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【映画】ダイヤルMを廻せ!

 昨年は「○○の品格」という言葉がブームのように使われていましたが(そういう言葉をそういうふうに使うことは、品格があること?…という気がするのですが、それはとりあえずここでは別にしまして…)この映画をひとことでいうならば、「品格が問われた映画」と言う気がしました。

 マイケル・ダグラス氏主演の「ダイヤルM」のオリジナル作品で、アルフレッド・ヒチコック監督による、グレース・ケリー(後にモナコの王妃になった女優さん)出演の作品です。

 資産家の娘の妻が、夫以外に好きな人ができて、その夫が妻の殺害依頼を計画する…というところまでは、リメイク版と同じなのですが、それ以外は、夫の職業、妻の恋人の職業、それぞれのキャラクター、殺人を依頼した相手、ストーリー展開など、この2作では大きく異なっていました。

 「ダイヤルM」では、妻の恋人の画家よりも、夫マイケル・ダグラスのほうが味がある役でしたが、ヒチコック作品の「ダイヤルMを廻せ!」では、妻の恋人の推理小説家(ロバート・カミングス)のほうが、はるかに共感を得られる役でありました。また、「ダイヤルMを廻せ!」の刑事役(アンソニー・ドーソン)もまた、なんともいえない味がありました。

 直接的に事件解決に結びつくキーは、まさにキー(ここにどうぞご注目を…)なのですが、この作品での犯罪のほころび=露見に至る真の原因は、まさに”品格”のなさではないかと…。なぜ、あの人物が、あんなふうに、あれをつかったのか(ネタばれにならないようにここはごにょごにょと…)…。あれをあんなふうに使うところが、なんだか情けない気がしました。もっともその行為だけでなく、この人物の言動に、そういうところが散見しているからこそ、その行為と結びつくわけで、つくづくかなしいと思いました。

 品格のあるなし…というのは、本当に日常的な行為にでるのだなぁと感じいった次第です。

 もう一度、「ダイヤルM」のほうを鑑賞しなおすつもりですが、こうやって2本を比べてみることの楽しさを久々に味わいました。薦めてくださったかたに感謝です♪

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