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【映画】クライマーズハイ

 1985年8月12日、JAL123便墜落時に、地方新聞社で報道にあたった記者たちの1週間をを中心に描いた作品、”クライマーズハイ”を鑑賞しました。

 “地元”で起こった大事件をどのように伝えていくのか…。その報道の責任者に抜擢された悠木記者を中心にストーリーは展開していきます。現場に取材に行って、その悲惨な状況をみて心のバランスを崩す記者、過去の栄光にこだわる先輩記者、販売店の状況の腐心する営業担当、スクープにはやる若手記者…など、さまざまな立場の人の想いが強く交錯する映画でした。全編に緊迫感があったのは、編集部を演じた人に”エキストラゼロ”…というようなこだわりだったからでしょうか。

 ある種独特で、異様にも感じる新聞の編集部の世界でしたが、実際もきっとこんな感じなのでしょう。知人で新聞社に勤務する人、勤務した人はみな、それぞれに独特のキャラを持っていますが、これまでは、“その人の個性”と思っていたことが、実は新聞社勤務という職種が作り出すキャラなのかもしれないと思いはじめました。

 この映画の中での他社との先陣争いをきいているうちに、そういう知人の一人が、よく”この事件は、わが社の圧勝でした” ”あそことは一勝一敗”というように、よく勝敗にこだわっていて、それがとても不思議に思えていたのですが、なるほどいつでもそれにこだわっている世界なのだと、この映画を見て納得できました。

 その一方で、なぜにこんなことでナーバスになるの?という本末転倒のような自衛隊の扱いかたや、数々の政治的気配りも印象的でした。

 よくわかりきれなかったのが、主人公の悠木記者と、その息子との関係です。原作をいつか読んでみるとこのあたりがわかるのかもと思うのですが。いちばん、なんとなく心情がよくわかったのは、修羅場の現場に入って平静を失ってしまった記者のことでした。

 実は、当初は空き時間に”奇跡のシンフォニー”を見ようとしてでかけたのですが、チェックミス(曜日事情)で、その時間にそれは上映されていなくて、代わりに…と選んだ作品がこれでした。この映画は2時間半と、上映時間が長く、それを見逃していたので(終了時間の違いに気付かずに入っていた)エンドロールがおわるなり、ミーティングの場所までダッシュ…。走ること10分でようやくたどりついてみると、なんと場所を間違っていて、それからあわてて、ほかの場所にでかけ、結局45分も遅刻してしまう…という、”スケジュールブックと腕時計”…と日頃は言われる私には信じられないようなミスの3連発での一日でした。さすがにボ○てきたのかしらと落ち込んでしまいました。

 そんな中での鑑賞だったので2時間を過ぎたころからは、終了時間を間違えたと気が付き、時計ばかりが気になったのですが、それでも約2時間半を、ちっとも長くは感じないお話でした。久々に鑑賞できた映画でもあり、見ているうちに、わずかながらクライマーズハイに自分もなりかけていたのかもしれません。

 それにしても、新聞社というのは不思議なところだと思いました。正直なところ、ちょっと新聞を手にするのも怖くなってしまいました。

 登山の技巧のことも私はよくわからないままのところがあったので、やはり原作は読んでみなければ…。

 

 

 ずーっと、映画館に行くことができませんでした。時間があってもどうしても心がむかなかったのですが、久々に行くことができて、ちょっと私もクライマーズハイ?かも。

 ぐんぐんと映画には押されたのですが、もうひとつ、その本当に伝えたいことの意味は?などがわからないままでした。でも、長く続いたトンネルの出口にようやくたどりついた気がしました。ほっ…。

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