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【映画】最高の人生の見つけ方

 家族的には恵まれなかった大富豪(ジャック・ニコルソンさん)と、誠実に生きてきた男性(モーガン・フリーマンさん) それぞれに余命いくばくかとなり、同じ病室となった男性二人が、人生であとやっておきたいこと(=棺桶リスト)を作って、それをしていくというストーリーの映画をレンタルDVDで鑑賞しました。

 ちょうど、同年代の同性の知人と”象の背中”(小説のほう)の感想を語り合ったばかりだったので、かねてより、男性版“死ぬまでにしたい10のこと”…と聞いていてみてみたかった作品をみてみようと思いたってのことでした。

 最近、自分の人生の中でのターニングポイントと感じることが多く、曲がり角を大きく曲がったことを感じてはいるものの、その一方で”これから”が見えないと感じています。自分の人生がこれからどんなふうに過ぎていくのか…。予測しようと思っても具体的に予測ができず、また、一応きっと医学的にはまだまだ健康な私には、余命予知というのがまだ想定難。ただ、今思うことは、自分がもう若くはないことと、自分がしたいことをしておきたい…ということに貪欲になっているある種のあせり?のようなものを感じていることでした。それだけに、こういう想定の映画というのは、“何をしたいと思うのか””それをどう実行するのか”…が気になるところであり、最後まで、そのリストがどうなっていくのか気になりながら観ました。最後まで、ひっぱる力がある映画だったと思います。

 でも…。でも…。うーん。うーん。

 でも、なんとなくこれは自分とは別の世界のことだと感じて見終えてしまいました。

 名優二人とそういうシチュエーションでは、どんな感動があるかがある程度予測できてしまうだけに、その期待値を背負った分だけ、あるいは不利な映画だったのかもしれません。だから、プライベートジェットで、極めて効率よく各地を巡る旅というのものから心が乖離してしまった感があります。たしかに時間的にも体力的にも限られた中でのこととなると、こうなってしまうのかもしれませんが、自分には縁のない解決法であるだけに、遠く感じてしまいました。

 ちなみに、私も、生きているあいだに行ってみたいところ、やってみたいことっていくつかあって、そのうちのひとつでも、ふたつでもできたらいいなぁと思うのですが、あと自分が動けるのがあとわずかとわかって、ではではありったけのお金で“効率よく”そこここにいって、それらをやろうとするかというと、やっぱりNOで、その中のひとつでも、大事に思いながら実現まで漕ぎつけられたら、それだけで満足できそうな気がしています。

 モーガン・フリーマンさん演じる男性と家族とのことというのも、うまく書けないのですが、なんとなく、すんなりと心に入ってこない違和感を感じました。うーん…。なぜでしょう。

 

 でも、心に残ったこともあります。それは、富豪の秘書役さんのことでした。この秘書さんのセリフの一つ一つは心に残り、もしかして、”最高の人生の見つけ方”というのは、こういう人たちをそばで見る秘書役をすることかも・・・と思ったりしました。

 もしかしたら男性と女性で人生に望むものが違うかもしれず、また年齢的にも差があり、やはりなんといっても実際にその状況になっていない自分では想像およばないところがあると思いますので、あまりとやかくは言わず、ただ、自分の心とは乖離していたとだけにとどめて、さて、では自分のこれからの人生は…? 自分が死ぬまでにしたいことは?… という自分なりの命題にむかっていこうと思います。

 

 最高(best)でなくてもいいです。betterでなくてもいいです。goodやwellやOKや、あるいはわぉ☆を重ねていけたらいいなぁと、この贅沢な映画と向き合って思いました。

 …ちなみに、映画の中に、亡き妻のためにその廟であるタージマハールを作ったムガール帝国の皇帝シャー・ジャハンのことがでてきますが、14人の子宝に恵まれた…というこの皇帝が、息子によってタージマハールが見える対岸の城アグラ城に死ぬまで幽閉され、その城のテラスからタージマハールをながめて晩年を過ごしたことを考えると、この映画の中のこのエピソードは、うーん、うーん…でありました。

 

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