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【映画】サルバドールの朝

 凄く心に沁みました。でも、途中のシーンでは、正視できず、目を覆いました。そして、さらにそのシーンが過ぎた…と思ってもなお、思いがけない展開がありました。

 心にとても残っているのに、もう一回見る勇気がない映画に出会いました。”サルバドールの朝”です。1970年代初頭、独裁政権末期のスペインで、反体制活動に参加したサルバドール(ダニエル・ブリュール)は警官との銃撃戦の末に逮捕され、警官殺害の容疑による不当な裁判で死刑を宣告されます。

 確かに彼は、反体制派として、その資金稼ぎのために、銀行を襲ったりしました。そしておもいがけない展開から銃撃戦にも加わってしまいました。でも、本当に彼が撃った銃弾によって、警官がなくなったのかもきちんと調べられないままに、死刑を求刑されてしまいます。

 罪をおかしているとはいえ、そこまでの罰が適正であるのか…。

 家族といった彼を近くで知る人たちはとても彼を愛しています。看守ですら彼を好青年だと思わずにはいられません。でも、サルバドールという一人の人間を、人間としてみない人たちの頭ごなしのかかわり方によって、彼は思いがけない人生をたどることになってしまいます。

 死刑の執行の方法についても、この映画で行われた執行方法は初めて知りました。その方法については言葉になりません。

 実話に基づいたお話ということで、きっと彼だけでなく、多くのサルバドールが、世界中のいろいろな場面でいるのだと思わずにはいられませんでした。

 心に沁みすぎました。あまりに…と思うシーンもありますが、できれば多くのかたに向き合ってほしい映画であるとも思います。

 
 

こんな本も見つけ、気になっています。

死刑に関する本をまた少し読み直しているところです。そのあたりはまた改めて書かせていただきたいと思いますが、映画としては次のような作品が思い出されます。

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受信: 2008年7月23日 (水) 23時36分

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