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【映画】PS.アイラブユー

 …タイトルをご覧になられて、はて?と思われたかたもおられる…かも??…しれませんが、中島みゆきさんシリーズが、ビートルズシリーズになったわけではありません。今日、ふっとあいた時間にすっぽりはまったもので、久々に映画を見てまいりました。それが、この”PS アイラブユー”です。

 冒頭、すごい夫婦喧嘩からはじまるこの映画。でも、その喧嘩のあとのシーンは一転します。限りなくやさしいその夫は脳腫瘍で他界。残された妻は、その事実が受け入れがたく、呆然と、引きこもり生活にはいってしまいます。そんな彼女のもとには、なんと、その亡き夫から、手紙が届くのです。文章の終わりには、”PS. アイラブユー”と書かれたものが…。

 それはまるで、生きて苦しむ彼女の状況を全部お見通しのようで、また的確なサジェスチョンにとんだ手紙で…。

 彼女は、彼女のことを案じる友人たちや、素直にはなかなか心を通わせられない母、そして、失意の中で出会うダニエルほかの人の心に支えられて、でも、傷心路線一直線で、日々を過ごすのです…。

 そして、亡き夫からのメッセージは届き続け、四季はうつろい…

 …というのがストーリーです。

 

 映画の中では、とにかくこの夫が、とてもあたたかくて優しくて。一方、妻のほうは、仕事のストレスほかをバンバン夫にぶつけます。それでもそれでも、夫はやさしくて。こんなにも愛される妻というのがそうそういるものではないだろうと思うほどに妻は愛されます。アイルランドの男性って、こんなにもユーモラスであたたかく優しいのか…と思うほどで。

 そして届く手紙は、不思議ではあるけれど、それが届くことも、そんなに現実離れはしていない設定で、(どうやって届けているかはさぐらないで)と最初の手紙に書かれていますが、私は思わず、某信託銀行系列の遺言信託の新商品か?と考えてしまいました…。(実際のお届方法は、映画の最後のほうで明かされます。ここでは秘密にしておきましょう)

 …この映画で印象的だったのは、この亡夫もやさしいのですが、他に登場する男性も本当に優しい人ばかり。…それでけに、心がぽかぽかになったりうらやましかったりしました。特に、ダニエル…という男性が出てくるのですが、このかたの外見その他はまさに私の好み♪…でありますゆえ、うううう…。なんて、なんて…(あとはネタばれ防止でごにょごにょ)…でありました。

 もっとも、最後の展開。私的にはなるほどなぁと納得できましたが・・・。(このあたり、映画をご覧になられたかたとお話してみたいポイントです)

 なんとなく寒い秋風の中で、ふっとあたたかさが欲しくなられたらご覧になられてはどうでしょう。…どんな世代のどんな人にあうのかが、いまひとつよく絞り込めないのですが…。あと、正直なところエンディングに日本語の歌詞の曲が流れたのが、なんだか…違和感を持ちました。コケっ…という感じで。

 ちなみに、冒頭に出てくる夫婦喧嘩他のシーンの亡夫は、以前書いたカテゴリーでいくと”文系”で、その後に、出会ったころの回想シーンにでてくる亡夫は、“理系”タイプ?であり、この二人が、同じキャラの人間とは思えなくて、かなりとまどいました。…人は結婚すると?こうも?変わるものなのでしょうか…

 

 ちなみに、タイトルからビートルズの”PS. I Love You”を思い出したのですが、その歌詞にもちろん通じるようでありました。もっともこの曲、ビートルズのシンプルな歌詞時代の曲の中でもかなりシンプルなほうだと思います。この映画は、さすがにこの歌詞ほどにはシンプルでないストーリーでした。

 “死ぬ前にしたい10のこと””象の背中”のときにも考えましたが、自分があと余命数か月だとしたら何をしたいと思うのか…。

 それを考えると、自分の中の不要な部分が全部そげ落ちていくのを感じます。

 なお、この映画は、”残していく人”の映画のようにPRされていますが、”残されていく人”の映画でした。

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