今回は団体ツアーといっても、いわゆる観光会社のパンフレットにあるようなツアーではないので、同行のかたのうち、10%のかたは事前に知っているかたで、20%のかたは名刺交換をし、40%のかたとは、(名刺交換はしなかったけれど)きっとこの先、どこかでまたおめにかかるだろうと思い、30%のかたとは、もしかしたらもうおめにかかる機会はないのだろうという感じ…で、それだけにいろいろなかたとの会話の密度が濃く、有意義ないっぱいいっぱいの時間でした。

 …中国は、ずーっと昔に深センという経済特区に、ちらっと寄った以外、訪れたことがなく、実質的に今回が初めて… と思ってでかけたのですが、意外にも、そのずーっと昔の記憶が、今回のいろいろな状況の理解に役立ちました。

 いつもはあまり旅の”復習”はしないのですが、今回は少し”自分用”にまとめてみようかと思ったりしています。

 ”予習”としては、いろいろと勉強していきたかったのですが、”坂の上の雲”…を、すこしずつ読んで、結局全8巻なのに、5巻のはじめのほうで、時間切れになり、それ以外もほとんどできずでとほほでした。

  時節柄、所感はなかなか言葉でまとめにくいです。印象的だった2点を短く書くとすれば

 

  笑門来福    …は、実はあまり知られていないかもしれない…

  熱烈歓迎    …のレベルはまた凄い…

 

  でしょうか。 

 

 

  …笑わないキャビンアテンダントさんばかりのフライトというのも初めて経験しましたし、ホテルのフロントのひと、レストランのウエイトレスさんほか、ほんとうにニコリともしないみなさんで、もしかして無表情こそ美人の要件?と思うほどでした。

  一方、ミッション関係では、中国のかたがたはまさに心のこもった素晴らしい熱烈歓迎をしてくださり、ここまでしてくださるなんて…と、ホスピタリティを考えさせられました。

 …と、この二つは一対の例であり、同様にさまざまなところで、二極分化を感じました。これは、もしかして大変なことなのかもしれません…。

 帰路は、たまたま臨席が日本と中国の間でビジネスをされている中国のかた(ツアーに関係ないかた)で、かなり率直なインプレッションほかをうかがえて、それもまたおもいがけないオプションでした。

 

 中国では青空が見えない…とよくきかされていたのですが、上海や北京ではなく、北部 だったからでしょうか。3日間好天に恵まれ、坂の上に雲をみることすらなく、きれいな青空ばかりを見てすごしましたので、その写真を添えます。

586_2

 

 それにしても、最近は、もっぱら一人でうろうろ…なので、団体ツアー?は久々でしたので、”団体ツアー”の経済的なしくみ?にも茫然としたりでよい勉強になりました。恐るべしツアー商法…ですね。…いろいろなツアーの価格差のわけも理解できました。これも凄い勉強になりました。 これは中国に限ったことでなく、たぶん多くの地での団体旅行でおこることなのでしょう…。

|

さがしもの(ガスタンクの映画)

ここ数日のあいだに、たまたまふたつのガスタンクを目にしました。ひとつめがこれです。

 

452

 もうひとつがこれです。

2009_1009_182348imgp3341

 …好きなのです♪ こういう風景。

 イマドキの言葉でいえば、ガスタンクもえ~ というのでしょうか。

 子供のころから、このタンクの横のステップが気になって、のぼってみたいなぁといつも思っておりました。

 学生時代に、力学の授業で、気体の容器としては、この球形が一番応力負荷の面で望ましいのだということをきいたときに、へぇぇ… だからあんなに美しいのか♪… とますますもえ~ となりました。

 子供のころ、よく目にしていたタンクは、いつのまにかどこかに移転してしまい、最近は、とんと目にすることがなくなっていただけに、ここ数日の、たまたまの出会いに大喜び♪です。

 …ガスタンクといえば、昔、ピーター・フォークさん主演の映画で、彼が恋におちた女性がガスタンクに絵を書くシーンがある映画を、テレビでみて、途中見ていないことと、その映画のラストシーンが忘れられないことから、またぜひ、みたいと思っています。

 タイトルすらわからないのですが、もしこの映画のことを記憶されていて、これだけの情報でタイトルをおわかりのかたがおられましたら、ぜひぜひコメントで教えていただけたら…と思います。よろしくお願いいたします。

 秋の三連休もあっというまに終わり。

 いつまでも終わることがないのではないかとさえ、思ったあの酷暑が、すとんと終わり、秋らしい秋がちゃんと訪れてよかったです。

 

 …いま、いつまでも終わることがないのではないか…と思っているのが、”坂の上の雲”です。…8巻中、まだ4巻目。時間切れ?になりそうなので、雲にのって、途中とんでいこうかしら…と思ったりしています。

 …が、ぴゅんと飛ぼうにも、これまだ途中までなのですね…(スペシャルドラマ版)…。

|

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »