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【読書】直江兼続

 今年の大河ドラマの主人公、直江兼続氏についての本を一冊、読んでみました。昨年は、すっかり出遅れて、話題の”篤姫”さまの本を読んだのは、最終回直前。

 今年は、恥ずかしながらこれまで名前を聞いたこともない人のお話ということもあって、いくらテレビをほとんど見ることがない人間でも少しは、周囲の人のお話についていきたい…と考えて手にしてみました。

 書店にたくさんあって、どれにしてよいのかわからなかったので、とにもかくにも一冊。外川淳氏著のもの(アスキー新書)を。書評では、他の本ではあまり書かれていない真実?と目されることもきちんと書かれている…ということでした。

 ううう… こういう類の本をこれまであまり手にしたことがなかったので、小説でもなければ、ドキュメンタリーでもなく、かといって研究書という類でもなく、自分がどこにどう座って受け止めればよいのかにまず戸惑いました。

 次に戸惑ったのは、自分の名前認識能力の無さ…でした。戦国武将の名前がたくさんでてきます。もちろんおなじみの方もおいでなのですが、親子関係ほかで、”一字違い”の名前も多く、しかもみな2文字。ううう… シンプルなはずなのに、さながら、アカーキィ・アカキヴィッチ…といった名前の連発のような、ロシア文学と同様の混乱を頭の中で生じてしまいました。

 ということで、ちょっと頭が混乱気味なのですが、とにもかくにもこの直江兼続というおかた。どうにも一筋縄ではいかない、決して、”大河ドラマ王子さま♪”とだけ言いきれるかたではない、複雑なおひとだということを感じました。ナンバー1が、キラキラ星純正の王子様だとしたら、“ナンバー2”というのは、かくありきでなければいけないのかもしれません。

 NHKでどのように描かれるのか、見てみたいと思いながら、昨晩も、とうとう見ずでなのですが、テレビではなかなかおもしろいストーリーだそうで…。

 それにしても名前を覚えるということのなんと難しいことか…。私は、主人公とその恋人と、そこにかかわるもうひとり…くらいまでしか覚えられないということに気がつきました。また、長い名前もだめで、そういえば、この前見た舞台劇、”アンナ・カレーニナ”でも栗原小巻さん演じる主人公が、長い長いロシア人の名前を連呼される様子を見て、なぜにそれが必要なのか…?と思っていたものです。なぜに姓と名を?と。 早口言葉記憶の披露自慢かな?と一瞬失礼なことを思ってしまうほどに、私には名前を覚えるのは難しいこと…。

 直江兼続というと、甲冑のトレードマークが「愛」…。この本によると、そういう甲冑を彼が使った理由は、自分が人を愛し、そして愛される人間になりたいという自己表現だったのだろう…ということです。

 この本と、それから先日の”アンナ・カレーニナ”の劇を思い出してみるとき(こちらは救いのないドラマ…でした)、”愛すること””愛されること”とはなにかをふと考えてしまわずにはいられません。…今年の大河ドラマの中に、どのような愛をみていくことができるのでしょう。

 できるだけ日曜日夜8時、見てみたいと思います。

 

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