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【読書】ボローニャ紀行

 あるかたのおすすめで井上ひさし氏の「ボローニャ紀行」を読了。このところ、塩野七生氏の視点でのイタリアばかりみてきた気がするので、ある意味では塩野氏におとらない想いの強さがボローニャにある、井上ひさし氏のこの本は印象的でした。うまく表現できない不思議な読後感で、すごく熱いようで醒めていて、真っ直ぐなようで曲線。そんな印象を持ちました。

 いろいろなベクトルが広がるので、一度読んだだけではそのひとつひとつを定着させることができなかったのですが、それでもなお興味深いエピソードが多い本でした。帯に書かれている…”ただ愉しむだけが旅ではない、こんなふうに旅は思考の場所なのかもしれない”…というコピーがなによりもしっくりきました。

 ちょうどこの本を読み終えたところで、ばったりかつてイタリアに行ったときに同じチームのメンバーだったかたに会い、タイミングがタイミングだけにびっくりしました。

 お住まいは1000キロのかなたのかた。訊けば出張でちょうど来られたとのこと。わぉ♪…。

 しばし近況を交わしあったあと、“イタリア以後”に互いにでかけた旅の話などいろいろとしました。旅の楽しみ方は人それぞれですが、交わしたお話の中から、このかたとは、旅への想い、旅への向き合い方が似ている…と感じました。

 自分と旅への想いのベクトルがあうかたに出会えるのは、本の中であれ、駅の改札口であれ、ネットの中であれ、嬉しいものです。井上ひさし氏と私では、ベクトルが違うように思えたのですが、ある街へのアプローチのしかたとして、とても見習いたいところがありました。この秋、どこかに旅されるかた、手にされてみてはいかがでしょう?

 それにしても、イタリア。いろいろであります。

 そして、旅の思い出を共有できること。嬉しい感覚であります♪

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