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2007年11月

スウェーデン(2)タン・ドゥン公演

 ストックホルムについたのは、家を出てちょうど24時間後。アーランダ空港に着く前の機内アナウンスでは、気温はマイナス5度。シートベルト着用のサインが消えた機内では、まわりのひとが一斉に防寒着を着始めておりました。さながらスキー場で着るようなダウンジャケットとロングブーツの人が多く、カシミアとはいえペラペラのコートのヤポンスク(日本人)は、私だけ?…状態でした。

 到着時間は夜の10時40分。知人が空港まで迎えに来てくてれていて、宿泊先まで送ってくれました。…「機内でろくなものを食べていないでしょう?部屋でこれでも食べてゆっくり休んでください」と、なんと、寿司折を差し入れてくれてびっくりしました。日本人の板前さんがしているというお店のもので、とてもおいしかったです。その後、爆睡。

 翌日は少し用事を片づけたあとは少し休んで、夜はストックホルムのコンサートホールへ。ここは、毎年12月にノーベル賞の授賞式が行われるところです。そこで、ちょうど、映画グリーン・ディステニィやHEROの音楽を担当して、グラミー賞なども受賞しているタン・ドゥン氏による舞台があっていて、知人がそのチケットを取っていてくれました。

 …演目は、オリジナルのオペラで、古代日本の”Tea”にまつわるお話でした。セリフ(歌詞)は英語で、バックにその英語が字幕で出るので、わかりやすかったです。

 ボールに張った水や、天井から下げられた、ピンと貼られた紙を使って、さまざまな音を出していて、視覚的にも聴覚的にもおもしろかったです。ロイヤルフィルのオーケストラの人が、スコアを使ってまたそれに加えて音をだし…。独創的なおもしろさがありました。

 アンコールでは、タン・ドゥン氏も登場。盛大な拍手が続きました。

 幕間で、日本だったら、幕の内?を食べるのかもしれませんが、おいしいコーヒーとケーキでほっと一息。よい夜でした。

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スウェーデン(1)

 所用でスウェーデンにでかけておりまして、昨晩戻ってきました。かなりハードなスケジュールでしたので、今日はまだぼーっとなっています。メールのお返事などもまだちっともできなくて遅くなっていてすみません。

 非日常の体験いろいろでしたが、現地での打ち合わせで日本人のかたがたに数時間だけ会った以外、日本の人はみかけることもなくて、異国だなぁと感じました。

 3時半を過ぎたら暗くなり4時にはもうまっくら…で、そんなところでも緯度の違い以上の違いを感じました。あかり…の大切さをしみじみと感じました。

 とりあえず生存証明までに。

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【映画】ハンニバル

 …今晩はどっさりたまった整理ごとを、”ハンニバル”のDVDを見ながらしています。サントラがほしいのですがなかなか見つからずで、DVDで音楽鑑賞のようなもので。でも、サントラもいいですが、映像つきだからこその良さもあるようで、美しいフィレンツエのシーンとおめあての音楽のシーンでは、手を止めて見入ってしまいます。

 そして、また戻してもう一度みて、そしてまたもう一度。

 ああ、仕事がちっともはかどりません…。

 最近、また年を感じることが増えました。どんな時に一番年を感じるかというと、自分よりもずっと若いのにすごく教えられることが多いひとにであったときです。

 もう10年くらい前に、ある若い方にあって、最初にそういう感覚(ああ、自分が年をとったのだなぁという感覚)をもちました。

 このところ、ある若い女性のかたにいろいろと手伝っていただいており、そのかたの明るさとか調和力、ポジティブでオプティミストな力に助けられています。今日も、感謝&感謝でした。

 映画「ハンニバル」というのは、人が人に対する敬意を表した作品なのかもしれないと、今日の鑑賞の中で感じています。原作のほうも好きで、ああ、また読みたくなってしまいました。小説を楽しむ間もないまま、この秋が過ぎていきそうなことを悲しく思いますが、来週は交通機関に乗る時間が増えそうなのでその間に…と思ったり。

 やっぱり秋はいいですね。気持ちがポジティブに考えることに向かえます。

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【読書】ワーキングプア

 ”日本の社会は欧米に比べて、やりなおすチャンスが少ない機会ですね・・・。”先日、ある外国のかたとお話していてそんなことを言われました。”高校に入って、大学にいって、就職して、定年まで同じ会社にいて、年功序列であがって、退職後は、退職金と年金で不安なくすごす”…このルートにのって、それを歩み続ければOK。でも、その道からはずれたり、もしくは違う道を選択したら、少なくともこの道には戻りにくい。

 …そんなお話をしたあとだったので、「ワーキングプア」日本を蝕む病 ~NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班・編 ポプラ社刊 を思わず手にとってしまいました。

 働かないでいる。働こうとしない…。そんなわけではなくて、本当に一生懸命働くのに、明日はと知れぬ日々。社会構造のいびつさのクレパスを見る思いでした。NHKスペシャルで放送されたとき、一部だけ見ていたのですが、番組をみてない部分のお話もまた鮮烈でした。ひとの誇りについて考えさせられました。

 どこからどうこの糸をほぐしたらよいのか。…。この本の状況とは少し違いますが、自分もまたある意味でワーキングプアです。それだけに、また別の意味で見るひずみがあります。がんばった人ががんばっただけ、正当に報われる。どこからでもリスタートがきれる。そんな日本にはとてもすぐにはならないと思いますが、どこかをかえていかないと、この国の将来はどうしようもなく足元がすかすかの国になってしまうと思いました。

 今日は、熱が出て、予定をキャンセルして、ごろごろと・・・。そんなときに読むにはしびれるように寒く、重い本でした。

 プアになったのは、この国自体…。そんな声を知人からもききました。国も必死にならなきゃ…ね… と、ショーシャンクの空にの中の主人公アンディのセリフをふっと思いだしたりしました。頑張って生きるか、頑張って死ぬか。…でも死ねませんもの。国は。

 明日からは私も年内ノンストップ。今晩は早くやすんで、早く元気になりましょう…。

 

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