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【観劇】闇に咲く花

 こまつ座の「闇に咲く花」を鑑賞しました。

 終戦後の東京・神田。愛嬌稲荷神社の神主さんは、近くに住む戦争未亡人5人に、お面づくり工房の作業から、ヤミ米の買い出しまで手伝ってもらいながら神社を維持していました。

 しかし、ヤミ米を取り扱うのも大変です。警察の取り締まりの目もくぐりそこなったりします。苦し紛れ?におみくじなども作りましたが、これがなぜかよく当たる…。そんな昭和22年の夏、戦死したはずの一人息子が、突然生還したのです。職業野球のエースだった彼は、戦争中に記憶をなくしていて、収容所で記憶を取り戻して帰還することができたのですが…。

 というストーリーでした。井上ひさし氏の脚本は秀逸でした。あの時代のことで、忘れてはいけないことがいろいろとあるのだ。それが、心豊かな笑いの中で、あらためて気がつかされました。

 キャストのみなさんもとても素晴らしかったです。また、ずーっと、最初から最後まで、“神社の森にきている謎の放浪のギタリスト?”が、ギターでBGMをかもしだすのですが、そのギターが生演奏がとても素晴らしく、それを聴いているだけでもまた味わいがあり、あっというまの2時間半でした。

 実は、あるかたから、井上ひさしさんの作品を勧められて、つい昨日、買ったばかりでした。次の、次…に読む予定なのですが、ぱらぱらとめくってみてとても楽しみになっている本です。井上ひさしさんというと、ずーっと昔、小学校高学年?くらいのころに”ブンとフン””モッキンポット神父の後始末””ドン松五郎の生活”…という3作を、あるかたからプレゼントされて、それが”とても面白かった”ということで、忘れられない作家です。その後も、いろいろと読みたいタイトルの本があったのですが、ここまで読む機会がないままにきてしまったので、これを機に、また手にとってみたいと思います。

 人間をまっすぐに見つめる目とその先にすべてを包みこむようなあたたかさが、確かにそこにある…そんな作家さんに思えるのです。

 上記3作は、もう手元にないのですが、また、もう一度買ってみたいとも思いました。特に、モッキンポット神父は、とても懐かしいです。

 そんな懐かしさとも出会え、またギターの奏でる世界に惹かれた、心によい休日になりました。

 …以下、思い出の中の三部作です。どれも抱腹絶倒?それでいて、ふみゅと感じるところのあるユーモア小説です。

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