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【読書】香水~ある人殺しの物語

 同名映画の原作。映画にとても力があり、惹きこまれ、その一方で、いくつかの場面の描写の意味がよくわからない(わかりたくなかった?)ために、原作を手にしました。原作もまた力があり、独特のナレーション…と感じる切れ味が、数々の匂い、香が混じるのを抑える効果をかもしだしていると思いました。

 ストーリーは、映画と同様で、生まれながらに嗅覚が異常に発達した男性が、自分の好きな香を保存したいと思う一心で結果的に実験台になった女性たちを死に至らしめてしhまうとともに、自分の心の居場所を求めて魂が彷徨する物語です。

 行間からいろいろな匂い、臭いが漂ってくる本で、そのあたりは、映像から漂う力強さを持つ映画と共通するところがありました。映画に比べるとはるかに細かく書かれている主人公の心の描写を読んでいると、誰が愛を求めているのか、求める愛とはなにか…そのあたりが、非常に複雑でめまいがしそうで、久々によい意味で本に酔った気がしました。

 映画と原作本。どちらを先に手にするべきか・・・はいつも悩むところ、悔いも感じるところなのですが、この作品は、映画を見てから本を読むほうがよいかも…と思いました。

 今日、駅ですれ違いさまに、ふっとよい香りがするかたがおられて、おもわず振り返ってしまいました。あれは何の香りだろう… と、しばしそこに立ち止まりました。

 

 ちなみに、原作を読んでしまって犯人を知っているストーリーで、原作から自分で組み立てていたイメージと主演の人が違う映画というものを見に行こうかどうしようかと悩んでいるのが、”チームバチスタの栄光”です。多分…DVDレンタルまで待つと思いますが、気にならないといえばウソになり…。

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