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【旅】列車でモンセラート

モンセラット

(すみません。モンセラートとタイトルにも以前の本文にも書いたのですが、いろいろなものにはモンセラットと表記されているので、検索でのかたのことを考えて、本文中の表記はモンセラットに訂正させていただきました。) 

バルセロナ郊外にモンセラットという巨岩がそそりたつ山があり、その中腹に修道院があります。その山で見つかったという黒いマリアの像をまつり、また、教会では世界最古といわれる少年合唱団の賛美歌を、ほぼ毎日聴くことができます。

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 サグラダ・ファミリアを設計したガウディ、それから、バルセロナ出身のピカソ、ダリといった芸術家に、”ふるさとの山”として、大きく影響しているといわれるその山へは、バルセロナから日帰りで行くことができます。

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 日本の旅行社のパンフレットなどでは、バルセロナを午後2時くらいに出て、バスで山へ行き、夕刻に戻ってくる半日観光のコースが、オプショナルツアーとして一般的です。現地の旅行社でも日本人観光客向けに同様の半日観光の募集が行われています。

 今回、本当は、ダリもピカソもミロも見てまわりたかったのですが、限られた時間の中で、どれもこれもとはまわれなくて、結局、ガウディとその時代の建築家のかたのものだけに集中しようと考えた中で、このモンセラットはやはりはずせないスポットであると考えました。最初は、“どうやっていったらよいのかもわからないから、このオプショナルツアー?に便乗して行こう”と思っていたのですが、インターネットであれこれと調べているうちに、なんとか列車で自分で行けるのではないか?と思い始めました。

 スペイン広場という駅から、カタルーニャ鉄道というものに乗り、途中でクレマジェラという登山電車に乗り換えると、1時間少々でつくことができるのです。ただし、これに便利な快速電車?は1時間に一本です。登山電車は、乗換駅で、約4分後に接続します。

 驚き感動したのは、そんなローカル鉄道や登山電車の時刻まで、日本にいながらにしてインターネットで調べられるということ。… 時間もわからずに駅に行き、スリが多いと評判の?バルセロナの駅で長い時間待つというのはしたくなかったのですが、この列車の時刻表にいきあたってからは、”これは一人で行けそう♪”と思うようになりました。

 しかも、14時にバルセロナを出発する日本人用ツアーで行くと、絶対にまにあわない少年合唱団の合唱(この時期の平日は13時から)ももちろん聴くことができますし、そのツアーだと55~70ユーロくらいする料金が、なんと往復の運賃だけだと14ユーロ弱。…

 バルセロナで午後の半日しか時間がないならばしかたありませんが、もしも自分で時間を調整できるのであれば、このカタルーニャ鉄道でのモンセラット行きのほうが、絶対楽しくてお得だと思います。

 某F通スポンサーの番組とは比べたら怒られそうですが、それでもちょっとそんな気分にひたれます。309 308 314

  

 

 登山電車に乗ると、山はいっきに近くなってきました。

 山の中腹にある駅をおりるとすぐにそこは、小さな社会の入り口です。

 修道院、教会だけでなく、そこに巡礼や観光で来る人のためのホテルやレストラン、売店などがあり、こじんまりとした本当に小さな共同体になっています。

 インフォメーションで地図をもらい、まず一番に教会に行ってみましたら、ちょうど教会の中には、パイプオルガンの調べがなりひびいていました。朝一番にでかけたせいか、観光客もほとんどみあたらず、本当にシーンとして厳粛な空気でした。教会に入って右手の通路を上がっていくと黒いマリア像にいきつき、そこからまた、祈りの場に向かえます。

 そうやって教会を静けさの中で堪能したあとは、カフェテリアでちょっとひとやすみ。そして、日本でいう”おまもり”を探したくて、そのそばのショップをうろうろしました。なかなか思うようなものはなかったのですが、この教会で歌われる讃美歌やミサの様子を収録したCDが何種類も売られていまして、一枚買って帰りました。

 そこで、この山についての詳しい説明書(日本語訳)を買い、外のベンチに座って読んでみたのですが、うーん… どこからどうまわったらよいのかよくとっさには理解できませんでした。”少年合唱団の合唱は午後1時からですが、30分前には教会に入って座っていたほうがいいですよ。多い日は、1時前にいっても、もう中に入れないこともありますから…”ときいていたので、12時半に教会に戻ってみますと、もう中は半分くらい人でうまっていました。そして13時から15分間くらいの演奏を聴きました。美しい調べでした。

 さて、その後。実は、この日、スペイン広場駅で切符を買おうとうしていたときに、駅員さんが、親切に切符の買い方を教えてくれたのですが、そのとき、薦められるままに、この山上でのロープウェイなどの券もセットになったものを買っておりました。

 ロープウェイは2本あって、一本は下っていくもの。もう一本は上っていくもの。時間的に両方いけるかどうか自信がなかったので、どちらか一本であれば、とにかく上に行ってみようと思い、上に向かうロープウェイの駅に行きました。

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上に向かうロープウェイは20分に一本。乗っている時間は約7分です。上でロープウェイを下りると、そこからは、サンジョアンの祈祷所という名のところにいく砂利道が見えます。

 山が急にさらに近くなり、広々とした景色が眼前に広がりました。

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そこから先を歩こうという人はあまりいないようでしたが、せっかくだから・・・と、20分くらいの道のりでしょうか、古びた祈祷所までの道を登りました。そこにたどりついて、その先を少し歩いたのですが、あまり登っていくのも、人かげないことと、急な道もあったりしたので、その祈祷所から15分くらい歩いたところで引き返しました。ちょっと急な道のほうを選んでおりたので、ちょっとした冒険気分でした。

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もうひとつ下りのケーブルに乗ったりしようかと思ったのですが、時間が中途半端になるのと、陽が暮れる前の夕方5時にはバルセロナ市内に戻っていたいと思い、残りの時間は、モンセラットの博物館がある場所に行き、そこのショップで少し買い物をして過ごしました。

あとで、ガイドブックをじっくり読んでみると、なんとなく他にもいろいろなルートがあったようで、この山の頂上にも登れたりしたようなのです。(時間はそれなりにかかりそうですが)  事前にもっと調べていっていればよかったと後悔しました。

 7時間足らずの山での滞在でしたが、のんびりしたよい時間でした。もっともっと時間があれば…と思ったので、夏に行かれるかたでしたらもっといろいろとご覧になることができるかと思います。

 なお、スペイン広場からの電車の途中の駅で降りると、ガウディが設計して地下の部分だけができているというコロニア・グエル教会によることもでき、このモンセラットとともに一日でめぐることができる…という情報も読みました。

 そのための時刻表も調べてみたのですが、電車だけでアクセスしようとすると、どうしてもコロニア・グエル教会をまわったあとでは合唱団のコーラスにはまにあいません。(コロニア・グエル教会の開館時間が10時であることと、いわゆる鈍行列車との接続の関係で)

 モンセラットでの合唱団のコーラスをあきらめればもちろん大丈夫なのですが、私は結果的にみて、二兎を追わないで、のんびりモンセラットで過ごして正解だった気がしました。コロニアグエル教会もとても行ってみたかったのですが、でも、私にとっての旅は、今回はこれでいいのだと思いました。ああ、でもでも…いつかまた…があるといいのですが…。

 バルセロナについては、いろいろな旅行社のパンフレットや、ウェブサイトなどをみて、それらとともにさてどうしよう?と考えていく中で、しみじみと自分の旅のスタイル?というものを見つめるきっかけになりました。

 ちなみに、バルセロナを飛行機で離れたあとに、ずーっと眺めていますと、あ♪と、モンセラットを見つけてうれしくなりました。その空撮?を写りは悪いのですが、添えておきます。 この山だけがぽっこりと…そこにあることをわかっていただけたらよいのですが。

 Mtmonse

 

 

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