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2008年1月

【映画】インファナルアフェア1、3

 …ここ3夜連続で、BSで放送されていた”インファナル・アフェア”シリーズ…。偶然に”1”の放送に出会って嬉しくなり、”2”はパス、昨晩の”3”は、ふふっ…と幸せになりながら、途中でそのまま眠りにおちてしまい、先ほど、DVDで”3”の夢の先の部分を鑑賞しました。

 香港を舞台にした警察とマフィアの抗争の映画で、それぞれに”潜入”させた警察官とマフィアが対決していく映画です。“終極無間”というタイトルどおりに、いつまでも終わることない業のスパイラルを描いたもので、ストーリー的には、重く、シビアで、とてもミーハーに見ることができる映画ではないのですが、「1」と「3」出演のアンディ・ロウさんに加えて、「3」のレオン・ライさんが素敵で、また、音楽がとても美しく哀しく、何度見ても、またある一場面だけを切り取って3分見るだけでも、涙をおさえられなくなってしまいます。

 「3」からご覧になられるとチンプンカンプンかもしれませんので、ぜひ「1」を、それから「3」を、そしてその後さらにもっと知りたくなられたら「2」をご覧になられますことをおすすめします。

 「誘う女」…では、作られた表情満開でしたが、この「インファナルアフェアシリーズ」では、シブイ表情が作られたものなのか、それともふっとこぼれた笑顔が作られたものなのか…。 とにかく、この映画の中のトニー・レオンさんと、レオン・ライさんの笑顔は必見です。とりわけ、私は船の上の3人…のシーン以後が好きです。

 先日から、いろいろな場面で、”やり直す”ということが話題になっているのですが、「善人になりたい」…そう願ったマフィアから警察に潜入した人が繰り返しいうこの映画を見て、“やり直し”できるかできないかを決めるのは誰だろう?とまた考えさせられました。

 辛いシーンもある映画ですが、笑顔に救われる映画です。・・・ 人をほっとさせる笑顔に出会ったときには、これは前世からのものに違いないとさえ思ってしまいます。

 人は変われるのでしょうか、変われないのでしょうか…。

 

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【映画】誘う女

 「テレビに出て有名になりたい。そのためならばなんだってするわ…」という野心あふれる女性スザーン。彼女は、お金持ちのイタリア人の息子と結婚し、自らはテレビ局に売り込み、お天気おねえさんになります。さらにそこを足場としてステップアップをめざす彼女は自分の企画番組に協力してくれた高校生3人にあることをにおわせて、実行にうつさせるです…。

 その野心あふれる魅惑的な女性をニコール・キッドマンさんが演じる映画、「誘う女」をDVDで観ました。ずっと以前より、あるかたから、「この映画のニコール・キッドマンの演技は素晴らしいからぜひみて」と言われていたのですが、「もう見た?」と言われ続けること2年で、ようやく鑑賞。

 なるほど、そのかたの言われる通りです。DVDの中にふつうにインタビューに応じているニコール・キッドマンさんも出てきていたのですが、その表情と比べると、映画全編のこの”TV出たがり女性”の表情は”演技”によって作られているものだとわかり、確かにすごいと思いました。

 「こういう表情の演技で世をわたっている人が確かにいる」…そんなふうに聞いていたのですが、これにもまた納得でした。作られた表情、演技だからこそ、“似ている”人があるのだなぁと思い、いろいろとそこから考えていくと、自分のまわりの大部分の時間を”素”の表情で過ごしている人と、大部分の時間を”演”で過ごしている人がいるなぁと思い至った次第です。これまでそんなふうに考えたことがなかっただけに、ちょっと新鮮な目から鱗な体験でした。

 映画の構成もおもしろく、またオチがなんともいえずで、ちょっと不思議な見ごたえを感じた作品でした。

 実はこの作品、なかなかレンタルショップで見つけられなくて、とうとう買ってしまったのですが、“誘う女”というのは、またすごいタイトルだと思いました。なんとなくDVDラックに入れにくくて…。せめて、”TO DIE FOR”の原題だとよかったのに…と正直なところ思いました。

 ”素”が一番…♪… いろいろと思う映画でした。

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【読書】灰色の北壁

 そこに山があるから・・・。

 まさにその理由ゆえに山に行く知人たちから、登山の話をきくたびに、なんともうらやましくてしかたなくなります。自分にそんな体力と行動力がないため、私自身は学校での遠足やハイキング程度の経験しかなく、それでも山の写真を見ることや、山への挑戦の本などを読むのは大好きなので、本当にうらやましいです。

 新田次郎氏、森村誠一氏、そしてこの真保裕一氏らの山の小説に手がのびやすいのも、きっとこのあこがれからかもと思います。

 「灰色の北壁」真保裕一氏著 講談社文庫

「黒部の羆」「灰色の北壁」「雪の慰霊碑」の三篇からなるこの本は、あっというまにページを進ませてしまいました。

 いずれも、山を舞台にした人の心の壁や稜線を描いた作品で、人間ドラマとしては「雪の慰霊碑」が、山男の話としては「黒部の羆」が、そして、プロットとしては「灰色の北壁」が印象に残りました。特に、「雪の慰霊碑」は私にしては意外な展開がみごとに内包されていたと感じ入りました。この先がどうなるのだろう… 予測可能なようで、なんとなく大きな含みのあるストーリーでした。(ネタばれにならないようにここは内緒でいましょう)

 それにしても、やはり自分自身で山に行くことなきものには、わかったつもりになってはいけない世界…そんなふうに感じ、感想を述べることについてもためらってしまうような…いわばただ麓からながめているものにすぎない気が、読後も続いています。

 そんな世界の本でした。

 

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【読書】探偵ガリレオ

 東野圭吾氏「探偵ガリレオ」を読みました。引田天功さんのマジックのような派手な事件の謎を、デンジロウ先生ののようなイメージの物理学者が探偵役になって解いていく、キテレツ大百科を思い出すようなお話でした。

 とても作品の構想としての着眼点がよいと思うだけに、もうちょっと、キュッとスリムアップできたらよいのに…というのが素直な感想です。人物造形の淡さと事件の派手さのアンバランスさが、もしかしたらそんな感覚を、私の中で引き起こしてしまっているのかもしれませんが。

 文庫本の最後の解説が、この”ガリレオ”博士のモデルとして作者がイメージしたかたによって書かれています。この解説が、妙によかった気がしています。

 映画のあとのエンドロールで席を立たれませんように…というのと同様に、どうぞこの解説までお楽しみを…と思います。

 なお、この本の感想を書きながらついくちづさんでしまうのは、やはり、この曲です。Queenの”ボヘミアン・ラプソディ”♪ でありました。

 

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【読書】生物と無生物のあいだ

 …前から読んでみたかった、”生物と無生物のあいだ” 福岡伸一氏著 講談社現代新書…をようやく読んだものの、とほほ…正直言ってよくわかりませんでした。

 肝心?のアカデミックなところは、その世界の言葉に慣れないためか、なんとなく頭の中を上滑りしていってしまい、むしろいろいろな学究人たちの人間模様のほうばかりが印象に残りました。特に、日本の大学での人事や経理制度と、欧米の大学でのそれの違いなどがとてもおもしろかったです。なるほど…と、私の周囲の人からきいているそれと、ぴたっとはまっていく感覚でした。欧米の大学での話をいろいろときくにつれ、いろいろと思うところあります。この本の中のポスドクライフなどとても興味深いものでした。

 また、子どもの頃には、偉人伝中の人だった野口英世氏が、実は…という話は、以前、渡辺淳一氏の本で読んでいたのですが、この本でもまたそれをなぞるように知ることとなりました。なぜ彼が…というのが、少しわかる気がしてきました。

 帯の言葉にあるような”読み始めたら止まらない 極上の科学ミステリー”というふうにはとらえきれなかったのですが、かくもヒトなる生物はおもしろいものだ・・・と感じました。

 映画につなげるのであれば一点。以前やっていたホームページでの映画評で、”ガタカ”のことを書いたときに、農学部出身の女性のかたから、即座に、このガタカは、DNA構造のあの組み合わせからきているのでしょうね・・・ と言われたことが忘れられません。

 いろいろな世界に広がる知識を少しでも持っていけると、いろいろな世界がまたおもしろくとらえていけるのだと思います。少しだけでも日々進化?(退化)する、イキモノとして、また、ナマモノとして、日々の好奇心のジグゾーパズルをつないでいく中のよいピースになりました。

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【映画】復活の日ほか…

 MHKのインフルエンザウィルス特集。第一話のドラマは、オンタイムで観たのですが、第二回目のドキュメンタリーは観損ねていたので、夜中に再放送分を見ました。

 …いつかきっと起こりうる事態だと思うだけに、とても怖くなりました。いざとなったときのワクチンの優先順位の話が最後にでてきましたが、医療関係者などのあとに優先するのはどの年代か…。非常に難しい点ですが、私も番組内の最後にでた未来を担う子供世代を救ってほしいと願わずにはいられません。

 その昔、ヨーロッパではペストが流行しましたが、そんな経験も踏まえて「最悪のときでも3分の1は、病で死ぬことがあっても、3分の1は、病にかかっても死には至らない。そして3分の1は、発病しない。それが神が決めたバランスだ・・・」と言われているということをどこかで目にしたことが忘れられません。でもこの3分の1のいずれもがなんと大きいことか…。

 番組を見ていて思い出したのが、いくつかのウィルスの映画です。小松左京氏原作で、角川によって映画化された「復活の日」です。これは、ウィルスによって人類が滅亡する時に生き残る南極越冬隊の人たちを中心に描いたストーリーです。

 それから「アウトブレイク」「カサンドラクロス」…。

 その時になったとき、自分はどうするだろう…そんなことを考えながら、今そこにある危機…として見ました。またいつか再放送があれば…と願ったドキュメンタリー番組からの連想でした。

 …病気モノの映画つながりでもうひとつ。「マイ・フレンド・フォーエヴァー」で出演していたブラッド・レンフロ君が、他界したというニュースをネットで見てびっくりしました。まさかと・・・。マイフレンド…での、レンフロ君が好きだっただけにとても残念です。眠い夜中に想起することいっぱいの時間でした。

 

 

 

 

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【映画】ダイヤルMを廻せ!

 昨年は「○○の品格」という言葉がブームのように使われていましたが(そういう言葉をそういうふうに使うことは、品格があること?…という気がするのですが、それはとりあえずここでは別にしまして…)この映画をひとことでいうならば、「品格が問われた映画」と言う気がしました。

 マイケル・ダグラス氏主演の「ダイヤルM」のオリジナル作品で、アルフレッド・ヒチコック監督による、グレース・ケリー(後にモナコの王妃になった女優さん)出演の作品です。

 資産家の娘の妻が、夫以外に好きな人ができて、その夫が妻の殺害依頼を計画する…というところまでは、リメイク版と同じなのですが、それ以外は、夫の職業、妻の恋人の職業、それぞれのキャラクター、殺人を依頼した相手、ストーリー展開など、この2作では大きく異なっていました。

 「ダイヤルM」では、妻の恋人の画家よりも、夫マイケル・ダグラスのほうが味がある役でしたが、ヒチコック作品の「ダイヤルMを廻せ!」では、妻の恋人の推理小説家(ロバート・カミングス)のほうが、はるかに共感を得られる役でありました。また、「ダイヤルMを廻せ!」の刑事役(アンソニー・ドーソン)もまた、なんともいえない味がありました。

 直接的に事件解決に結びつくキーは、まさにキー(ここにどうぞご注目を…)なのですが、この作品での犯罪のほころび=露見に至る真の原因は、まさに”品格”のなさではないかと…。なぜ、あの人物が、あんなふうに、あれをつかったのか(ネタばれにならないようにここはごにょごにょと…)…。あれをあんなふうに使うところが、なんだか情けない気がしました。もっともその行為だけでなく、この人物の言動に、そういうところが散見しているからこそ、その行為と結びつくわけで、つくづくかなしいと思いました。

 品格のあるなし…というのは、本当に日常的な行為にでるのだなぁと感じいった次第です。

 もう一度、「ダイヤルM」のほうを鑑賞しなおすつもりですが、こうやって2本を比べてみることの楽しさを久々に味わいました。薦めてくださったかたに感謝です♪

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【映画】ダイヤルM

 多額の資産を持つ妻が若き画家と不倫。それに気がついた夫は、あろうことか、その画家に妻の殺害を依頼するのですが・・・。

 資産ある妻をグィネス・パルトローさん、夫をマイケル・ダグラスさんが演じるミステリーものを観ました。“ヒチコック監督の作品のリメイクなので、その双方を比べて見てごらんなさい”という示唆をいただいて観た作品で、それ以外の事前知識はなかったので、そのストーリー展開にずいぶん驚きました。グィネス・パルトローさんは大好きな女優さんでもあるので、とりあえず、「○」の映画です。なんとなく深い部分がある気がしたのですが、一度目はストーリーに驚くことで終始してしまったので、細部にわたってのことはこれからまた見ようと思います。薦めてくださったかたによると、非常にアクションと表情の造形がよいとのことなので。

 また、今、これを書きながらDVDのジャケットを見て気がついたのは、未公開のラストシーンも収録されているとのこと。これも見なければ…。また、同時に、ヒチコック監督の作品も手にしているので、この連休はこれを見比べて過ごすことができたら…と思っています。

 

 …実は、これは久々に買ったDVDです。DVDは、まずレンタルして見て、それからものすごく好きな作品だけ買う…という方針でいるので、今回のように、初めから買ったのは珍しいことです。

 これにも実は二転三転のドラマ?がありまして…。このところ、なぜかカタログギフトをいろいろといただき、昔はかなりシンプルだったカタログギフトも今は多種多様で驚くばかり。わぉ☆といろいろと見ておりますと、中に、本やDVDが選択肢にあるカタログがありました。それを見ているうちになんだか欲しいDVDが出てきまして、でもなんとなくカタログギフトのものでそれに換えるのも…(結婚式の内祝での引き換えで、この作品に変えていいの?とかいろいろと思いまして…)と思っているうちに、どんどんDVDが欲しくなってきてしまいました。

 その背景に、このところ、時間貧乏で、レンタルで借りても見ないままに返したり、3週間連続借り続けてやっととかいうことでのレンタル疲れ?があったかと思います。

 そんなこんなを思っているときに、某Amazonから、”4枚買えば一枚無料”なる、メールが届き、さらにそのときに、この”ダイヤルM”…二本比較ミッション?が降ってきたので、それではきっちり見るにはレンタルでは…と思い、おもいきって、買ってしまったのです。DVDはどんどん価格が下がっていくので、今現在でも、この4枚で…買うよりもばらばらに買うほうが安いに違いない状況なのですが、逆にこんな状況でもないとなかなか買わないですから・・・。(それだけに?プレゼントされるとゆっくりみることができて嬉しいです♪)

 …ちなみに、下にアマゾンの価格状況比較?をお届けします…

 日ごろはDVDは買わないほうなので、こんなふうに、思いがけない展開でいっきにまとめて4本も買ってしまうなんて… まさに私にしては、この映画と同じような”思いがけない展開”で。ちなみにあと2本は、以前から欲しかった、”疲れた時にはこの一本☆”系DVDです。笑えて楽しめて…そんな作品です。また鑑賞後にこちらに書きたいと思います。

 人生、本当に何がどう転んでいくのかわからないものです。小さなことから大きなことまで。本当に。

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【読書】チーム・バチスタの栄光

 このミステリーがすごい!大賞にも選ばれた「チーム・バチスタの栄光」(海堂尊著)宝島社文庫を読みました。ここ半年くらいは、ほとんど小説を楽しむゆとりがなかったので、こんなふうにミステリーを楽しんだのが久々…だからでしょうか。また、ずっと気になっていて読んでみたかったからでしょうか。2冊で1000円。数時間を楽しむには安すぎです。本当に楽しめました。

 大学医学部の付属病院で発生した連続術中死事件の謎を探る匿名を受けた万年講師の田口は、関係者に聞き取り調査を行い、また手術の現場にも立ち会います。そこまでは、まるで、パソコンのRPG(その昔、リバーヒルソフトというところのJBハロルドシリーズ、藤堂龍之介シリーズという探偵モノが大好きでした…)のような会話と展開で、すっとクリックしていく感覚を楽しめました。

 調査に行き詰り、これからどうなるの?と思ったところに今度は、なんだか某省でお役所の掟を書かれた人とどこかつながるようなお役人、“白鳥”(この名前がつくキャラは、名探偵コナンの中の白鳥さんにしてもいつも妙に個性的。)が登場。昼行燈型の田口とは正反対のキャラと手法で事件解決に向かいます。

 もし田口だけだったらあっさりすぎ。白鳥だけだと鼻につきすぎ…。そんなキャラが上手にボケとつっこみの漫才コンビのように共鳴しあって行くストーリーは、とてもおもしろかったです。事件の真相、犯人の設定もちょっと意外で、また、ちょっと想定内。”チーム”というのがキーワードだったのだと感心することしきりでもありました。また、院長ほかの脇役諸氏は名優ぞろい。すごく透き通った炭酸飲料のような飲み心地のする小説で、特に、この田口氏は私好み?のキャラで、すっかり気に入りました。なんというかキリンレモンみたいな小説でした。

 …調査する相手に、その人自身の名前の由来を聴くところなどもとても自然でおもしろくて。(まさにJBハロルド…と思ってしまいました) また、一番好きだった挿話は、田口氏の医学部卒業試験での口頭試問のところでした。ちょっと同じような経験談をしてくれた人がいたりして。

 あぁ、でもこんなふうにストーリーとキャラに惹きこまれ、わくわくした経験をしたのは久々です。これぞミステリーのチーズ味…もとい、醍醐味なのでしょう。

 本の帯によると、竹内結子さん、阿部寛氏で映画化されるとか。2008年2月9日公開ということは、もうすぐです。この本がどんなふうに映画化されるのかとても楽しみです。というか、なんと映画化向きの本か・・・と思わずにはいられません。映画も楽しみにしたいと思います。

 実は今日は、昨晩からお風呂のお湯がでなくなってしまい(給湯器の故障)その修理と、それから、水がでなくなった蛇口の修理と、氷ができなくなっていた冷蔵庫の修理(これはマニュアルを見ながら自分でしたらできました)その他で、ヤモリ(家守)になって修理屋さんに来ていただくデー(とほ)に予定をかえました。なんといってもお湯がわかないというのは困りますので…。急に時間ができてしまったからこそ、読みかけの本をいっきに読めてしまったのです。修理もすべて順調に終わりましたし、思いがけぬよい休息になりました。ソノブンゴゴカラガンバリマセウ。 

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【読書】社会科見学に行こう!

 「社会科見学に行こう!」 (小島健一編) アスペクト …という本を手にしました。mixiというソーシャルネットワークのコミュニティ「社会科見学に行こう」という場での社会科見学に参加されたかたのレポート(日記)を読んで、興味を持っていた世界です。

 この本に紹介されている大人の社会見学先というのは、地下の大規模工事現場だったり、ちょっとやそっとでは入れるとは思えないような研究施設であったり、遺構であったり。  

 惹きこまれるような写真とともに、そこの内容が紹介され、それだけでなく、いかにしてそういう社会科見学を実行するか(アポのとりかたから、当日のありかたまで)も詳しく書かれているほか、実際にこの本の社会科見学に携わられたコアなメンバーのかたがたの座談会が記載されていて、このお話の中身が、とてもうなづけるものばかりなのです。

 うん。うん。そのとおり…。と思わずにはいられない内容でした。

 私は、このミクシィのコミュには参加していないものの(なぜかミクシィ、相性が悪くて?すぐにIEがかたまったりいろいろで…)、実は大の社会科見学好き。昨年も、トンネルの工事現場をはじめ、年に一回しか公開されない国立博物館のバックヤードをはじめいくつかの社会科見学をしました。とある太陽光発電施設のところでは、「ここの見学者グループ第一号かも…」と言われたりも。また、あのノーベル賞授賞者の晩餐会会場での公式晩餐会や舞踏会経験(シンデレラ体験)も、私流社会科見学☆としか言いようのないことで。

 …ちなみに、これまで見学した中でここは…と思った社会科見学先は、海自の潜水艦の中とか、自衛隊の輸送機で離着陸時に横に傾きながら沖縄まで往復したこととか、原子力発電所の中の見学で白い服に着替えてガイガーカウンターを持っていったところとか。

 “大人の社会科見学”の妙味というのは、”大人”になっているからこその知的好奇心をベースにしての充足。それから”大人”に与えられた”節度の保持義務”を守ることによって得られる感覚。さらに、自分でそういう見学先を得ることができる喜び…などのような気がします。誰かがお膳立てしてくれたものにのっていくよりも自分が切り開いて…見学に行くほうがそのプロセスを含めて、まさに”大人の社会科見学”になるわけです。

 そんな見学ができるのも、自分がアクティブに動いて調べてコンタクトをとるか、人脈があってのこと。(たとえば、一般向けに見学コースがあるところでも、誰かのつてで行くと、より深く見せてもらえたり、質問をいっぱいできたりします)

 それだけに、レアなところに、よいコンタクトができて、実際に見学できることは本当に楽しいことです。

 この「社会科見学に行こう!」は、筆者グループの皆さんのそんな喜びに共振し、これからもまた自分も☆と、元気に思えた本でした。もうひとつ特筆すべきことは、この本の写真がすごくきれいだということです。単に写真としての…というだけでなく、撮ったかたの、わぁ☆という高揚感と喜びが伝わってくる写真でした。それだけに見ていて惹かれました。

 …大人の社会科見学では、撮影禁止ルールもいろいろなところであるわけです。実は私は昨年それで2度失敗しました。見学が終わったあとで、そっと”さっきとられた写真の中で、あそこの写真は公開しないでください”と言われたことが2度あるのです。一応、”写真を撮っていいですか?”とはいつも確認するのですが、つい夢中になって、その”次の場所”での確認を怠っていたからです。

 そのうちの一度は、あるプラントの写真なのですが、これが本当に美しくて…。近年自分が撮った写真の中でも一番きれい…と自分で思える写真でした。自分のファイルの中にだけでも保存しておこうかなぁと一瞬は思ったのですが、次の一瞬には、目をきゅっとつぶって、消去のボタンを押しました。ルールを守ってこそ”大人”ですよね…。

 社会科見学大好きなかたや、これからやってみようと思われるかたに、おすすめしたい一冊です。

 

 

 

 

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【映画】ブラッドダイヤモンド

 クリスマスプレゼントでいただいたDVDをようやく鑑賞できました。”ブラッド・ダイヤモンド”というアフリカを舞台にした、ダイヤモンドの密輸をめぐるストーリーでした。

 アフリカの内乱。搾取される人、搾取する人。武器の資金源になるダイヤの裏取引。そして、内乱のために引き裂かれる家族。兵士として人を殺すことをも教えられてしまう幼い子どもたち…。 

 ダイヤの密輸出にからむ元傭兵をレオナルド・ディカプリオさんが演じます。本当はこれまであまりディカプリオさんは好きではなかったのですが(外見的理由?)…この映画での演技にはとても惹かれました。特に、最後のほうにいくにつれて、内にある悲しみと希求するものが非常によく表現されていて、ラストのところでは、涙がとまらなくなってしまいました。

 一番衝撃的だったのは、少年兵として洗脳されてしまった息子の反応のシーンであり、そんなふうに子どもを戦争に巻き込んでいる世界があることがたまならい気持ちになりました。

 ダイヤモンドというと、“永遠の愛の証”としてよく語られますが、そのダイヤがどんなふうに女性たちの指にまで届いているのかを思うと、単に”ピュアで美しいもの”というだけでなく、深いさまざまなものを含んでいるからこそ(もちろん、元素記号で書くと、単に”C”ですが)価値あるものと認識されるのかもと思いました。

 私は、自分の誕生石でもあり、好きな石ではありましたが、これからはまた見方がかわりそうです。

 途中、すごく辛いシーンなどもあったのに、またあのシーンを観たい…とそんなふうに見たくなる映画でした。今年最初の一本に、こういう骨太の映画をみることができてよかったです。人を想うことが心にしみました。

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