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【旅】選択と集中

 旅のことは、まだまだ書けばきりがないのですが、そろそろブログに書くのはこのあたりでと思い、今回と、あともう一回の落ち穂拾いで終わりにしようと思います。

 今回、ひとりで旅しようと思ったことから、あれこれ調べて、あれこれ思ったのですが、そういう作業をしているうちに、一番はっきり見えてきたのが旅の形と、”自分はどんな旅がしたいのか?”ということでした。

 今回、コース選択、宿泊先選択、見どころなのかなどの参考資料?として、いろいろな旅行社のパンフレットを、目にとまったかぎり全部持って帰り、比較検討しました。そうしているうちに、一言で”旅行””ツアー”といっても、実にいろいろな性格のものがあると、あらためて思いました。

 昔は、海外というとツアーで行くという考えしかなかったのですが(ハワイのような一か所リゾートタイプはのぞいて)、数年前に、初めて視察という旅に参加して、ちょっとあれれ?と思い始め(見て回る視点、場所、日程、構成などがいわゆる普通のツアー旅行と違いました)、それからさらに、2年前に、個人旅行(航空券なども個人でネットで購入)をしてみて、だんだんとその道のおもしろさ?にはまってきてしまいました。 といっても、まだ自分で100%”ひとりでできるもん”とは言えず、今回も、スウェーデンの知人にはいろいろと現地で助けてもらいましたが。

 個人旅行ならではの自由度もあれば、個人旅行ならではのリスクゆえの不自由度もあり、いちがいにどんな旅がよいといいきることはできませんが、いずれにせよ、選択と集中なのだろうなぁと思いました。

 たとえば、ツアーでバルセロナに行ったとき、たとえば一日観光コースだとすると入場するところは、サグラダ・ファミリアとグエル公園、ピカソ美術館、それからモンジュウィックの丘、それからお買いもの…といったところが多かったです。

 私の場合は、とても行ってみたかったけれど、ピカソ美術館をあきらめました。それからモンジュイックの丘は、とある本で読んだ山の裏側の墓地…に行ってみたかったのですが、そこにひとりで行く勇気がなくてあきらめました。

 それから、今回は、全行程にわたって、ショッピングは度外視しました。意識して行ったのは、ノーベルミュージアムだけで、特にバルセロナでは観光地で本などをささっと買うのと空港でのフライト待ちの間に見る程度。

 こんなあきらめとひきかえに、ツアーのコースにない部分で加えたのが、サグラダ・ファミリアの塔にのぼることと、カサ・ミラとカサ・パトリョに入って見学すること(日本人のツアーのかたは、バスから降りて外の写真だけ撮られてまたバスに乗る… そんな光景を目にしました。パンフレットには、下車観光あるいは車窓から・・・となっているのでそういう感じなのでしょう。)、それにカタルーニャ音楽堂に入ること。

 要は入ってみることにこだわり、また、公共交通機関を利用するため、バスでならばテンポよく見てまわれるところをあきらめたわけです。

 もう少しマクロな視点でいえば、スペインを旅する時は、地方によって、それぞれに特徴が違うので、いろいろな地方を見ることができたらその差異がわかっておもしろいといわれたのですが、個人旅行で限られた日程ではそれは無理でした。バスで何日かかけてぐるっとスペインをまわるようなツアーではそれが可能だと思いましたが。

 どこをどうめぐるか、どんなふうに旅をするかは、本当に選択と集中だなぁ…と思いました。

 私の場合は、性格的にその地にいって宿泊先を探すといったような冒険はすることができず、さらに、いっぱい調べて、愛着をもって行くことが、自分の納得につながるのかなと思いました。昨年、ほとんどなにも調べずに、”のって”行ってしまった韓国では、統営(トンヨン)というとても美しい港街での2泊3日の時間がとても心にしみました。もっと事前に知っていれば…ととても後悔しました。

 その一方で、今回は、あーでもないこーでもない…とあれこれと調べていく間に、しんどくなって、途中で投げ出したくなったりしました。そんなときに、それを超えるパワーのモトになったのは、前にも書きました、“ガウディの伝言”という本などから届く”想い”だったのですが。

 最後に、ツアーでは外観しか見ないことが多いカサ・パトリョとカサ・ミラの写真を何枚かご紹介して(容量がなぜかいっぱいで3枚しか入らなくて残念…)今日のお話をおわります。なぜこういうところが、ツアーでは入場しないのかも、その”時期、時間によっては1時間半待ちなどになること””京都のお寺でもこんなにとらないよ…というほどの入場料”…などなどにあるかと思うのですが、外から見るだけと中に入ってからではずいぶん違うので、入場する価値は十分にあると思いました。

 カサ・パトリョ… ガウディによって設計されたチュッパチャプス創業者の人のおうち

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マッシュルームの形をした暖炉スペース (中にベンチあり)

201 美しい放物線の屋根裏。実際、息をのみました。

風のとおりかた、光の入り方が建物全体にわたってみごとに考えられていました。

カサ・ミラ… ガウディによって、建てられた集合住宅。今も実際に何世帯か居住しています。地下に駐車場をもうけたり、いろいろと、集合住宅としての工夫も凝らされていて、建築基準法(当時)を無視して建てられた大きな建物。今は、通りをへだてて隣の銀行が管理・維持しているもの。

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あちこちでおなじみの、屋上の煙突。あとで、モンセラットの山をみたときにはっとなりました…。

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