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【映画】アポカリプト

 レンタルビデオ屋さんで、ケースと、中身が違っていることに気がつかずにレンタルしてしまい、あれ?なぜこれが? これはいったいどんな映画?… と思って見始めたのが、”アポカリプト”でした。

 南米の森を舞台にした、二つの部族の闘争劇ですが、とても平和に森との共存で生きている部族が、侵略を繰り返す部族に襲われ、捕まえられ、あるものは生贄にされ、そして、主人公は、ひたすら、逃走するので、闘争劇というよりも逃走劇といえるものかもしれません。

 R15は伊達ではない…と思うほど、確かにすごい映画で、殺戮の残酷さは眼を覆いたくなります。特に、心臓がえぐりだされるようなシーンが何度もでてくるので、15歳以上でも、覚悟してみないといけない映画だと思います。

 メル・ギブソン氏による制作の映画というと、キリストの受難を描いた“パッション”を思いだすのですが、どうしてこのかたは、こんなにも痛そうな映画ばかりを…と思わずにいられませんでした。

 でも、ただ単に残酷なだけの映画ではありません。この映画で、心にしみたのは、両方の部族の“父”の言葉です。恐怖との向き合い方を教える父。そして、もう一人の息子への最後の言葉には、親としての想いがあふれていました。

 この映画での文明の考証については、いろいろと難点があげられているようですが、少々デフォルメされているとはいえ、人(文明)の生活の原点を感じずにはいられない、たぶん、多少は違えど、人類の昔はこんなふうな経過をたどってきたのでは…と思える映画でした。

 恐怖を心から追い払うこと。

 …Fear can hold you prisoner.

 ”ショーシャンクの空に”のポスターの言葉として忘れられないのですが、時を超えても、恐れとの向き合い方が人を変えることに違いはないと思いました。

 怖くて怖くてたまらないのに、返却前にもう一度見ておこうと思ってしまいます。

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