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2007年10月

海外での携帯電話利用(とほほ)

 携帯を持つようになって半年。でも、あいかわらず”携帯公衆電話”(持ち歩くけれど、着信音にも気がつかず、ほかのひとがアクセスできない。こちらからだけ電話をかける。メールはほとんどうてないからしない…という状態)が続いています。

 でも、せっかく海外でも使える機種だから…と、今回の旅行で初めて使ってみたのですが、それがあああ…大変。

 自分からは極力かけないようにしていたのですが、それでもどうしてもかけてしまいます。あまりばたばたときれないもので、一応社交辞令などもいつもどおりに話してしまったり…。でも、もっと大変なのはかかってきたときも費用がかかることなのです…。

 仕事の関係で、電話をかけてきた人が、携帯にかけると高いから、ホテルの交換を通して部屋につないでもらおうとしてくれたそうなのですうが、なんとそのホテルは英語が通じない…。何度も頑張ってくれたようなのですが、どうしても通じなくてとうとう携帯にかけてこられました。… そんな顛末まで、あれこれとつい携帯で話してしまって、気がつくとそれだけで40分…。

 …Sorry…ものでございます。本当に。

 ちなみに、韓国から携帯電話で日本にかけると1分125円。日本を含めて海外から携帯にかかってくると1分70円…。

 電話は料金が高いからと、なれないメールでもやりとりをしたのですが、とにもかくにもトータル通信料が5日間で、約1万円…。さっき、料金チェックをしてびっくりしました。ちなみに日頃は、月1000円にも満たないのです。…なるほど、途中で、ドコモさんから、注意うながしメール?が届くわけです…。

 あーあ。それにしても、英語が通じないフロントさん…というのは、困ったものですが、観光地ではないところのホテルではしかたないのかも。以前私がウクライナに電話したときも同じことがありましたし。

 韓国に旅行に行かれたかたから、”韓国は日本語が通じますよ。英語も必要ないほどに”と言われていたのですが、それはあくまで観光地の免税店などのお店だけのことなのでしょう。

 日本語どころか、英語も通じない…でも、考えてみればそれがあたりまえですね・・・。

 また、日頃は、ブラステルという国際電話プリペイドサービスも利用しているのですが、それを使うために、韓国内でのアクセス番号をメモしていっていたのですが、なぜかそれも使えませんでした。あああ…とほとほ。

 韓国のコンビニで、いわゆる普通のテレホンカードを買いたかったのですが(カードでないとかけられない公衆電話がほとんどだったので…)、海外にかけるといったら、なんとプリペイドのほうのカード(電話にいれるのではなくて、アクセスコードをいれるもの)を渡されて、結局それも使えずで。

 そんなこんなで、出費多き、とほほの海外電話事情でした。 

 

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チャングム・テーマパーク

 5日間、いわゆる観光には縁が無い韓国での日々でしたが、最終日に唯一、行った観光スポットがチャングムテーマパークでした。これは、あの韓国ドラマ、チャングム(大長今)の撮影を行ったセットをそのまま公開しているところで、それぞれの建物に、”ここではこんなシーンが”というような説明もついていました。

 私は、ごく一部分しかドラマをみていないので、あまりピンとこなかったのですが、一緒に行ったかたで、全部ご覧になられたというかたは、いろいろなところで、反応されていました。

 場所はソウル郊外で、静かなところでした。すぐそばに、制作会社?があり、また、もしかしたらロケの間に興じられるのかも?というようなサッカーグラウンドもあり、のびのびとしてよい空間でした。

 いくつか写真をぺったんします。まずこれは、主だった俳優さん、女優さんの手形がついた看板で、入口にあ りました。092_3

中は、次のように、いろいろとそのままに見ることができます。

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めがね大国韓国

 …韓国お土産話シリーズその2は、めがねのことです。老若男女。実に眼鏡人口が多くて、しかもそのメガネが半端でないほどいろいろなユニークなデザインと色使いで、思わずキョロキョロしてばかりでした。いっぱい写真を撮りたかったのですがさすがに怪しい?かと思い記憶の中だけにとどめました。

 かなり大胆なメガネでも、それぞれに個性が光ってみえました。韓国ではメガネはとても安価なのだと聞きました(日本は高すぎ)。残念ながらメガネ屋さんに行く暇がなくて自分ではそれを確かめられなかったのですが。

 また、小さな子どもや小学生のメガネ人口は日本の比ではないと思いました。

 今日のぺったんは、韓定食と言われるもの…。これが何回も実はあったのですが、お店によって内容も違い、とにかくテーブルいっぱいたくさん、しかも次々にいろいろと運ばれてくるのが楽しかったです。

 一緒に食事をした韓国のかたがたが、”日本にいったとき、なんだかいつも物足りないのです。特に、すこーしずつ、一皿一皿出されるときって…”と口々に言われていました。韓定食に慣れておられたらなるほどなるほどと、その気持ち…とてもよくわかりました。

 ちなみに今回の日々の中で一番よく使った言葉は、マシッソヨ(おいしいです)…でした。

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おなかいっぱい韓国

 ここしばらくのこのブログの流れから、推察されておられるかたも…?と思うのですが、5日間ほど、韓国に行っておりまして、昨夜遅くに戻ってまいりました。スケジュールはハードでしたが、美味しいものをいろいろ味わうことができ、また、なんともいえない素朴で素敵な町にであえて、いろいろと考えさせられました。韓国を訪れたのは初めてで、いろいろとキョロキョロ。また、多くのかたがたとの交流であたたかい気持ちになれました。カムサハムニダ。

 主な訪問した先は、トンヨンという東洋のナポリといわれる海沿いのまちと、インチョン(ソウルを訪れるかたが利用されるインチョン空港がある広域市)。ビートル、KTX、航空機…と移動もバラエティ豊か?でした。

 忘れないうちに雑感もいろいろと書きとめておきたいのですが、時間貧乏でなかなかおもうようにならず、とりあえず…メールのお返事など、いっぱい遅れてしまっていますので、こちらで”もどってきました…”のご報告までに。

 少しずつ写真ぺったんしましょう。…今回は、釜山でいただいたあわびのおかゆです。

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【映画】プラダを着た悪魔

 久々にここまでタイトル(邦題)から勝手に想像したストーリーと、内容が乖離した作品に出会いました。

 ”プラダを着た悪魔”… アメリカのカリスマファッション雑誌のトッププロデューサーで、カリスマ的女性であるミランダのところの第二秘書?に採用された、ジャーナリスト志望の女性が、それまでの地味な世界から一変したその世界の中で次第に変わっていき… というおはなしです。

 主人公を演じるアン・ハサウェィが、とにかくすごく魅力的できれいで、素直なままの様子にひきこまれました。またその彼女のボスを演じたのが、なんと、メリル・ストリープさんだったとエンドロールで気がついてびっくりした次第です。

 最初はただただ傲慢としか思えなかったこのボスと、そのまわりで、ただぺこぺこしているだけ?に見える人たちが、話が進むうちに、どんどん人間としての魅力もあらわしてきました。豪華絢爛華麗な世界なのに、ちっとも身近な世界と乖離しているようには思えないところが不思議でした。また、アン・ハサウェィ演じる“第二秘書”さんが、外見はどんどん変わっていくようで、でも内面の大切なところは、ちっともぶれていないところが好感が持てました。

 それにしても、メリル・ストリープさんは迫力がありました。すごいです。”恋におちて”で初めて見て以来、大好きな女優さんでしたが、こんなふうになっていかれるとは…。素敵なキャリアの重ねられ方をしてきているのだなぁと思いました。

 明日からは当分怒涛?の日々で、今日は家でちょっと深呼吸。久々に広がった青空を見ることができたのも、この映画を見ることができたのもマルでした。明日からしばらくどれくらいアクセスできるかわからないので、メール、コメントなど遅れてしまいそうです。あずすーんあずぽっしぶるでさせていただきます。おゆるしください。

 …ところで、”ダサい”アン・ハサウェィのファッションが私は大好きで、私の着ているのもいつもあんな路線…というかさらにダサくて…。この映画の最初のほうで、憐みの声があがっているのをきいて、なんだか自分まで恥ずかしくなりました。

 私も“変身♪”してみたいけれど、まずサイズだけでも1サイズどころか3サイズくらいおとさないといけなですし、ファッショナブルにはとてもなれそうにないですね・・・。とほ。

 いったい、誰がプラダを着た”悪魔”なのかな?というような邦題だったのですが、私の場合だと、”プラダを着た悪魔”というよりは”プラグを着けた睡魔”。

 うーん…でも、いろいろな意味で見習ってみたいところ満載の映画でした。最後5分のミランダさんのFAXと表情はずっと記憶に残りそうです。よかった♪ よかった♪

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【映画】壬生義士伝

 義とは何なのか? この映画をご覧になられたかたはどう思われたでしょう…。 

<おはなし> 幕末期に、家族の生活を守るために脱藩し、新選組の一員となった吉村貫一郎(中井貴一)は、その中で異彩を放っていました。彼は家族のために生き残りたいと望み、はたからみると守銭奴にみられるほどにお金に執着し、それを国元のしづ(夏川結衣)や息子に送っていました。

 新選組でもうひとり異彩をはなっていたのが、斉藤(佐藤浩市)であり、彼は当初、虫の好かぬヤツ…とみていたよ吉村を切ろうとしたりもしましたが、やがて彼の腕をみとめ、ある意味でよい同僚でありました。彼はまた、ぬい(中谷美紀)という女性を見受けして、共に過ごしていました。 

 時代の流れに翻弄され、明日の処し方もわからないようになり、ついには争いの中で吉村は傷つきます。そして、彼の幼友達大野(三宅裕司)が長をつとめる藩の大阪屋敷に姿をみせるのですが…。

 <感想> 中井貴一氏、佐藤浩市氏らの演技もよかったし、映像からは某元首相の言葉以上に鮮やかに「美しい国 日本」を感じ、また音楽も心にのこりました。後半ではかなり涙もこぼしました。…とてもみごたえのある映画だったと思います。でも、ひとつだけ、どうにもよく理解できなかったのが「義」とは何か?という点です。

 私がゆらぎなく、考え方についていけたのは、”大野”という主人公の幼馴染の行為だけでした。一番わからなかったのは、中井貴一さん扮する主人公で、あまりに早計と思ったのが、この主人公の息子と、それから佐藤浩市氏が見受けしたぬいという女性でした。とりわけ、ネタばれになるので書きたくないのですが、主人公の息子の行為は、この映画の深みをおさえてしまったのではないかととても残念でした。”君にはとるべき別の道があるでしょう?”と、もし私が通りすがりになったら、おせっかいをしたくなりました。

 佐藤浩市氏のキャラは、たぶんこれは、”そういうことをすべて引き受けるためのキャラ”だと思いましたので、ん?と思うところがあっても納得できました。全般的に、中井貴一氏のキャラは、いつもながらに”できすぎくん”で、佐藤浩市氏のキャラは、斜め構えキャラ…かと。実際の性格がどんなかたがたかは存じ上げませんが、たとえば10の想いを、2か3くらい、それも変化球でしか表現しきれないような佐藤浩市氏のキャラに、惹かれます。この映画でも逆転はありえなかった二人のキャラで、その意味では適所適材だと思いました。

 それにしても、義とは何か…。家族のために生きるといったん決めたのであれば、いかなることもしょいこんで生き抜こうとすることではないかと思いました。また、もしも自分に守るべき人がいるならば、死に場所を見つけるよりも生き場所を見つけなければならないのではないか… そう思うと、ある一人の人の行動は…。

 ああ、ネタばれせずに書くのは大変です。…コメント部分はネタばれ配慮無しにして、もしかしたらそこに何か書くかもしれません…。

 浅田次郎氏の原作はいつか読んでみたいと思います。(というか、このお話、どこかで読んだ記憶が…) 

 義とは…。自分にとっての義とは…。と今も考えさせられ続けています。よい作品でした。

 この作品は、あるかたのご厚意で見ることができました。心から感謝いたします。

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【読書】チャングム(1)宮廷編

 NHKで放送された「宮廷女官チャングムの誓い」の原作本三巻のその一”宮廷編(” キム・サンホン著 ハヤカワ文庫) を読みました。

 このドラマについては、私が冬ソナを見たころ、韓国出身の知人にその話をしましたところ、「あれよりも、もっとおもしろい夢中になれるドラマがあるよ」と、このドラマの名前を何度もあげられていました。その後、NHKで放映されるようになり、周囲の人は次々に「チャングムが…」「チャングムが」…となったのですが、なかなか連続テレビドラマは見ることができなくて、私が見たのは、ほんの数回のしかもごく一部。

 流石にそれだけしか見ていないと、主人公のチャングムや衣装や料理がきれいだなぁ、すごいなぁ…くらいの感想だったのですが、ちょっと急にチャングムとは何か?を知っておきたい事情ができ、かといって、ドラマを全部見ていく時間の余裕はなく…ではでは…ということで、本を買ってきた次第です。といっても、全三巻のうちの最初のニ巻しかまだ買っていないのですが。

 昨日、行きの40分ほどの特急電車の中で半分まで読んだのですが、そこまでがなかなかおもしろかったので、それから先の時間、なかなか読めなくて、あぁ、この先は?と思ってしまいました。結局、遅い一人ランチの間に読了。二巻目を持ってでていなかったので、帰りにはそれを読むことができず、そのことを後悔しました。

 

 韓国の貧しいうちに育った美しく聡明な少女が、近くの開業医の見習いになり、それから思いがけないことから、韓国宮廷社会の厨房から入っていくというお話でした。今、二巻目を読んでいる最中なのですが、とても読みやすい文章で、ドラマを容易に想像できるので、いっきに読んでいけます。なるほど、これが映像化されたら、さながら大河ドラマのようなスケールと、興味深い宮廷料理知識と美しい女性と、古代文化への関心で多くの人を惹きつけたことは間違いないと思いました。

 ただ、まだ私はここまでのところでは、この本、このお話の深さ…が見えてこないので、それはこれから先の課題でしょうか…。

 ここ数日の風邪の微熱でよれよれしながらでかけたのですが、なんとか一日過ごせたというのは、チャングム処方の薬??がきいたのかもしれません。 

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【映画】ピアノを弾く大統領

 10年前に妻を亡くして、娘とふたりぼっち?(警護の人はいっぱい)の韓国の大統領が、問題児である高校生の娘の、新しい担任になった国語の先生と恋に落ちるというおはなし…で、その国語の先生を、冬のソナタの”ユジン”チェ・ジウさんが演じます。

 「冬のソナタ」の高校生の頃の、元気な元気なユジンが、高校の先生になってそのままに帰ってきた感じでした。先日、”華麗なる恋の舞台で”の感想を書いたときに、アネット・ベニングさんつながりで、”アメリカン・プレジデント”を思い出したのですが、なんだかまたそれを思い出しました。この映画のタイトルも、”コリアン・プレジデント”というタイトルでもいいのに…と思ったほどです。

 一国の首相といっても、恋をする一人の男性。”もうストーリーは、設定から全部わかるよね…”という前提なのでしょうか、お話はぴゅんぴゅん飛び、ツメの甘さはいっぱいでしたが、まぁ、ハッピィな二人を見て、そのままにお決まりな流れながら、ひきこまれてしまいましたので、”マル”です。

 前髪を少しおろして、ネクタイをストライプではなくて水玉に変えると10歳くらい若返る…と大統領はアドバイスを受けるのですが、ネクタイはかえたものの、前髪はあまり変えていなかったようです。これでは5歳分しか効果なし?

 一国の元首の恋ということで、ふっと、小泉元首相にはこういうことはなかったのだろうか?などと余計なことを考えてしまいました。

 ところで、これもやっぱり、”ミアネ”と”サランヘヨ”の世界でありました…。

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【読書】ノーフォールト

 ヒトの病気、ヒトの生死に、医師やそのほかの医療関係者はどこまで責任があるのでしょう…。

 大学病院勤務の女性産科医が、深夜の当直時に行った緊急帝王切開。緊迫した状況を先輩医師の助けでかわしたものの、その後事態はさらに深刻に。過酷な勤務の中で、ひとり息子との時間もろくにとれず疲れきってしまう女医は心身ともにぼろぼろに。そんな中での裁判で、また激しく糾弾されてしまいます…。彼女の魂は再生されるのか? また裁判の行方は?… 産科をめぐる過酷な現状を現役の医師(大学教授)が描いたサスペンス、”ノーフォールト” (岡井崇氏著・早川書房)。

 そこにあるのが当たり前…のように書かれている専門用語。門外漢でわからないものはぴゅんぴゅんと飛ばし、まるで自分が深夜に病院の廊下をかけていく人になったかのようにいっきに読みました。

 …相当の傾斜角で医師サイドから書かれているため、終盤には、ちょっとそんな疲れを感じてしまい、「でもね」「でもね・・・」???…といろいろと心の中でつぶやいてしまったのですが、それでも医療現場の実情をきっとたぶんそのままに描いているお話なのでしょう。緊迫感にあふれた本でした。

 最近は、産科の医師のなり手がいなくて、大きな総合病院でも産科が閉鎖になったり…というニュースをよくききます。搬送先が見つからずというニュースも。でも、その一方で、妊娠中の定期検診を一度もいかないままにお産を…という人も増えているとか。

 どうすればこの問題は解決するのでしょう…。訴訟の制限? 労働条件の改善?(これができるならばとうに…) 医療施設の集約化? それとも…。この本を読んでいると、ヒトはどうしてこんなに子どもを産むことが大変なのだろうかと、そんなことも思ってしまいました。

 自分が生まれてからここまで、自分や家族が関わったりお世話になった医療関係者のかたのことがいろいろとフィードバックしてきました。

 自分がかかりたい医師とはどんな人なのか…。そんなこともいろいろと考えさせられました。また、医師とは、正面から向き合えばまたなんと大変な仕事かとも。

 あまりに不自然なほどの弁護士が出てきたりで、ちょっと自分の中で、この本と向き合えるまでに一瞬の間をおいてしまいましたが、いろいろなことを想起するきっかけになった本でした。

 子どものころからずっと私の主治医?だった人の言葉が思い出されました。

 ”医者は、人の生き死にをどうこうなんてできないんだよ。ただ、その人に定められたものにちょっとだけ手を貸すだけ。そばにいて大丈夫だとといってあげるだけ。病から治ったとしたら、それは医者の手柄ではなくて、その人自身がそういう星の下にあったんだよ。救えないことだって星の数ほどある。でも、この業についた以上、自分にできることをやり続けるしかないんだよ。”

 何人かの、忘れられないお医者さんに心からの感謝を…と思います。

 

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【映画】武士の一分

 いろいろなかたから感想をうかがっていた「武士の一分」をようやく見ました。

 30石のお毒見役の武士(木村拓哉)は、子どもはなく、妻と二人暮らし。親の代からの下男が手伝いをしています。あるとき、その毒見で、ある毒にあたり、それがきっかけに失明してしまうのです。これからの生活はどうなるのか? 親戚会議は開かれますが、誰もそのやっかいを背負い込みたくなく、彼の妻に藩で高い地位のある人のところにお願いにいけということになります。やがて殿の御沙汰がおりて、武士は生活を確保されるのですが、一方で妻が、その地位ある人と会っていることを知り、彼は妻を離縁。そして、彼の妻に手をだした相手に果し合いをのぞみます。目も見えぬまま、でも、武士の一分のために…。

 現代風に言うならば、労災にあったサラリーマンの妻が、夫の今後の相談とお願いに訪れたキャリアのところでパワハラ・セクハラを受け、それを知った夫が直談判にのぞむ…ということでしょうか。

 武士を描いた作品ということで、とても古風なものを予想していました。”蝉しぐれ”のイメージが先入観としてあったのですが、時代(生活)が江戸時代…ということと以外は、とても現代的な映画だと思いました。でもそこに男性のかたがたの“妻たる者かくあるべし”という願望(今は得難いものになっていると、あるかたがぽつんと、この映画の感想としていわれておられましたが・・・)があふれるように表現されている気がしました。

 キムタク氏もとてもさらりと溶け込んでいる感じでした。

 すべてが都合よく作られ過ぎ?という気もしないではありませんが、美しくまとまった、まさに”一分”の映画なのだと思いました。お侍映画の新しい一ページなのかもしれません。なんとなく、ふわーっとほっこりなることができました。全体的にやわらかな色彩で、生々しい場面がなかったからかもしれませんが。

 それにしても、この映画では、妻のおいしい手料理がキーポイントになっていきます。ここがまた、デパ地下世代や、男子厨房に入る世代の、せつなる思いであるかとも思いました。… ”ああ、これはかつて妻が買っていた○○デパートの地下名店街の味…”では、せっかくの作品がコメディになってしまいますね…。

 「明日への記憶」などの夫婦の情景とつい比べてしまってもみた映画でした。

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