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2008年12月

【読書・旅】風の影

 「忘れられた本の墓場」で、ダニエル少年がめぐりあった一冊の本、”風の影”。その本を巡ってバルセロナを舞台に展開するミステリアスなストーリーカルロス・ルイス・サフォン氏著の「風の影」を手にしたのは、バルセロナに旅立つ1週間前のことでした。

 いろいろとサイトを検索しているときに、バルセロナを舞台にしているという本に出会い、これはぜひ読んでみなければ…と思ったのですが、いざ手にしてみますと、それは上下巻で800ページを超えるような作品でした。

 なんだか、ハリーポッターの秘密の横丁の中のような本の墓場でのできごとから、いっきに本の世界にひきこまれ、その先の見えない展開にわくわくしながら、それでも、それを味わうまもなく大急ぎに読んでしまったので、もったいない読み方をしてしまったと後悔しています。が、どこかに旅にでるとき、そこを舞台にした小説を読むと、実際にその地に立った時に、感じることが多く、まさに風を感じました。

 スペインの内戦が市民にもたらした傷は、堀田善衛氏の”バルセローナにて”などで読んでいたのですが、この本からもそれを感じ、それはまた、サグラダ・ファミリアの地下の資料室で見た、内戦で破壊された様子の記録などとも結び付きました。

 また少年の母が眠るというモンジュイックの丘の墓地…というところに行ってみたいと思いながら、(それはかないませんでしたが)、思ったよりも低い印象の丘をなんども街からみていました。…モンジュイックの丘というと、バルセロナオリンピックのメインスタジアムがあり、そういう印象でしかなかったところなのですが、その華やかさのそばにある市民の痛みが、この本の中から染み出すように感じました。意外な展開のストーリーなので、あえてこれ以上は…と思います。まさに迷宮に迷いこんだかのようなストーリーでした。

 旅からもどり、また読んでみたいと思いながらも、いたずらに時がすぎ、まだそれが果たせずにいることを悲しく思っています。

 風に影はあるのだろうか…。そんなふうに思うときに、見えないものの影を追いたくなる自分に気づいたりします。

 

 

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【DVD】GARNET CROW in 仁和寺

 ”GARNET CROW スペシャル ライブ in 仁和寺” のDVDがとてもよかったので、思わずひとこと。

 GARNET CROW… とは、女性二人、男性二人の計4人によるユニットで”名探偵コナン”のエンディングの曲などをいくつも担当してきました。 2007年10月20日に、京都の仁和寺で行われたライブの様子を収録したのが、このDVDです。

 世界文化遺産の名跡、仁和寺をバックにすると、それだけで澄み切って荘厳なイメージになりますが、アレンジもとてもシンプルで感じのよいもので、音の残りかげんの潔さ?のようなものがとてもよく、素直にすっと心にしみこんできました。 GARNET のライブCDは大好きですが、その中でもこれは、これまでで一番好きです。

 名探偵コナンの作品で、京都・鞍馬寺を舞台にした映画がありましたが、その時のイメージと重なりながら、それよりもさらによい感じで、疲れが癒されます。弦楽器によるアレンジがとてもよかったと思いました。

 特に、懐かしいデビュー曲”Mysterious eyes”、思わず一緒に手をふりたくなる”二人のロケット”、そして、しっとりとひきこまれる”夢みたあとで”までの、アンコール前3曲のところが特に気に入っています。

 なぜに、仁和寺で?…というのが謎なのですが、ネットで検索していますと、他にも仁和寺でコンサートをしているグループなどもあるようで。こういう粋なことをされる仁和寺の住職さんって…♪と思わず、このコンサートの間に、そういうかたがたがどこでどうされていたかが気になったりしてしまいました。

 ああ、こんなコンサートに行くことができたら…と思わずにいられませんでした。以前も思ったのですが、たとえば、”二人のロケット”…のところなどで、無心に一緒に手をふってみたいなぁとか…。

 GARNETファンのかたにはぜひおすすめで、そうでないかたにも見ていただきたいDVDでした。

 

 

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【映画】マンマ・ミーア

 クリスマスを終えたばかりだというのに、今年は暦の関係からか、もう早々にお正月休みに入るところが多いようで、いろいろなかたからの年末のあいさつメールや電話をいただき、ちょっとびっくりしました。いいなぁ、いいなぁ…。

 この年末年始は、ちっともお休みという感じがしません。ちょうどこの時期にしないといけない仕事が重なってしまいまして。年末年始の大掃除おせちづくりや、周囲のお休みモードと並行しながら、そんなことをしていくのは、気持の切り替えが難しくて気がとても重いのですが。これからの10日間ほどが、どんなふうになるのか見当もつきませんが、どよよんと気持が重いです。

 そんなときには、音楽でしばしの癒しを…?と思います。静かな曲か、元気になる曲か…いずれかですね。

 元気になれる曲といえば、たとえば、ABBAの曲♪などでしょうか。そんな曲満載の映画を先月の旅の機内上映で見ていながら、とうとうここまで感想を書かずでした。”マンマ・ミーア”。ロングランのミュージカルのタイトルなどでもきいていましたが、それらを見たことはなく、この映画で初めてストーリーなどを知りました。

 …ある結婚式をひかえた女の子が、結婚式に、まだあったことがない自分の父親である人を招待したいと思い、かつてこっそりのぞきみた母親の日記をもとに、招待状を送ります。しかし、その父親候補者は何と3人。母親が同時期に交流があったらしくて、特定できないのです。

 彼らに会えば、だれが自分の父親かわかるはず…と考えて招待状を送ったわけですが、それではせ参じた3人の男性にあってはみたものの、誰がパパかわからない。 

 結婚式はまもなくですし、その3人に会った母親、またそれぞれの”パパ”は…。

 といったお話が、ABBAの曲にのって、コミカルに進んでいきます。映画館での予告編でみたとおり?の楽しさの映画でした。逆に、”映画館の予告編、見せすぎ。”と感じるほどに。映画館の予告編を見て、これは見てみたい♪と思われたかたにはおすすめです。

 母親役のメリル・ストリープさんは、かつて、クリスマス映画の定番?”恋におちて”…などで見て大好きな女優さんでした。とうとう、こんな結婚をひかえた娘のママ役になったのかとちょっと複雑な気もしました。パパ役の3人は素敵な人ぞろいで、特に、”ジェームズ・ボンドを父の持つなんて…”とうらやましくおもうような配役でした。

 ちなみに、ABBAは、今でもスウェーデンを代表したグループとして、人気があります。空港にはこんな大きな写真も。433

 スウェーデンは国語は、スウェーデン語ですが、”ちょっとした街角の人に英語で道をたずねても答えてもらえる”というように、英語も通じやすい国と言われています。アバの曲の英語も親しみやすく、わかりやすい英語であることも、そんなお国柄からかもしれません。

 マンマ・ミーア。元気になれる映画です♪

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【旅】あざなえる縄の如し

 旅のお話はきりがなく、ここに書くのはそろそろ終りにしようと思います。最後に落ち穂拾い?というか、ああ、失敗…というか、そんなお話をいくつか…。

<コードシェア便と荷物の重量超過>

 コードシェア便の場合、ラウンジの使用や荷物の超過許容については、運航する航空会社の規定によります。

 一般的に、子フライト鬼っ子コードシェアの立場は不利になるようです。今回の旅では、JAL運航のフライトであれば、通常の20キロに加えて、さらに20キロ超過まで大丈夫(JALカードメンバーで特典で…)という状況だったのですが、前にも書いたように、フライトはコードシェアで、運航はフィンランド航空。荷物の重量超過については、事前に電話でもたずね、HPで一応調べた結果、超過しても大丈夫だと思っていたのですが、ううう、だめでした。

 帰路のストックホルムの空港での計量で28キロのマイバッグは、超過料金として、約3万円…支払いました。この出費は、旅行中にカードをきった最高額です。…とほほ。

 どうしてこんなに重いのでしょうね・・・。鞄の中は本やパンフ、資料でいっぱいだったから…かも。日本に帰ってゆっくり読もうと思ってつい、とりあえず、入れてしまうのです。いただいたもの以外で、自分へのおみやげ?で本以外に買ったものは、本当にごくわずかですのに…。(たとえば、バルセロナ記念には、名物のトカゲちゃんを…)

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 カウンターの人に、”確かフィンランド航空の場合は、コードシェアでも大丈夫だときいていたのですが・・・”と、くいさがった?のですが、だめとのこと。

 「1キロ分だけはおまけして、7キロ超過にしてあげますし、この場で機内持ち込み手荷物のほうに少しでも移し替えて、重量を減らしてもいいですよ」…とは言われたのですが、機内持ち込み手荷物の鞄は、最後におみやげを買うために空間と重量をキープしておく必要がありましたし、もうそこでトランクをあける気力もなく、そのままで超過料金を払いました。

 おかしいなぁ…と思い、帰国後JALのホームページで調べてみますと、フィンランド航空のコードシェアの場合、”ヘルシンキ空港”で預け入れをしたときには、”+20キロ”特典が使えるのだととわかりました。つまり、ストックホルムのアーランダ空港で預け入れしたときには特典の効果がないのだと…。

 JALのHPを念入りにみると、そういうふうに理解できる内容のことが書いていましたが、私は、”フィンランド航空とのコードシェアは重量超過大丈夫”と、勘違いしてしまっていたのです。 今回の場合、ストックホルム~ヘルシンキ~中部のフライトについて、乗り継ぎ地のヘルシンキでは受け取らず、中部で受け取るようにしていたのですが、もしこのこと気がついていて、ヘルシンキで一度荷物を受け取って、再度預け入れなおせば、少なくとも、支払いは、ストックホルム~ヘルシンキ間の超過料金で済んだはずでした。

 あーあ。

 …でも、なんだか途中の空港で一度荷物をとるのもめんどうですし、雪でフライトが遅れていて接続の心配もあったので、今回はしかたなかったかも・・・とあきらめています。

 そういえば、以前、ストックホルム~パリ~成田と飛んだときには、ストックホルム~パリ間のエア・フランスの間だけ超過料金を支払い、パリ~成田間は、純正?のJAL便ということで支払わずに済んだことがありました。重量オーバーは同じくらいで、このときは8000円、超過金を払いました。その時は、えーっ、本当にこんな徴収をするの?と思ったのですが、今にして思うと、まだその時はラッキーだったのかと、今頃になってわかりました。

 ちなみに、重量超過は、家族で旅行されるときや、団体旅行のときは、みんなでまとめて計測できて、人数割りの平均値で判定してくれますので、少々重い荷物でもひっかかることはない?と思うのですが、個人のときには、少し長い旅になるとトランクの自重がすでに7キロくらい…なので、なかなか厳しいものがあります。ぜひぜひご用心くださいませ。

 <物損>

 今回は、いろいろなことを念入りに調べ、準備してでかけたつもりでした。天候と為替変動のことはしかたないにせよ、あとは…と。でも、きっと気持がどこか抜けていたのでしょう。トラベルというよりもトラブルというほど物損も多い旅でした。

 ロストバッゲージからはじまった今回の旅。

 2日目には、手袋を片方なくしてしまいました。寒い戸外とあたたかな室内。その出入りを繰り返し、そのたびに着脱しているうちに、気がつけば、左手のほうをなくしていました。

 片方だけでその日はしのぎ、トランクと合流できてからは、念のために入れていた予備の手袋を使えました。寒い国だけに、手袋なしの状況は考えたくなくて、予備を入れていて正解でした。

 それから、旅半ばでは、スウェーデンの雪道とモンセラットの山の砂利道で、ブーツのかかとが両方壊れてしまいました。

 さらに、最終日の朝、ふと気がつくと、コートになんと直径で10センチほどの穴があいてしまっていました。切り裂きジャックに切り裂かれた…というようなものではなくて、今にして思えば、どこかで熱源に触れてしまったのではないかと思うのですが。

 一番好きなコートでもあり、価格的にはちょうど今回の航空券ほど…。ああ、もしかして今回の旅って、物損でダブルコスト?… と、その穴からでてくるふわふわしたものを目にした時には、しばし呆然としてしまいました。

 …よく、”最小限の荷物にして、いざとなれば海外で買えばよい”といわれますが、実際には、それができない場所がいっぱいあると思います。

 大都市でも、たとえば今回のストックホルムの場合、デパートの開店時間は12時で、閉店時間もとても早いのです。バルセロナの日曜日はほとんどすべてのお店が閉店していました。コンビニも、日本ほどにあるわけでもなく、今回のスケジュールの中では、日用品を探すための買物時間を確保するのはとても困難でした。また、ショッピングセンターに行っても、北欧で下着売り場や靴売り場を見ると、そのサイズに驚きます…。本当に。

 それから、今回は、例のストックホルム市役所でのパーティのとき(ダンスの時?)に、大好きだったイヤリングを片方、おとしてしまいました。帰国後、テレビでノーベル賞授賞式の晩餐会のシーンがうつるたびに、ああ、あの床のどこかに私のイヤリングがまだあるかも???・・・と思ったものです。(同じ会場とはいえ、ノーベル賞の晩餐会までのタイムラグは約3週間。その場所にそのままあることなどありえませんが。) 心がそこに残りたがったのでしょうか。

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 ちなみに、大穴のあいたコートは、ストックホルムの仕立て屋さんの手で修理されて、昨日、自宅に無事到着しました。とてもなんとかなるレベルの破損に思えなかったのですが、空港まで送ってくれた知人が、”スウェーデンはコート社会。こんなリフォームもよくあることだから、、置いて帰ったら、修理して送ってあげますよ”と言われて、まさかそこまで甘えるわけにも…と思いながらも、厚かましくお願いして帰ってしまいました。

 ロボタンかはたまたR2D2のように、すとんとしたタイプのコートだったのですが、”ヨーロッパ風に少しウエストをつめたデザインにします”…という事前の説明どおりにリフォームされて、なんとあの穴はどこに??…という、外からではまったくわからないようになっていて、信じられませんでした。

 こんなこともあるのですね・・・。

<食事>

 長くなってしまいましたが、最後に書いてしまいましょう。食事は旅の間の楽しみでもありますが、これはやはり連れがいるときのほうが楽ですね。一人のときは、ホテルの朝食はしっかりとって(北欧風の朝食は、朝からかなりのボリュームです。スモークサーモンなどもいっぱい) 昼食は、最悪抜いてもよい覚悟ででかけました。

 今回、めざめたのは、パンのおいしさでした。日本と違うタイプのパンがいろいろで、それがとてもおいしくて♪ 機内の軽食(ヘルシンキ~ストックホルム間の1時間フライト中)、なチーズとレタスのサンドイッチもシンプルなおいしさで、きにいりました。(フィンランド航空の機内食はどれもおいしかったです。)

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今回の旅の食事で一番最後に食べたのは、中部空港(セントレア)で買ってみた、ご当地名物サンドでした。 490

パンの間に、八丁味噌と海老フライがはさんである…というものだったのですが、うーん…味噌サンド。海老の味は、なんと控え目であったことか…。

 

 …ということで、旅のおはなしはこれで終わります。あと、機内で見た映画と、今回の旅にからめて読んだ本でおすすめのものだけは、また、それぞれに書きたいと思っています。いろいろなかたのおかげで、いつもと違う旅、過ごしてみたかった時間を持つことができてとても嬉しかったです。旅を助けてくださったかたがた、そして、ここまでボアなお話を読んでくださったかたにも、感謝、そして感謝です。

 禍福はあざなえる縄の如し。幸不幸は、結局のところ、心のもちかたひとつなのかも。…

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【旅】ハッピーフライトのために(2)

<コードシェア便>

 航空会社間のお約束で、あるひとつのフライトについて、運行している会社(親フライト)以外の会社の便名(子フライト)もつけて、主にチケット販売?を協力しあうコードシェア便がここ数年、とても増えている気がします。

 今回は、私は主に、フィンランド航空運航便を利用したのですが、JALのコードシェア便として購入しましたので、この場合は、JALのほうのフライトマイルがつきました。

 ただ、一般にコードシェア便の場合は、いろいろな特典その他は運航会社のルールによって行われるので、たとえば今度の場合、JALのカード特典で+20キロまで荷物を超過できるはずだったのですが、それが利用できなかったり、ラウンジが使えなかったり…といったことはありました。

 航空券を買われるときには、

 (1)マイルをためている会社のフライトにするかどうか。

 (2)マイルなどのこだわらないで旅程中心にするか。

 (3)航空券の価格はどれが得か。

 (4)旅程の組み合わせ(2カ国以上行く場合)やキャンセル条件はどうか

 (5)乗継の相性はよいか? 

 (6)座席の事前指定はできるか

 など、いろいろな条件を総合的に判断される必要があると思いますので、一概に、何がよいとは申し上げられません。が、とにかく自分の指で(PCで)情報をできるだけ入手して考えられることをお勧めします。

 たとえば、東京のかただと、単純に成田発などで旅費を計算できると思いますが、地方の場合は、日本を出発する空港までのことも考える必要があります。(私は、福岡発着の便が往復必要になります。) 海外旅行以前の、国内区間でのフライトの金額を考慮してフライトを考える必要があるわけです。また、たとえば、私は、早朝の福岡~成田便には、間に合いませんので、そうすると前泊が必要になったり、いろいろと考えないといけなくなります。

 福岡~成田間のフライトが少ないので、乗継便としてのおすすめは、たいてい羽田~福岡便で表示されるのですが、羽田~成田の移動は、時間的にも費用的にもばかにならない負担になりますので、今回はできれば避けたいと思い、関空(大阪)と中部を今回は利用しました。ここだと、国内線と国際線の乗継がとても楽ですから・・・。

 また、たとえば日本からストックホルムに行く場合、パリ経由だと、飛行時間だけで約12時間+約3時間=約15時間かかるのですが、ヘルシンキ経由ですと、約9時間+約1時間=約10時間。乗り換えも含めて、時間が短くて、最初の日がとても楽です。そんな意味で、航空会社の選択はいろいろとあると思います。

 それから、航空会社のHPでは表示されないコードシェア便などがあるので要注意です。せっかく利用できる利便性を利用できないのはもったいないですから、しっかりいろいろと調べられたほうがよいと思います。

 たとえば、JALのホームページで旅程を検索しようとすると、なぜか同じコードシェアでも、エールフランスとのものは組み込められていたのに、フィンランド航空とのコードシェアは表示にでてきませんでしたので(少なくとも私が出発するまではそういう状況でした)ワンワールドのほうの時刻表検索でフライトを調べて、その結果をJALに伝えて発券してもらったりしました。

 今、世界は主にふたつの航空会社の縄バリ合戦?になっているようですので、JAL系ではワンワールドのチェックは必須で、ANA系ではスターアライアンスのチェックは必須だと思います。

 一方で、たとえばヨーロッパ内の2つの地区間でコードシェア便がない場合は、わざわざ、コードシェア便があるフライトを乗り継ぐ形で …(A-B)とならず、(A-C-B)となる…フライトプランが提示されることもあるので、そのあたりもよく調べる必要があると思います。

 ちなみに、今回は、バルセロナとストックホルム間が、JALのコードシェアではダイレクト便がないので、ちょうど、格安情報なども入ったこともあり、直行便のある他の航空会社のチケットを別に選びました。(こちらはスターアライアンス系) 

 そんなふうに、ひとつの系統でしばられないほうが、自由に旅が描けるような気がしています。

 私がこれ以外に重視するのは、座席が事前指定できるチケットであること…です。特にヨーロッパまでの長距離便のときは、エコノミーの場合、やっぱり、過ごしやすい席…を選んでおきたいので。

 

 …と、コードシェア便のおはなしを書きましたが、もしも同じ区間で、同様の条件で自社運航便がある場合は、もちろんそちらでチケットを買われたほうがよいと思います。やっぱりコードシェア便って、鬼っ子?めいたところがあるような気がしていますので…。

 コードシェア便で旅行するときには、いつもかならず運航会社のオリジナルフライトナンバーを確認していきます。(これは運航会社のホームページでの時刻表情報からわかりますので)これをしておかないと、たとえば、4社も5社も…でコードシェアされているようなとき、海外で、ときどき、コードシェアのほうのナンバーが表示されない(もしくはめったに表示されない)ことがあったように思いますので、念のために。

 

 あー、わかりにくい表記で申し訳ありませんでした。

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【旅】ハッピーフライトのために(1)

 【旅】の最後に落ち穂拾いでとほほ話などを書こうと思っていたのですが、その前にもうひとつ、今回、いろんなかたにきかれたのが、乗継や航空券、空港でのことだったので、そのことを書きます。

 <乗継>

 2年前に、個人旅行で初めて、海外での乗り継ぎを経験したときは、本当に心配しました。パリのシャルル・ドゴール空港での乗り継ぎだったのですが、事前に経験者のかたにきいてまわっていたときに、”乗継をしそこなって、空港で一晩あかしましたよ”という人がおられたりしましたので。枕を鞄にいれていったほうがいいのかな?なんて、思ったりするほど、最初は緊張しました。

 ちなみに、シャルル・ドゴールでのそのかたの場合、全く違う建物の間を移動しないといけなくて、フライトの遅れもあってそんなことになったので、航空会社の選択さえ考えれば、この心配は軽減されると思います。たとえばABCDEFというターミナルの場合は、基本的に続いた建物で、今は便利なシャトルカー?がありますし、最悪、必死に歩くか走れば…と思います。わかりにくい書き方ですみません。

 たとえば、ストックホルムにせよ、バルセロナにせよ、日本からの直通便はないので、どこかで乗り換えないといけないのですが、その時に気をつけることは、

 (1)乗り換えの航空会社の相性?をチェックし、(パリやヒースローのような空港の場合、相性の悪い航空会社で乗り継ぐとめんどくさいようです。)乗換やすいフライトを選ぶ。

 (2)航空券が発券されるミニマムの乗継時間では不安なときは、ひとつあとの便を選べるようならばそちらにする。ただし、たとえばあるひとつの航空会社のHPでの表示では、そういう情報がわからないことがあるので、しっかりと時刻表はいろいろな手段でチェックする。

 (3)荷物は、出発地から最終目的地まで、できれば通して運んでもらう。ただ、その場合、今回私が経験してしまったロストバッゲージや、それから最終回で書くつもりなのですが、高額の超過料金を取られることがあるので要注意。

 (4)どこにせよ、空港ターミナルの見取り図は、しっかり入手して、流れを理解しておき、めんどくさそうな構造の空港の時はプリントアウトしておく。

 (5)インターネットのブログなどで、いろいろな空港の乗換事情体験記を読む。(これは大変参考になりました。)

 (6)あとは、飛行機の乗り継ぎ客用ラインの表示に従って動く。ピンボケ写真で申し訳ないのですが、ヘルシンキの空港では、中国語、韓国語、日本語での乗り継ぎ表示もあり、思わず苦笑してしまいました。(さすが、乗継命☆空港です)011

ここに限らず、二機の飛行機がついているマークを追っていけばだいたい大丈夫だと思います。その流れにそって、必要ならば入国手続き(ヨーロッパのシェンゲン協定の国は最初に入る国で。昨年行ったときは入国カードがいったのに、今回はそれもいらなくて、パスポートを見せるだけで楽でした。)

 チケットの発券が必要であれば、航空会社の乗継カウンターに行きますが、最初に乗るところで最後までのチケットをたいてい発券してくれると思うので、その場合は、搭乗ゲート(これは、フライト情報の画面で確認。)に行って待つだけ… です。が、

 この搭乗ゲートが、けっこうよく変更になるので、フライト情報の画面をときどき注意しておくか、搭乗ゲートの前で、周囲の人があやしげな動き?をしたら、あれ?と思って画面で確認することが大事です。

 今回も、ちょっとうろうろと買い物して戻ってきますと、搭乗ゲートが、あれれれれ?という感じでちょっと慌てたりしました。

 空港のアナウンスがされているのかもしれないのですが、聴きとれていないのか、はたまた現地の言葉でしかされていないのか、その場に行くまでちっとも変ったことに気がつきませんでした。

 ヨーロッパのシェンゲン協定国間では、出国入国などの手続きはありませんが、搭乗ゲートでパスポートの確認(EUのかたがたはIDカードをみせておいででした)をされますので、出入国にいらないからと、洋服の中深くのドラエモンのようなシークレットポケットにいれておくと、ちょっと困ります。

 乗り継ぎのことに限らず、いろいろなかたから、”一人ででかけて言葉大丈夫だった?”ときかれます。私は、少なくともそれなりの空港であれば大丈夫である気がします。いろいろな国の人がくるところなので、本当に流れや表示が、間違えにくいように工夫されていると感じます。乗継命?のヘルシンキはともかく、バルセロナではスペイン語かカタロニア語で語られていますし、ストックホルムではスウェーデン語。どちらも英語でのアナウンスは、ときどき…?(特にローカルターミナルのほうでは…)でしたので、本当にアナウンスはわからなかったのですが、それでもなんとかなる…のです。

 心と時間に余裕をもって行けば大丈夫だと思います。なにかでフライトにまにあわなかった経験は、個人旅行の範囲では経験したことがないのですが、以前団体で行ったときにも、航空会社のカウンターのかたが、いろいろと考えてくださっているのを観ましたので、まぁなんとかなるものでしょう。

 それとも、いざとなれば、トム・ハンクスさん主演の”ターミナル”をするしかない?のでしょうか。

 …長くなりましたので、フライトの選び方?についてはお話をわけます。

 以上、本当に私のささやかな体験の中からのおはなしにすぎません。どうぞたくさん、いろんなかたの体験談をネットでお読みくださいませ。

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【旅】選択と集中

 旅のことは、まだまだ書けばきりがないのですが、そろそろブログに書くのはこのあたりでと思い、今回と、あともう一回の落ち穂拾いで終わりにしようと思います。

 今回、ひとりで旅しようと思ったことから、あれこれ調べて、あれこれ思ったのですが、そういう作業をしているうちに、一番はっきり見えてきたのが旅の形と、”自分はどんな旅がしたいのか?”ということでした。

 今回、コース選択、宿泊先選択、見どころなのかなどの参考資料?として、いろいろな旅行社のパンフレットを、目にとまったかぎり全部持って帰り、比較検討しました。そうしているうちに、一言で”旅行””ツアー”といっても、実にいろいろな性格のものがあると、あらためて思いました。

 昔は、海外というとツアーで行くという考えしかなかったのですが(ハワイのような一か所リゾートタイプはのぞいて)、数年前に、初めて視察という旅に参加して、ちょっとあれれ?と思い始め(見て回る視点、場所、日程、構成などがいわゆる普通のツアー旅行と違いました)、それからさらに、2年前に、個人旅行(航空券なども個人でネットで購入)をしてみて、だんだんとその道のおもしろさ?にはまってきてしまいました。 といっても、まだ自分で100%”ひとりでできるもん”とは言えず、今回も、スウェーデンの知人にはいろいろと現地で助けてもらいましたが。

 個人旅行ならではの自由度もあれば、個人旅行ならではのリスクゆえの不自由度もあり、いちがいにどんな旅がよいといいきることはできませんが、いずれにせよ、選択と集中なのだろうなぁと思いました。

 たとえば、ツアーでバルセロナに行ったとき、たとえば一日観光コースだとすると入場するところは、サグラダ・ファミリアとグエル公園、ピカソ美術館、それからモンジュウィックの丘、それからお買いもの…といったところが多かったです。

 私の場合は、とても行ってみたかったけれど、ピカソ美術館をあきらめました。それからモンジュイックの丘は、とある本で読んだ山の裏側の墓地…に行ってみたかったのですが、そこにひとりで行く勇気がなくてあきらめました。

 それから、今回は、全行程にわたって、ショッピングは度外視しました。意識して行ったのは、ノーベルミュージアムだけで、特にバルセロナでは観光地で本などをささっと買うのと空港でのフライト待ちの間に見る程度。

 こんなあきらめとひきかえに、ツアーのコースにない部分で加えたのが、サグラダ・ファミリアの塔にのぼることと、カサ・ミラとカサ・パトリョに入って見学すること(日本人のツアーのかたは、バスから降りて外の写真だけ撮られてまたバスに乗る… そんな光景を目にしました。パンフレットには、下車観光あるいは車窓から・・・となっているのでそういう感じなのでしょう。)、それにカタルーニャ音楽堂に入ること。

 要は入ってみることにこだわり、また、公共交通機関を利用するため、バスでならばテンポよく見てまわれるところをあきらめたわけです。

 もう少しマクロな視点でいえば、スペインを旅する時は、地方によって、それぞれに特徴が違うので、いろいろな地方を見ることができたらその差異がわかっておもしろいといわれたのですが、個人旅行で限られた日程ではそれは無理でした。バスで何日かかけてぐるっとスペインをまわるようなツアーではそれが可能だと思いましたが。

 どこをどうめぐるか、どんなふうに旅をするかは、本当に選択と集中だなぁ…と思いました。

 私の場合は、性格的にその地にいって宿泊先を探すといったような冒険はすることができず、さらに、いっぱい調べて、愛着をもって行くことが、自分の納得につながるのかなと思いました。昨年、ほとんどなにも調べずに、”のって”行ってしまった韓国では、統営(トンヨン)というとても美しい港街での2泊3日の時間がとても心にしみました。もっと事前に知っていれば…ととても後悔しました。

 その一方で、今回は、あーでもないこーでもない…とあれこれと調べていく間に、しんどくなって、途中で投げ出したくなったりしました。そんなときに、それを超えるパワーのモトになったのは、前にも書きました、“ガウディの伝言”という本などから届く”想い”だったのですが。

 最後に、ツアーでは外観しか見ないことが多いカサ・パトリョとカサ・ミラの写真を何枚かご紹介して(容量がなぜかいっぱいで3枚しか入らなくて残念…)今日のお話をおわります。なぜこういうところが、ツアーでは入場しないのかも、その”時期、時間によっては1時間半待ちなどになること””京都のお寺でもこんなにとらないよ…というほどの入場料”…などなどにあるかと思うのですが、外から見るだけと中に入ってからではずいぶん違うので、入場する価値は十分にあると思いました。

 カサ・パトリョ… ガウディによって設計されたチュッパチャプス創業者の人のおうち

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マッシュルームの形をした暖炉スペース (中にベンチあり)

201 美しい放物線の屋根裏。実際、息をのみました。

風のとおりかた、光の入り方が建物全体にわたってみごとに考えられていました。

カサ・ミラ… ガウディによって、建てられた集合住宅。今も実際に何世帯か居住しています。地下に駐車場をもうけたり、いろいろと、集合住宅としての工夫も凝らされていて、建築基準法(当時)を無視して建てられた大きな建物。今は、通りをへだてて隣の銀行が管理・維持しているもの。

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あちこちでおなじみの、屋上の煙突。あとで、モンセラットの山をみたときにはっとなりました…。

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【旅】列車でモンセラート

モンセラット

(すみません。モンセラートとタイトルにも以前の本文にも書いたのですが、いろいろなものにはモンセラットと表記されているので、検索でのかたのことを考えて、本文中の表記はモンセラットに訂正させていただきました。) 

バルセロナ郊外にモンセラットという巨岩がそそりたつ山があり、その中腹に修道院があります。その山で見つかったという黒いマリアの像をまつり、また、教会では世界最古といわれる少年合唱団の賛美歌を、ほぼ毎日聴くことができます。

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 サグラダ・ファミリアを設計したガウディ、それから、バルセロナ出身のピカソ、ダリといった芸術家に、”ふるさとの山”として、大きく影響しているといわれるその山へは、バルセロナから日帰りで行くことができます。

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 日本の旅行社のパンフレットなどでは、バルセロナを午後2時くらいに出て、バスで山へ行き、夕刻に戻ってくる半日観光のコースが、オプショナルツアーとして一般的です。現地の旅行社でも日本人観光客向けに同様の半日観光の募集が行われています。

 今回、本当は、ダリもピカソもミロも見てまわりたかったのですが、限られた時間の中で、どれもこれもとはまわれなくて、結局、ガウディとその時代の建築家のかたのものだけに集中しようと考えた中で、このモンセラットはやはりはずせないスポットであると考えました。最初は、“どうやっていったらよいのかもわからないから、このオプショナルツアー?に便乗して行こう”と思っていたのですが、インターネットであれこれと調べているうちに、なんとか列車で自分で行けるのではないか?と思い始めました。

 スペイン広場という駅から、カタルーニャ鉄道というものに乗り、途中でクレマジェラという登山電車に乗り換えると、1時間少々でつくことができるのです。ただし、これに便利な快速電車?は1時間に一本です。登山電車は、乗換駅で、約4分後に接続します。

 驚き感動したのは、そんなローカル鉄道や登山電車の時刻まで、日本にいながらにしてインターネットで調べられるということ。… 時間もわからずに駅に行き、スリが多いと評判の?バルセロナの駅で長い時間待つというのはしたくなかったのですが、この列車の時刻表にいきあたってからは、”これは一人で行けそう♪”と思うようになりました。

 しかも、14時にバルセロナを出発する日本人用ツアーで行くと、絶対にまにあわない少年合唱団の合唱(この時期の平日は13時から)ももちろん聴くことができますし、そのツアーだと55~70ユーロくらいする料金が、なんと往復の運賃だけだと14ユーロ弱。…

 バルセロナで午後の半日しか時間がないならばしかたありませんが、もしも自分で時間を調整できるのであれば、このカタルーニャ鉄道でのモンセラット行きのほうが、絶対楽しくてお得だと思います。

 某F通スポンサーの番組とは比べたら怒られそうですが、それでもちょっとそんな気分にひたれます。309 308 314

  

 

 登山電車に乗ると、山はいっきに近くなってきました。

 山の中腹にある駅をおりるとすぐにそこは、小さな社会の入り口です。

 修道院、教会だけでなく、そこに巡礼や観光で来る人のためのホテルやレストラン、売店などがあり、こじんまりとした本当に小さな共同体になっています。

 インフォメーションで地図をもらい、まず一番に教会に行ってみましたら、ちょうど教会の中には、パイプオルガンの調べがなりひびいていました。朝一番にでかけたせいか、観光客もほとんどみあたらず、本当にシーンとして厳粛な空気でした。教会に入って右手の通路を上がっていくと黒いマリア像にいきつき、そこからまた、祈りの場に向かえます。

 そうやって教会を静けさの中で堪能したあとは、カフェテリアでちょっとひとやすみ。そして、日本でいう”おまもり”を探したくて、そのそばのショップをうろうろしました。なかなか思うようなものはなかったのですが、この教会で歌われる讃美歌やミサの様子を収録したCDが何種類も売られていまして、一枚買って帰りました。

 そこで、この山についての詳しい説明書(日本語訳)を買い、外のベンチに座って読んでみたのですが、うーん… どこからどうまわったらよいのかよくとっさには理解できませんでした。”少年合唱団の合唱は午後1時からですが、30分前には教会に入って座っていたほうがいいですよ。多い日は、1時前にいっても、もう中に入れないこともありますから…”ときいていたので、12時半に教会に戻ってみますと、もう中は半分くらい人でうまっていました。そして13時から15分間くらいの演奏を聴きました。美しい調べでした。

 さて、その後。実は、この日、スペイン広場駅で切符を買おうとうしていたときに、駅員さんが、親切に切符の買い方を教えてくれたのですが、そのとき、薦められるままに、この山上でのロープウェイなどの券もセットになったものを買っておりました。

 ロープウェイは2本あって、一本は下っていくもの。もう一本は上っていくもの。時間的に両方いけるかどうか自信がなかったので、どちらか一本であれば、とにかく上に行ってみようと思い、上に向かうロープウェイの駅に行きました。

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上に向かうロープウェイは20分に一本。乗っている時間は約7分です。上でロープウェイを下りると、そこからは、サンジョアンの祈祷所という名のところにいく砂利道が見えます。

 山が急にさらに近くなり、広々とした景色が眼前に広がりました。

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そこから先を歩こうという人はあまりいないようでしたが、せっかくだから・・・と、20分くらいの道のりでしょうか、古びた祈祷所までの道を登りました。そこにたどりついて、その先を少し歩いたのですが、あまり登っていくのも、人かげないことと、急な道もあったりしたので、その祈祷所から15分くらい歩いたところで引き返しました。ちょっと急な道のほうを選んでおりたので、ちょっとした冒険気分でした。

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もうひとつ下りのケーブルに乗ったりしようかと思ったのですが、時間が中途半端になるのと、陽が暮れる前の夕方5時にはバルセロナ市内に戻っていたいと思い、残りの時間は、モンセラットの博物館がある場所に行き、そこのショップで少し買い物をして過ごしました。

あとで、ガイドブックをじっくり読んでみると、なんとなく他にもいろいろなルートがあったようで、この山の頂上にも登れたりしたようなのです。(時間はそれなりにかかりそうですが)  事前にもっと調べていっていればよかったと後悔しました。

 7時間足らずの山での滞在でしたが、のんびりしたよい時間でした。もっともっと時間があれば…と思ったので、夏に行かれるかたでしたらもっといろいろとご覧になることができるかと思います。

 なお、スペイン広場からの電車の途中の駅で降りると、ガウディが設計して地下の部分だけができているというコロニア・グエル教会によることもでき、このモンセラットとともに一日でめぐることができる…という情報も読みました。

 そのための時刻表も調べてみたのですが、電車だけでアクセスしようとすると、どうしてもコロニア・グエル教会をまわったあとでは合唱団のコーラスにはまにあいません。(コロニア・グエル教会の開館時間が10時であることと、いわゆる鈍行列車との接続の関係で)

 モンセラットでの合唱団のコーラスをあきらめればもちろん大丈夫なのですが、私は結果的にみて、二兎を追わないで、のんびりモンセラットで過ごして正解だった気がしました。コロニアグエル教会もとても行ってみたかったのですが、でも、私にとっての旅は、今回はこれでいいのだと思いました。ああ、でもでも…いつかまた…があるといいのですが…。

 バルセロナについては、いろいろな旅行社のパンフレットや、ウェブサイトなどをみて、それらとともにさてどうしよう?と考えていく中で、しみじみと自分の旅のスタイル?というものを見つめるきっかけになりました。

 ちなみに、バルセロナを飛行機で離れたあとに、ずーっと眺めていますと、あ♪と、モンセラットを見つけてうれしくなりました。その空撮?を写りは悪いのですが、添えておきます。 この山だけがぽっこりと…そこにあることをわかっていただけたらよいのですが。

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【映画・旅】ハッピーフライト

 映画館でチラシを手にしたときは、実はおもいっきり引いてしまっていたのですが、この映画をご覧になられた何人かのかたから、おすすめですというメールやお便りをいただきまして、ではではこれは見てみなければ…と行ってまいりました。

 ひとことでいうと成田初ホノルル行きのフライトに関わった人たちのドラマで、国際線勤務が初めてというキャビンアテンダント、機長昇格試験を受ける副機長をはじめ、地上職の人や管制塔の人、お天気管理の人、整備のひと、そのたいろいろと空港に関わるひとたちを描いています。全日空(ANA)の全面協力で、作られていることがよくわかりました。

 飛行機や空港をテーマにした映画やドラマはたくさんあるので、ひとつひとつのネタ的にはどこかで見た…ような気がするものが多かったし、はたしてこのシーンはいるの?というようなところがないこともなかったのですが、全体的にとてもまとまっていて、気持よい(映画の中の飛行は大変ですが)フライトであった気がしました。特に小さな、わかりやすい“きづき”がいっぱいちりばめられていて、特にラストにかけては、それまでの伏線でにっこりできるシーンがあって、後味がよかったです。

 これから映画を楽しまれるかたの邪魔になりませんよう、細かいネタのところは全部書かないでおきましょう。ひこーき好きのかた以外のかたには、DVD待ちでもよいかもしれませんが、日本映画では珍しいほどにさわやかな青空が広がるタイプの映画なので、なんとなくほっとタイムを過ごされたいかたにはおすすめします。

 私はあんなに定刻出発にナーバス?になっているとは思っていなくてびっくりしました。今回の旅でも、定刻に出発できたのは珍しく(機内誘導がとても早いフライトもありました)、少しの遅れならば空でカバーして、定刻までには着く…という努力をしているようには思えました。

 映画のほうでひとつびっくりしたのは、副操縦士役のかたがとてもお若く見えたことです。田辺誠一さんという俳優さん…。まだ30代前半かと思いましたら、1969年生まれとか。若く見えるのでびっくりしました。男性の年齢って、みためではわからないものだとつくづく思います。この副操縦士さんの緊張度と同じくらいの緊張度で映画が進んでいくのがおもしろかったです。

 映画の中で機長のアナウンスがでてきますが、自分が乗った時には、これがいろいろと個性があっておもしろいなぁといつも思っております。が、ここまでのものは、この映画で初めてみました。

 すすめてくださった皆様、ありがとうございました。おかげでハッピーフライトできました。

 ☆☆☆(以下、映画に関係のない単なるぼそぼそです)☆☆☆

 よくここでも書いていますが、私もひこーきが大好きなので、ついいろいろなことを思い出してしまいました。最近では、マイレージしばり?で、どうしてもある特定の航空会社やその系列にかたよりがちで乗ってしまうのですが、子どものときに初めて乗ったひこーきは全日空だったこと。機種はYS-11。大きな扇風機のようだったこと。しかも、その時の尾翼のマークは、まだあのダビンチ・モデル(?)だったこと。

 昔は、ひこーきに乗ると、必ずといっていいほどキャンディがでたのに、そういえば最近はほとんどもらっていない気がすること。昔おなじみだったキャンディは黄金糖というあめだったこと。そんなにたくさん乗っていない?はずなのに、出発した空港に引き返したことが4度あること。

 キャビンアテンダントさん(昔はスチュワーデスといった)は、昔は定型美人?だったのにある航空会社では、イケメンの男性がいっぱいだったり、また通路いっぱいになる豊かな体格の人がいたり…と変わってきたこと。メガネのキャビンアテンダントさんもみかけるようになったこと。

 …ちなみに、今回の旅行ではフライト途中でこんなシーンに遭遇しました。

 キャビンアテンダントさんがとても暇だったのか、スカーフで目隠しして、”ここまでおいで”を…?…。これもなにもない平和なフライトならではで、まさにハッピーフライトなのかも。(ちなみにこれはANA機上でのシーンではありません。念のため。)

 

 

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【旅】おみやげ(スウェーデン編)

 …今日の拙ブログにおいでくださったかたの検索ワードで、”ノーベル賞 チョコレート”というものがあったので、はて?と思っていましたら、なんでも今年の日本人ノーベル賞受賞者のかたがいっぱい買われていて、それが話題になっているのだとか。

 007 ノーベル賞の受賞晩餐会に出されるチョコと同じものを”ノーベル博物館”(数日前のブログに書きましたが)で買い求めることができます。今回、私もこのチョコレートを買ってきました。(もちろん受賞者の先生のようにたくさん買うことはなく、少しだけですが…)

 以前、夏に訪れたときには買って帰らなかったのですが(日本の夏は暑いので…)夏以外のおみやげには、チョコレートというのは、やはりポピュラーかもしれません。

 ちなみに、空港などで、よく売られているチョコレートでおすすめは、「geisha」というチョコレートと、ヌガーチョコです。

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この”geisha”はもちろん、日本の“芸者”からきているようで、扇のマークが箱に入っていたりします。最初、スウェーデンの人に教えてもらったときにはびっくりしたのですが、日本へのお土産には話題性?もあってこれをよく買っています。味で一番好きなのは、Wiener nougat チョコです。ゴディバのようなブランド品チョコではありませんが、気軽に美味しく楽しめます。実はこのどちらもがフィンランドのメーカーのチョコレートなのですが、フィンランドだけではなく北欧で一般的に売られています。

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 そのほか、こんなチョコもあります。スウェーデンの王室のかたがたの写真が載ったチョコレートです。これは中もおいしいです。

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 それから、とても重たくなったりするのですが、スウェーデン土産の直球…といえば、やはりガラス器だと思います。オレフォルス、コスタボーダ(共にスウェーデンの王室御用達)…といったメーカーは日本のデパートでも少し売られていますが、やはり本場では品ぞろえが豊富で、本当にユニークな作品もいろいろです。ただ、重い…ですが。

 キャンドルホルダーなどでは、お手頃価格もありますし、ペンダントなどの装飾品もあります。スウェーデンの人にきくイチオシは、やはりこのガラスのようなので、旅行をされたときには、ぜひどこかのガラスショップはのぞかれてみてはいかがでしょう? 空港でも少し売られています。

 キャンドル文化の国だけあって、キャンドルをともした場での輝きは本当にきれいです。

 そのほか、ダラーナという馬の柄のものや、トナカイ柄グッズ、マイバッグなどでおもしろいものをみつけられるかもしれません。

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【旅】サグラダ・ファミリア(昼)

 サグラダ・ファミリアに行ったのは日曜日の午後2時くらいでした。”午前中に行っても、日本からをはじめとする団体の人が多いから”…とガイドさんに言われて、その時間に行くことにしたのですが、日本人の観光客はあまりいなかったものの、それでもそれなりに多くの人がいました。

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 中の細部については、あらかじめ外尾悦郎氏の”ガウディの伝言”(←この本は素晴らしい本でした。あらためてまた書きます。)も読んでいっていましたし、ガイドさんも説明してくださいましたが、あまりにたくさんの素晴らしいポイントがありすぎて、とても書ききれませんので、あえて、詳細は何も書かないことにしますが、本当に、本当に素晴らしいです。聖書(特に新約)の予備知識は必須かと思いますのでその点はご留意のうえ、行かれることをおすすめいたします。

 ただ、この教会の中は、まだしっかり工事中です。

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 すれちがった日本人観光客の人が、”なんだ、工事現場だ。”と言われた言葉が耳に入ってきました。この日は日曜日で、作業はお休みで、材料や工具はそこにあるものの作業をする人の姿はなく、当然音もなかったのですが、ガイドさんのお話によると、平日に来ると、作業の音がかなりしていたりするそうです。

 でも、今は2つのファザードに昇ることができます。どちらもエレベータであがるそうなのですが入口近くのほうは、かなり人が並んでいて、”わぁ…これは大変”と思ったのですが、ガイドさんに導かれていったもうひとつのエレベーターでは、まったく待つことなくすーっと乗り込むことができました。

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 入口近くのエレベーターで見学するのは、昇りも下りもエレベータを利用する受難のファザードだそうで(こちらは昇っていないのですが)、奥のほうで、私が乗ったエレベーターのほうは、生誕のファザードと呼ばれるほうで、昇りはエレベーターですが、下りはらせん階段を下りていきます。かなりの段がある階段ですが、途中に、何か所も外を見ることができるテラス?のようなところがあり、いろいろな高さのところで、遠くも、またすぐ近くの彫刻なども見ていくことができました。

 このらせん階段を下りていると、なんとなくフィレンツエのドームを下りたときのことを思い出されたりもして…。275

 とにかく、下から見るだけのサグラダ・ファミリアとは全く違うものを見ることができますので、お時間にゆとりがあればぜひとおすすめいたします。

  らせん階段を下りて後は、地下?の資料館(ガウディのお墓の上のところにあたるというところなども…)をざっと見学。この地での内戦の悲惨さなども展示されていました。本当は時間が許せばもっとここはゆっくり見たかったのですが。

 今回の旅で訪れたところは、いずれも説明などを読むことができなかったので、できるだけその場所での本(日本語版)を買って帰りました。帰国後、それを読んでいると、あそこもチェックしておけばよかった、ここも事前に知っていさえすれば…と思うところがたくさんあって、またいつか行くことができたら…と願わずにはいられません。

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 サグラダ・ファミリアについては、完成までにあとどれだけかかるかという話がよく語られます。「○○からの資金が入るそうなのであと10年くらいで」「日本の建設会社が請け負えばあと○年くらいで」…などなど。ガイドさんの説明では、今のところあと80年くらい?と言われていましたが、あわせて、「なにせ、ここはスペインですから…」とも。

 私は、決して急ぐことなく、間違っても、“冠”スポンサーのようなものがでてくることなく、また、ただ単に完成を急いでカンパにー的に工事されることなく、これまでの長い時間かけてここに至ったように、多くの人の気持ちをもって、これがゆっくりと着実にできていくことを願っています。

 贖罪の教会…なのですから。

 たくさんの観光客でにぎわっているのも、またその入場料収入から教会の建設が進む…と思えば、よいことだと思いました。心をこめて、入場料を払いたいと思った稀有の場所です。

 自分が生きている間に完成をみることはないだろうなぁと思うと、それもなんだかまた楽しくなります。たとえもし今度行くことができても、”工事中”なのですから。

 そして、この多くの観光客が撮って帰り、ブログなどでアップされていった写真は、日々違う、進化しているものであり、それを時系列で並べると、工事過程がわかっていく…とするとそれはそれでなんだか楽しくなってきます。

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 どうか決して完成を急ぐことなく、でもたゆまず進んでいきますように…。 

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【旅】サグラダ・ファミリア(夜)

 サグラダ・ファミリア

 聖家族(イエス・キリスト、聖母マリア、聖ヨゼフ)、特にここは聖ヨゼフにささげる教会として、1882年に起工され、最初の建築家はフランシスコ・デル・ビリャール。そのあとをついだのがガウディで、スペイン内戦その他の困難で、破壊や資金難に遭遇しつつも、”贖罪の教会”として今も人々の浄財によって建設が続いているバルセロナの教会。完成は、20年後とも、50年後とも、いやもっと先だとも言われている、非常にこだわりを持ってつくられている教会。日本人の外尾悦郎氏も石の彫刻家として関わっている。

    ☆ ☆ ☆

 …他、サグラダ・ファミリアのことの説明は書くときりがないほどなので、これくらいにします。写真などで見てとても美しいと感じ、昔から、とても気になっていた教会ですが、具体的なことは少し前まで何も知りませんでした。でも、いろいろと知れば知るほど深く、気になること、感動すること多々で、ここに関しては本当に語り尽くせません。

 今回の旅の一番の目的は、その“サグラダ・ファミリアに行く”…でした。

 バルセロナ空港に到着したのは夜8時前。本当はもっと早く着く予定だったのですが、雪の影響でフライトが遅れました。空港から、電車(レンフェ)でバルセロナの中央駅(?)サンツ駅につき、そこからホテルまで歩いて数分。ホテルのすぐ前には地下鉄の駅あり。

 …バルセロナの治安は良くない…といろいろなかたから言われていたのですが、そこまでの様子で、特に危険を感じるほどのことがなかったので、これはもしかして大丈夫かも…と思い、ホテルにチェックインして、おもいきってサグラダ・ファミリアまで行ってみることにしました。夜景のサグラダ・ファミリアはまた昼間にはない味わいがある…とのことでしたので。

 ホテル前の地下鉄駅からは、サグラダファミリアまで地下鉄で1本。乗り換えなしです。最初、反対方向に乗ってしまい、2駅過ぎたところであわてて正しい方向に乗り換える…というお馬鹿をいきなりしてしまったのですが、サグラダファミリアの駅の出口で、185

さて、サグラダファミリアはどこかな・・・ときょろきょろと振り返りますと、いきなり、その姿が、通りをへだててすぐ前にありました。

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 この瞬間の”わぁ…。きた…。”という気持ちは今もって忘れられません。息をのむ…とはまさにこんな時のためにある言葉なのだなぁと思いました。

 想像していた光景とは違い、ライトアップされたサグラダファミリアは… 夜の工事現場。でもその巨大なクレーンも気にならないほどに、教会がとても神々しく見えました。本当は通りを渡って、ずっとみてまわりたかったのですが、流石にそんな夜にうろうろするのは怖くてどうしようかと思っていたときに、目に入ったのが地下鉄を出てすぐのところにあるカフェ・レストラン。…店内は人でいっぱいで、店外のテーブルには誰もいませんでした。が、ここに座ったら、しばし安全にサグラダファミリアを見上げていられるかも・・・と思い、思い切ってお店の人に、外でもいいですか?と手振り身振りで尋ねるとOK…とのこと。

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できるだけ安全そうな席?に座って、メニューの中で、うんうん、これならばおなじみ…というパスタとコーヒーを注文して、ただぼーっと教会をながめていました。この間何も心に浮かぶことはなく、とにかく心が真っ白?でした。…が料理がくるちょっと前に、夜間照明は突然消えました。…ん?…時計を見ると10時になっていました。照明が消えてもなお、その圧倒される姿は地上の光などをわずかにうけながらうかびあがっています。ああ…やっぱりここまで来てよかった…と思いました。

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 出てきたパスタは、なぜかもう冷めて?いたけれど、きっとそれは私が写真を撮ったりして、ぼーっとなっていたせいでしょう…と気にせず。ただ、もう10時を過ぎているので、これは大変…と大急ぎで食べました。それなりに冷えてきていたので、なまあたたかい?コーヒーでも暖をとれて、あたたかくなりました。その後はお店のすぐ横の地下鉄駅から、今度は方向を間違えずにちゃんとホテル前の駅で降りて、部屋に戻りました。ふーっ。でも見ることができてよかったです…。

  ☆☆☆

 サグラダ・ファミリアの夜間照明は、夏季はほぼ毎日、冬季は祭日や週末に行われている…という情報を読んでいたのですが、何月ならば何曜日の何時頃あるかという正確な情報は調べきれませんでした。でも、幸いにも見ることができてよかったです。

 ちなみに、この日は11月下旬の土曜日。10時までライトアップされていました。ご参考までに。 

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【旅】カタルーニャ音楽堂

<カタルーニャ音楽堂>

 モンタネール氏の作品で、非常に豪華絢爛な、世界文化遺産にも指定されているこの音楽堂の内部を見るには2つの方法があるそうです。

 ひとつは、ガイドツアーに参加すること。これは、10ユーロ。一回が50分で、英語、スペイン語、カタロニア語のツアーがあり、英語ツアーは、1時間に一回。コンサート中などは実施されず、また、日本の観光客はあまり行かないそうですが、欧米諸国のかたには非常に人気のスポットで、当日にそのチケットをとろうと思ってもとれないことが多いとか。1週間前から予約受付されます。)

 もうひとつは、この音楽堂で行われるコンサートのチケットを買って、それを聴くこと。

      ♪ ♪ ♪

 

 バルセロナで今回一番見たかったのは、サグラダ・ファミリアで、そこを興味の出発点として、ほかのアントニオ・ガウディ氏の建築に興味が向かいました。さらにそこから、同時代での建築家で、ガウディ氏とともにモデルニスモの巨匠といわれるドミニク・モンタネール氏の作品も比較して見ないと、やはり片手落ちなのではないか…という気がしまして、モンタネール氏の作品で世界文化遺産になっているサン・パウ病院やカタルーニャ音楽堂も見たいと思いました。

 サグラダファミリアからほど近い位置のサン・パウ病院は、病院でありながらとても華麗で、しかも外観ほか、外部から見学できるとあって、でかけてみたかったのですが、時間の都合でまわれませんでした。というか、病院に“観光”として見学に行く…というのにちょっと抵抗もありまして、モンタネール氏の作品として見るところ…として、やはりカタルーニャ音楽堂をはずせないポジションで考えておりました。

 バルセロナでは、一日、個人ガイドさん(*)をお願いしたのですが、事前にどこをまわりたいかの希望をメールでお伝えしたときに、サグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、カサ・パトリョ、グエル公園…という4つのガウディの建築物と、このカタルーニャ音楽堂 すべてに入場して(特にサグラダ・ファミリアは塔にも登って…)見学したいと書きましたら、時間的に足りないので、最後にまわるカサ・パトリョかカサ・ミラが時間が不足するかも・・・と言われました。

 最初は、それでもしかたないと思い、カタルーニャ音楽堂の英語版ツアーのチケットを予約購入していただくようにお願いしていたのですが、ふみゅ?…と突然の思いつきで、インターネットでこの音楽堂のコンサートスケジュールを調べてみますと、ちょうどその日の夜に私の大好きな、バロック音楽のコンサートがあるではありませんか♪…

 これは何かのお導き♪。…夕方まではしっかりガウディを見てまわり、夜にここでコンサートを楽しめる♪… と、さっそくインターネットでそのチケットを予約しようとしたのですが、なぜか画面が真っ白になってしまい、ちっとも予約画面に行けません。それで、ガイドさんに観光ツアーのチケットではなく、コンサートのほうのチケットを取っていただけないかとメールしましたら、快く協力してくださいました。チケットは予算だけお伝えしておまかせでとっていただきました。

 そのおかげで、本当に素敵な時間を味わうことができました。

 演奏は、Orquesta Sinfonica Nacional de Kisiniev 指揮は Mihail Agafita氏。

 バイオリンのソロ奏者として、Ema Alexeeva氏。

 …Kishiniev なるのは、きっとどこかの地名で、そこの国立交響楽団によるものだろう…という想像程度の知識しかなかったのですが、演奏は本当に素晴らしく、特にビバルディの”四季”は、私がこれまで聴いたどの演奏(CD含む)よりも澄みわたっていると感じました。演奏のせいなのか、会場の音響効果がよいのかまでは、素人の私ではわかりませんでしたが、とにもかくにもとてもよかったです。

 (Kishinievはモルドバという国の首都だということが、帰国後インターネットで調べていて初めて少し知ることとなりました。また、バイオリン奏者はウクライナのかただということも帰国後にわかりました。そういう情報なくしても、音楽と建築物の雰囲気だけで十分に満足ではありましたが。)

 コンサートが始まる前は、この音楽堂で、軽い食事をとり、30分前の開場でホールに入ってからは、まさに豪華絢爛でやわらかな優しさのあるホールの建築に眼を奪われ続けました。演奏のあいまもその雰囲気を堪能し、そして、さらに心に響く音楽を聴くことができて、至福の時でした。

 この音楽堂では、クラシックだけでなく、JAZZのコンサートも数多く行われているようです。この音楽堂は本当に行く価値あるところだと思いましたし、昼間にガイドツアーでまわるのもよいかもとも思いますが、夜にこんな方法で、世界文化遺産を楽しんでみられてもよいのではないでしょうか?…とおすすめまでに。

 ちなみに、このときに手にしたチラシによりますと、12月5日には、モーツアルトのレクイエム、12月7日には、ヴェルディのアイーダがあるようです。ああ…聴きたい…です。

 ♪ ♪

*個人ガイドさん*

 バルセロナ市内めぐりは、実は一人で地下鉄を主に用いてうろうろしようと思っていたのですが、バルセロナに個人ででかけたことがある知人から、“治安の心配もあるし、ぜひ個人ガイドを頼むことを考えたほうがよい”とアドバイスをもらいました。正直なところコスト的にはそれなりにかかりますし、なんとなく”きっと…ひとりでできるもん♪”的な気持ちとのせめぎあいで抵抗感があったのですが、なんといっても安全第一…と考えて、一日だけ、お願いしました。希望にそって地下鉄、バス、(一区間だけタクシー)で移動してくださり、道に迷う心配もなく、混み合う時間に行くこともさけられて、結果的にとても有意義に一日をめぐることができました。

 

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【旅】ノーベル博物館

 毎年12月になると、ストックホルムではノーベル賞の授賞式が行われ、今年は特に日本関係の受賞者が多く話題になるかと思います。

 ストックホルムには、このノーベル賞をテーマにした博物館があります。いわゆる観光ツアーのコースにはまず入っていないと思うのですが、王宮からすぐ近くにあるので(歩いてすぐ)、少しだけでも時間があれば立ち寄られてみられてはどうかと思います。

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 この建物の2階には、ノーベル賞の(一部の部門?)選定を行っているスウェーデンのアカデミーがあります。

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 お時間がないときはショップだけ行くことも可能ではありますが、できれば時間をとってゆっくり中をまわられると、多くの賢人の想いが伝わってくることと思います。ショップでは、ノーベル賞や受賞者関連の書籍、有名な受賞者の絵ハガキ、そのかたがたの述べられた言葉のマグネットをはじめ、ノーベル賞授賞式の晩餐会で出されるのと同じチョコレートなどを買うことができます。ノーベル賞各賞(化学賞、文学賞エトセトラ)…のシンボルマーク(?)のキーホルダーを頼まれていたのですが、今回は化学賞や物理学賞のキーホルダーは私が行ったときには売り切れていて、経済学賞と文学賞のものしかありませんでした。その状態を見て、はてはて…これはきっと… と思わず勝手な想像をしてしまいました。

 ちなみに、金メダルを思わせるようなノーベル賞のメダルチョコ…。スウェーデンではおなじみなのか、たとえば市庁舎を見学したときには、市庁舎デザインでの、同じ大きさのチョコをもらいましたし、ある大学の関係の行事にでたときは、その大学のマークの入った、同じ大きさのチョコをもらいました。

 今回は時間がなくてゆっくりまわれなかったので、未確認なのですが、入口左のところに、ノーベル賞の授賞式仕様でディナーのセッティングがされたテーブルがずらっとならんでいました。あれはあそこで食べられるのかしら…??…と気になっておりました。ちなみに、ここのカフェは気軽に入れて美味しく、また、ノーベル賞授賞式の時のデザートアイスが食べられると評判です。(ここに掲載の写真はそのカフェで撮ったものではなく、他の場所で撮ったものです)

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 ちなみに、この時期(秋から冬)の開館時間は11時から15時です。ここに限らず、この時期は開館時間が非常に短い施設が多いので、観光スケジュールをたてるのはなかなか大変です。この近くの主要スポットでは、王宮は12時から15時ですし、ドイツ教会は12時から16時です。行かれる時期によってこの時間は変わりますので、事前にガイドブックやウェブサイトでご確認ください。

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【旅】ロストバッゲージ

 映画のお話を書こうと予告したのですが、やっぱりちゃんと旅のお話から・・・と思いなおし、今回から、数回にわけて旅のお話を書きます。今回の旅は、勝手にとったリフレッシュ休暇でした。

 今年は春頃から、気持がどよよんとなってしまい、このままでは…と先が案じられて、ふっと思いついたのが、旅にでることでした。そうだ、お休みをとって旅をしよう… そう思うと心が少しずつ元気になりました。人生の中でそうそうこんなわがままがゆるされるわけでもないだろうと思い、自分の中では、ジョーカーを切った…つもりの旅でした。

 めったにきれないカードをきっての旅なので、個人旅行で海外にと考えました。わがままに一人になりたかったので。

 行先は、個人旅行でなんとか行けそうなところに限定。(アンデスやアフリカの高地などひとりで行けそうになくて…)その中で、ぴぴっと心にきたのが、かねてより行きたかったバルセロナで、サグラダファミリアをはじめとするガウディの建築物を見ることでした。

 ではいつに…?と考えていたとき、スウェーデンの知人から、”気分転換の旅だったらこちらにも寄ったら?”と声をかけてもらって、昨年、生涯に一度しかない…と思っていたシンデレラ体験?をもう一度できる機会をいただきました。このシンデレラ体験とは、ノーベル賞の記念晩餐会があるストックホルム市庁舎での、とってもフォーマルな晩餐会で、メニューは前年度のノーベル賞晩餐会の内容で…。(その詳細は、こちらに1年前に書いています。 http://ecoecomat.way-nifty.com/blog/2007/12/3_34f5.html ) 

 ということで、このパーティにあわせてでかけて、行先はこのストックホルムとバルセロナに限定しました。それ以外にもあちこちヨーロッパで見てみたいところがありましたが、とても自分ではまわれないと思いまして。欲張らずに…。

 行先決定を含めて、全行程が、”ここまでならば自分でもできそう””これはちょっと私では無理。不安すぎる。”…その問いかけを常にしながらでした。自分自身の今の限界を知り、でもその範囲では妥協しないようにと思い、航空券も宿泊予約も全部インターネットで行いまして、旅の情報も全部インターネットで集めました。

 …本当に、インターネットってありがたいと思いました。いろんなかたが無償で書いてくださっている情報にどれだけ助けられたか…。そう思うと、私も何かどなたかのお役にたてるかもしれないようなことを書いておきたくて、その視点で、今回の旅のお話を書こうと思います。第一回は、ロストバッゲージ、いわゆる空港で、預けたスーツケースがターンテーブルに出てこなかった経験…について書きます。(興味ないかたは、以下スルーされてください☆)

ロストバッゲージ

 …ずいぶん昔に親と旅行したときに経験したきりで、自分だけの旅行では幸いなことにこれまで経験したことがなかったロストバッゲージですが、今回はそれを経験してしまいました。関西空港からヘルシンキ経由でストックホルムまでの行きの行程で、ストックホルムで、トランクが出てこなかったのです。ターンテーブルが回り終わって、そこにないと呆然とした表情になったのは、私だけではなく、同じ便のかたでもほかに何人も外人の男性のかたがおられました。

 航空会社のHPに、ヘルシンキ空港で改修による混乱でロストバッゲージが起こりやすいとは読んでいたのですが、とはいえ、全部を機内に持ち込めるわけでもありません。まさか…と思ったことがまさかのタイミングでおきてしまいました。

 私自身にはロストバッゲージの体験がなかったものの、日本に来られるお客様が何度もそういう体験をされていたので、その時のお手伝いをしたことがあって方法は知っていましたし、万が一に備えて、もちろん一泊分の着替えなどは、手荷物に入れていました。でも、今回は、ついて二日後にパーティがあります。もしもそれまでに届かなければ、下着や普通の服ならばなんとか調達できても、ロングドレス他のものはいったいどうすればよいのかしら…と、その心配で頭がいっぱいになりました。

 でも、気をとりなおして、とにもかくにも”どげんかせんといかん”です。

 ストックホルムのアーランダ空港はそれなりの規模の空港ですが、このときに到着したターミナルは、メインのターミナル5ではなくて、ターミナル2というかなりこぶりのところで、大きなターミナルではすぐに見つけられるような荷物苦情コーナーがぱっとみただけではわかりませんでした。でも、”なんでも相談所”みたいなカウンターがあったので、そこに行って、身振り手振りでトランクがない…と伝えると、便名、トランクの色、形状、これからの滞在先、日程…などを訊ねられました。

 これまでに私が耳学問した範囲では、だいたいトランクは翌日か、翌々日には宿泊先などに届くはずなので、同じところに2連泊しているときであれば、その宿泊先を指定していればたいていなんとかなる…と思ったのですが、あいにく、今回は宿泊先についてちょっと小技をきかせすぎて、その晩と、その次の晩では別の宿泊先にしていたために、その宿泊先だけでなく、ストックホルムの知人の電話番号と自分の携帯電話番号を知らせました。

 特に、宿泊先が一泊ごとに移動する場合は、宿泊先を次々に荷物が追って、5日後にやっと”合流できた”という話もきいたことがありますので、現地の知人、旅行社など、固定連絡先?をもしお持ちであれば、そこもあわせて告げられておくことをおすすめします。(実際、日本に来られるお客さんについて、その”固定連絡先”役をいつもしてきたもので…)

 その場で、その知人に電話もかけて、かくかくしかじかでよろしく…とお願いしたら、そのなんでも相談所の担当者とその知人で直接話してくれて、わけのわからぬヤパンスカ(日本人)に連絡がとれない場合は、スウェーデン語のわかるこの知人に入れてくれるということになりました。、一応、”荷物なくしましたねー”というクレームを受け付けましたという紙をぺらっ…ともらい、機内持ち込みの手荷物だけで、なんとも軽やかに?空港をでることとなりました。夕方5時半ごろだったのですが、もう外は真っ暗でした。

 …不安に思いながらも、旅の疲れでその夜は爆睡。朝、知人から電話がかかるまで荷物のことは夢のかなたでした。どうやら私の携帯に連絡があったようなのですが、あまりに爆睡していて気がつかなかったようで、その知人に連絡があり、鞄はヘルシンキで見つかり、その夜のうちにほかの便でストックホルムまで届いたのだけれど、どこに届けるにももう夜遅いので翌日の10時から2時に届けるといわれたとのこと。

 私は宿泊先を移動してしまう時間帯ですし、その知人は仕事で家をあけるということで、結局、その知人のおとなりさん…に受け取ってもらうように頼んでくれたそうです。

 荷物は無事、おとなりのかたに受け取ってもらえて、その日の夕方、知人に伴われて、ありがたく、おとなりのおうちに受け取りに行きました。親切なかたでよかったです。また、どこも壊れていなくて、中のドレスなどももちろん間に合ってよかったです。

 なお、ロストバッゲージについては航空会社によって対応も違いますし、どこでどうなったかによっても変わってくると思いますが、今回の私のケースでは、

 不幸中の幸い?は、(1)ヘルシンキですぐに見つけてもらえたこと。(2)ヘルシンキ~ストックホルム間は、飛行時間1時間で、日本で言うと福岡~東京線のようにフライトが多いため、他の便ですぐに送ってもらえたこと。(3)知人と、その隣人の協力が得られたこと (4)空港の職員さんが、とにもかくにもきちんと対応してくれたことだと思いました。

 ロストバッゲージの場合、2種類あって、(1)紛失したまま手に戻ってこない場合。(2)紛失したものの、見つかって遅れながれでも届く場合 があります(私の場合は後者)。航空会社によって対応が違いますが、規約上保障してもらえるのは、(1)の場合であり、(2)の場合は、1泊分の緊急必要品の購入代金(領収書をとっておくこと)くらいの保障をしてもらえればよいほうで、それもない場合もあるときいていますが、とにもかくにも、”自分で”届け出て動かないと何もしてもらえないので、頑張るしかないですね…。

 通常の場合は、不幸にしてそれが起こったときには

 (1)空港のロストバッゲージ受付に届ける。

 (2)航空会社が見つけ、宿泊先に届けてもらう。(連泊なしの行程だと、あらかじめ何日分かの連絡先をつげておく)もしくは、自分で空港で受け取る。

 ということになると思います。

 このリスクを回避するには (1)機内に全部持ち込むしかなく(それが可能ならばよいのですが)、リスク軽減には、(2)経由地でこまめに荷物を受け取って預けなおす…ことがよいとされますが、これも乗継時間が短いときにはリスクになりますので、痛し痒しです。

 ロストバッゲージがよく起こるという評判の空港もいろいろとあるようです。ヘルシンキの空港は、乗継必要時間もすごく短くて(とてもコンパクトでよい空港です)、その乗継を”命”としている?ような空港なので、ロストバッゲージも以前はほとんどなかったそうですが、今年は、荷物管理の引受会社が変わったとかあれこれで、どうも混乱しているようですが、それでも対応はよい空港だときいています。

 ちなみに、帰路は、とっても重い(あらためて書くつもりですが、超過料金をいっぱい払いました…)スーツケースだったので、”いっそのこと日本到着時にロストになっていたら、家まで送ってもらえるかも?”とよからぬことを考えてしまいましたが、そんなときに限って?、ちゃーんと荷物は経由しても届くもので、帰りはよっこらしょ…で運びました。でも、なににせよ無事がやはり一番ですね。

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