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2007年7月

海外旅行の準備(いいな☆)

 今年の夏はどこにも行く予定がなく、ひたすら心に旗をもって、「いってらっしゃ~い♪」(いいな~☆)組です。

 今年は特に、よくおしゃべりする方の中の2人が、来週あいついで家族で欧州へ。一人で行くのとはわけがちがって、トランクのサイズはどうしよう?、病気になったら? 足が痛くなったら?外貨は?… と、どちらも準備に余念がありません。

 けっこう、ちょこちょこしたモノで重宝だったのが、

 ○ビニール袋

 ○輪ゴム

 ○洗濯ばさみ

 ○ゴルフボール(足の疲れ解消&万が一バスタブに栓がなかったとき)

 ○ボールペンいっぱい(行先によりますが)

 ○化粧品拭き取りシートを一回分ずつ、小さなチャックシールの袋に入れたもの。

 ○空き箱(行きのトランクでは型保持に、帰りはお土産ものの整理に)

 ○安全ピン(ソーイングセットよりもさっと使える?)

 ○セロテープ

 ○使い捨てのカメラ(最後の最後に重宝)

 などなど。どれも旅の先輩諸氏の知恵袋からのものです。知恵のおさがりですが、持っていってみられませんか?>この夏旅行されるかた♪

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【映画】チャンドラムキ

 楽しいインド映画鑑賞会にでかけました。上映された映画は「チャンドラムキ」。 「ムトゥ 踊るマハラジャ」でおなじみのラジニ・カーント主演。

 お化け屋敷悪魔ばらいヒーローアクションダンスものとでもいうのでしょうか。アメリカで修業を積んだ優秀な精神科医という役柄のラジニ・カーントが、みごとに悪魔ばらいを医学的に?…。

 恋あり歌あり踊りあり。サービス精神いっぱいのインド映画なのですが、今回の上映会でおもしろかったのは、その前にインドについてのレクチャーがあり、さらにそのあとには、”マサラシステム映画鑑賞法”の解説と練習があり、そのあとに上映…となったという流れです。

 マサラシステム…とは、インドの映画館で鑑賞するのと同じように、一緒に歌ったり、時には踊ったり、タオルをふりまわしたり、紙吹雪をちらしたり、クラッカーをならしたり…という、“参加型?”でめいっぱい鑑賞する方法。

 映画館で、周囲がうるさかったりすると気になったりする人もおいでるかと思いますが、ここまでいくと、もうただただ楽しい♪かもと思いました。

 今日は、わざわざ500キロ離れたところから、そういう楽しみ方を教えてくださりにこられていて、びっくりしました。ちょっと気恥ずかしかったりして、いまひとつマサラしきれなかったのですが、それでもすごく楽しい体験でした。

 ひとつだけ複雑な気持ちになったのが、マサラシステムを教えてくださったかたが、この映画の中の曲の歌詞をカタカナで書いてきてくださっていて、一緒に歌えるようにしてくださっていたのですが、その歌詞が、”でぶだ! でぶだー!”。それを何度も連呼するわけです。

 日本語でとらえた意味とはもちろん違いますが、それにしてもちょっと複雑でした。

 上映が終わったフロアは、紙吹雪やクラッカーでいっぱい…。みんなで少しだけ片づけたあとは主催者の皆さまや、マサラムービーを愛しておられる皆様がたが片づけてくださったようです。本当にありがたかったです。そして、楽しいイベントでした。

 あー、もっとインド映画みたいなぁ…。

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【映画】エミリー・ローズ

 ストーリーは、とてもシンプル?なエクソシスト系ホラーです。女子大生エミリー(ジェニファー・カーペンター)に、突然悪魔がつき、それを払おうと、ムーア神父(トム・ウィルキンソン)が悪魔ばらいをするのですが、それが功を奏さず、エミリーは悲惨な様子で死亡。神父は、被告として裁判の場にたつことになります。神父を弁護するのは辣腕女性弁護士エリン・ブルナー(ローラ・リニー)。法廷で、明かされていく真実とは…というもので、真実に基づいたものだとのこと。

 ホラー映画というよりは、法廷映画で、最後の判決のシーンがとても印象的でした。ホラー映画はなかなか最後まで見ることができないのですが、この映画には、途中から引きこまれ、最後は、深呼吸でおわりました。

 久々にみごとな結末の法廷映画を見た気がしました。ホラーの原作って、どんなふうに描かれているのか、また法廷モノとしても原作を読んでみたくなりました。

 

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クイーンのブライアン・メイ氏が博士に…

 イギリスのロックグループ、クィーンのギタリストのブライアン・メイ氏が、宇宙物理学の博士号をとられることになったとか。”宇宙塵”の研究。35年の中断ののちに60才で。

 かつてよりブライアン・メイ氏は物理学専攻で…ということは有名でしたが、ちゃんと中断した夢(?)を形にされることは素晴らしいと思いました。

 また、ちょっと個人的に別の理由から驚いたのが、彼が通っていたのがインペリアル・カレッジであるということ。

 以前何かで、”地球上の人の大部分と、6回のつながりを経ると結びついていく。つまり、私の知人の(1回目)知人の(2)知人の(3)知人(4)の知人(5)の知人(6)で、誰かにつながる” ということをきいたことがあるのですが、まさか自分がブライアン・メイ氏とその6回でつながるなんて思えなかったのですが、このインペリアルカレッジで、知人の知人(2)が教えているので、それからいくと、これは(4)か(5)で、机上の計算?では彼に届いてしまうのではないかと・・・。

 ふーみゅ。宇宙の塵のような存在の自分と、ずっと憧れていた人が、つながっていくのかもと思うと、とても不思議な気がしました。

 なにはともあれ、きちんと夢をなしとげての博士号。心がすーっとするようなニュースでした。

 

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【映画】ハリー・ポッターとアズガバンの囚人

 今日は、夏バテ休み。自主休業。”ハリー・ポッターとアズガバンの囚人”を見ました。

 映画館で観たことがある映画なのですが、かなり内容は忘れていましたし、「5」につなぐ復習の意味でレンタルしてきました。

 睡眠で中断すること4回。…とほ。またやってしまいました…。

 ただ、やっと自分なりに夢の世界にいってしまう理由の一部がわかりました。

 こういうファンタジーを見るときは、”安心して見ることができる映画を見る”という気持ちから、自分が脱力しているのです。 頭が疲れきっているときに、安らぎを求めてみてしまいますので、そのまま魔法にかけられて夢の世界へといってしまうのです。その流れがよく自分でわかりました。

 でも、これではいけません…と、”ダヴィンチ・コード”を見るときくらいに緊張して、睡眠をしっかりとった後に見ると、とてもおもしろくて、わくわくと最後まで見てしまいました。

 はられている伏線もよくできていたと思いますし、シリウス・ブラックはじめ、キャラクターが魅力的でした。私は、”あの先生”にほろろ☆ときてしまいました。

 ある人によると、「この作品が一番、いろいろな”ハリーの謎”がちゃんと明かされていく。ほかの映画は、宣伝文句ばかりで、”謎”が明かされていかない」とのこと。ふみゅ。

 「炎のゴブレット」は、本も未読、映画も未見。続きが知りたくなりました。 

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【読書】診療室にきた赤ずきん~物語療法の世界

 むかしむかし、あるところに、お医者さんがいました。そのお医者さんは、かぜの人やおなかがいたくなった人をなおすのではなくて、朝なかなかおきられなくて学校に行けなくなった子どもや、地上げにあいそうになったおばあちゃんのおはなしをきいて、そんな人を助けてあげていました。

 そのお医者さんは、昔話が大好きでした。昔話の中にはいっぱいいろいろなヒントがあると思った彼は、いろいろな悩み事をかかえてくる人に、昔話をしてあげたり、昔話の本を貸してあげたりしていました。お医者さんのおはなしをきいた人は、「ああ、そうだったのですね」と、すっきりした顔になってかえりました。

 長い眠りからさめたように、学校に行けるようになった女の子もいました。王子様のキスがあったわけでもないのにふしぎだなぁ…?

 ねむりひめ、三ねんねたろう、幸福なハンス、ももたろう、赤ずきん、うらしまたろう、三びきのこぶた…

 それらの昔ばなしは、さてさて、いったいどんな人の心に届いたのでしょうか。興味をもたれたかたには、この本をお勧めします。ちょっと意外?な展開もありました。

 診療室にきた赤ずきん ~ 物語療法の世界   大平健著 新潮文庫

 *なお、昨晩から、プロバイダーのほうのメンテナンスがありました。コメント機能などが止まっていたかもしれません。ご迷惑をおかけしたかたがおられましたら、お詫びいたします。

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【映画】恋する神父

 「神父さまと牧師さまの違いって、なーに?」…と子どものころに親にたずねた記憶が蘇ります。「神父さまはパパになれなくて、牧師さまはパパになれるんだよ」…ふーん…。6歳のころのことでした。

 聖職授任式を目前にした神学生ギュシク(クォン・サンウ)は、修業先?の教会でアメリカ帰りのじゃじゃ馬娘?ボンヒ(ハ・ジウォン)と出会うのですが、気がついたらお互いに恋に落ちていて、でも、神父は妻帯できないので、恋心を感じることにも罪悪感を覚えます。一方失恋の痛手をかかえるボンヒの前には、またかつての彼があらわれ…。結末は、もう書かずとも想像できようというものです。原題は、韓国語で、しんぷ授業(新婦&神父がかけことば?)というものだとか。

 とてもシンプルでストレート。さわやかで優しいバラードに包まれた映画でした。クォ・サンウという俳優さんが本当にさわやかでしたし、彼の友達のたまご神父さまもよく、また小道具がきらりとひかっていました。

 梅雨明け前で、気分も落ち込んでいた時に見たのですが、素直にいっぱいぽろっとなって、それで梅雨も明けてしまいました。さわやかさが気持ちよかったので、暑中お見舞いにとお届したいような映画でした。

 はぁぁ・・・ それにしてもやっと、先日来の怖い韓国映画の呪縛から逃れ、”晴れ”になれました…。

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二人だけで生きたかった

 ずーっと記憶に残るTV番組がいくつかありますが、その中でも、NHKアーカイブス「二人だけで生きたかった」は、穏やかな海の映像と静かなナレーション、音楽とともに閉じられた忘れられないドキュメンタリー作品です。”ある老夫婦心中事件の周辺”とサブタイトルがついています。

 ずっと、また見たいと思っていたのですが、今日、なんと、古本屋さんでめぐりあえました。本になっていたのです。

 本棚をまた増やしたのに、それをもあふれるほどの本と書類…。たまりかねて、少しでも減らそう…と、今日は古本屋さんに売りにでかけました。そこで査定をまっている間にみつけたのがこの本です。

 山のような本…で、売れた価格はたったの1500円だったけれど、この1冊を手にできただけで、今日本屋さんにいった甲斐がありました。今はいっぱいいっぱいのいそがしさですが、少し落ち着いたら、ゆっくり読んでみたいと思っています。

 

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【本】三田誠広さんの本

 容量オーバー、乱雑指標大。最近、本棚がひどいありさまです。この夏は、これを整理しなきゃ…。昨晩も本の探し物をしていたのに見つからずとほ。

 ただ、整理するだけでは、めげてしまいそうなので、本棚から発掘したものを時々ここに書いていこうと思います。

 先日、知人と三田誠広氏の経歴と作品群について話がでましたので、まずそこらあたりから。

 私よりも上の世代で、彼のデビューからみているその知人は、この作家が決して好きな作家ではなかったと言われていました。「僕って何?という君って何?」という感じだったとか。

 私は、「愛の夢」という、三田氏の作品ではとてもマイナー?な短編小説から、三田氏の作品にであいました。普通は「僕って何?」だったり、「いちご同盟」からだったりすると思うのですが。そんな変わり者?だけになんとなく直球以外の本を手にしてしまい、これまで読んだ中で印象に残ったベスト3が、この「愛の夢」と「パパは塾長さん」「般若心経の謎を解く」です。

  「パパは塾長さん」は、そのまんま。息子の中学受験で、合格まで導いたパパの塾長記録です。本当はこんなスタイルが一番の理想なのだろうなぁと思わずにはいられません。中学受験問題って、大人にもとても興味深いものです。“平成教育委員会”や”脳トレ”の元祖・本家本元の正統派を、ぜひここで一度…と思います。

 最近は、つるかめ算の本もだされている?ようです。ちなみに、私自身の中学受験のとき(はるか昔…)、つるかめ算ができませんでした。なぜって… カメの足を6本と思っていたから。甲羅の形から錯覚していたのでしょう。そんな記憶まで蘇ります。

  「般若心経の謎を解く」は、親しい人が他界したとき、そのお別れの時に聞いたリズムが忘れられなくて買いました。色即是空空即是色。ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー。いったいどんな意味なのだろう?と。

 読んでいるときには、ふーん…そうなのか・・・と納得?した気持で読んだのですが、結局最後までくると、頭も心も「空」になっていて。でも、その本ではさらに、その感覚の受け止めかたも肯定されていて、非常に読後の気持ちよさの記憶が鮮明に残る本になりました。 アマゾンで見てみると、文庫本にもなっているようです。 (酷評がのっていますが、うーん。私の感想は★4つから★5つかと。もっとも、般若心経にまったくの素人の感想です)

 最近は、「空海」のシリーズがとても興味深くて、いつか読んでみたいと思いながら日が流れています。どれだけ長生きすれば、読みたい本が全部読めるのかなぁ…と思いながら、本棚にある、もう内容が思い出せない、たくさんの本の背表紙を眺めながら思っています。

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【映画】プルーフ・オブ・マイ・ライフ

 ”27歳のお誕生日おめでとう。でも、ほかに祝ってくれる人は?”…そう父親から案じられる娘。でも、実はその父親なくなったばかり。幻でした。明日はその父親の葬儀の日なのです。…

 天才的数学者であれど、晩年は精神を病んだ父親(アンソニー・ホプキンズ)。その介護のために、大学も中退した娘(グウィネス・パルトロー)は、父親の死が受け入れ難くもあります。そこに、ニューヨークから葬式のために姉が戻ってきて、また、数学者としての父を熱心に崇拝する若き数学者(ジェイク・ギレンホール)が、父のノートをみたいとやってきます。

 そのノートの中に、ある見事な証明をみつけたジェイクは興奮気味。…精神を病んでいても、調子のよい時期もあり、そんなときに先生はこんな証明を完成させていたのだと驚きます。でも、そこで、バルトローは言うのです。「それは私がしたの…」と。

 数学が得意な大学生だったとはいえ、まさか彼女が…と、特に、姉は真っ向から疑います。筆跡は父親らしきものですし…。その場で筆跡判定を求められたジェイクも…。

 姉は、自分が介護にたずさらわず、ずっと長い間、ほっていたという気持ちからか(?)…それまで父と妹が住んでいた家をすぐ売って、自分が住むニューヨークにくるようにといいます。

 …その証明は本当は誰が行ったのか?

 娘パルトローは、自分の心の中に封印していたいろいろな父とのやりとりが、徐々によみがえってきます。

 …というストーリーで、とても地味で、タイトルもきいたことがなかったのですが、ひきよせられるようにレンタルしてきて正解でした。少しばかり、時間の軸などに翻弄されてしまいますが、この3人の演技はすごかったですし、とりわけ父が書いたノートを娘が強く父にうながされて声にだして読むシーンは忘れ難いものです。

 「ビューティフル・マインド」「グッドウィルハンティング」をはじめ、数学者をテーマにした映画には心にしみるものが多くありますが、これも地味ながらその一作でした。

 自分の人生の証明…。それは自分でしかできない、自分だけのものですが、人生の中でときどき、”そこまでの人生を検証しなおしてみる”ことはその先の展開を考える上で、とても大切なことなのだと思いました。一生懸命、今度は自分の人生の証明をしようとしていくシーンの控えめで真摯なピュアさが心に残りました。

 DVDの画面にでてくる、”proof”の書かれ方がとても粋でした。ぜひここにもご注目を。

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【映画】永遠の片想い

 …あれ?こんな作品、レンタルしてきていたかしら?…と、今週レンタルした残る一本を手にして、思いっきり???になってしまいました。まず私が手にしそうにないタイトルでしたので…。たぶん、ほかの何かの作品のケースの中にこのDVDが入っていたのでしょう…。(最初にどの作品を借りようとしたのか、その名前ももう覚えていないほど、大急ぎで選んだときだったので、確認もせず…)

 でも、そんなふうに偶然にでも出会えてよかった作品でした。一人の大学生の男の子が、アルバイトをしているお店のお客さんとして現れた二人の女の子のうちの一人にひとめぼれ…。かなり直球でアプローチするも、最初は失敗。でも、そのあとのフォローがうけて、その後、3人で楽しい時を過ごすようにも…。でも、そのうち男の子は、そのうちの一人のことが気になりはじめます。恋の行方は?また友情の行方は?

 男の子役を”猟奇的な彼女”のチャ・テヒョン、女の子役をイ・ウンジュ、と、”ラブストーリー”のソン・イェジンが演じる、さながら青い山脈?のようなピュアな青春ものです。

 写真、難病、心にやさしいバラード、兵役、先輩・後輩、そして手紙。

 韓国映画によくでてくるもののすべてが踏襲されていて、またか・・・という気も最初はしたのですが、観終わってみると、ピュアに貫かれた純粋な想いと、誰一人悪い人が出てこない状況が、後味の甘酸っぱさを、レモンスカッシュのような味わいにしていました。

 男の子は、本当に優しくて素敵でした。また、守ってあげたくなるような女の子も、いやみなく素敵で、また最初は、ちょっと強すぎ…?と思った女の子を演じた女優さんの演技は素晴らしいと思いました。

 最後のほうの、人物のかかわり方のところからは、ちょっとやりすぎ?かもと思うような設定でしたが、それもまたよいのかも。不自然さが自然なのが韓国映画なのかもしれないと思いなおしました。

 この三日で、韓国映画三本。それぞれの味をあらためてふりかえってみますと、俳優さん、女優さんの力量のすごさがよくわかる気がしました。

 映画を見終えて、この映画のことを調べていて、イ・ウンジュさんはその後他の作品に出演のあと自死されていたと知ってびっくりしました。とても残念です。ぐっと心に秘めたところがある彼女の表情があらためて鮮烈に蘇ってきました。

 …時計の針をまわして、時をもどせたらいいのにね・・・

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【映画】南極日誌

 こんなにゆっくりしたのは久しぶり。朝から美容院にいって、本屋さんにまわり、服をバーゲンでいろいろ買って、さらに定価でも服をあれこれ買ってしまって(おばか…)、遅めの昼食をひとりランチしようかと思っていたけれどパワー切れで、お弁当を買って帰宅。それからほっと…と見始めた映画がこの韓国映画”南極日誌”でした。

 南極…といえば、一番印象に残っている映画は角川映画「復活の日」。

 厳しくも美しい南極の地で、困難に打ち勝ちながら、けなげにがんばる人たちの美しき物語…  と、タイトルから想定してレンタルしてきたのですが、うーん…。ひたすらに重く厳しい不安定で不可解なところいっぱいの映画でした。

 南極の中で、一番到達するのが難しいといわれている、どの海からも一番遠い地点…かつて一度だけロシア隊がたどりついたことがあるという場所…をめざして韓国隊の6人が出発します。一人、また一人と隊員は脱落していきます。それは、隊員が途中でみかけた、80年前のイギリス隊の人が記帳していた南極日誌となにか関係があるのでしょうか。隊員たちは、ベースキャンプへ助けを求めようといいますが、カリスマ隊長(ソン・ガンホ)は、執拗に目的地に向かおうとします。そして、ついに…。

 細かい幻影?のようなところの意味や、なぜに隊長があの行動を?というのはよくわからないところもあったのですが、最後まで見終わると、少なくともなぜにあの隊長が目的地をめざそうとしたのかがわかる気がしました。それでも、そこが隊長が求めていたところではなかったということも…。

 途中で明らかにされる隊長の境遇を思う時、こういう状況の人間は、過去にどれだけ実績があったとしても隊長にすべきではない人間であったということもわかります。途中は意味不明?であっても、なんとなく最後には収まるところが見いだせた、またそのことから考えさせられる映画でした。

 それにしても、南極の映像のなんと美しいことか・・・。

 ずーっと一日中昼間であるときに探検が行われ、そのDead Endが、“夜になるとき”なのですが、その使い方が実に美しく、みごとでした。

 去年の夏、バルト海クルーズでストックホルムからヘルシンキまでを船で往復したのですが、その時もなかなか沈まない太陽と、それからたまたまめぐりあった月食がとても印象的でした。夏至のころは過ぎていたので、しっかり夜もあったのですが、もっと白夜に近い頃にでかけてみたかったとデッキで沈む太陽の様子をみながら思ったものです。

 沈まない太陽。沈みきってしまう太陽。

 その太陽と人の想いの交錯がみごとな映画だったと思いました。

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【映画】親切なクムジャさん

 …久々ににひと段落気分。というか、一緒におしごとしている皆さんがそろいもそろって、なぜか巡礼?の旅にでかけられてしまい(行先は西に東にとそれぞれ…)、ひとりポツンと取り残された感覚になり、そんなときには…と、DVD鑑賞。

 このところ疲れきってしまっていたので、なんとなく心癒されそうな優しそうな映画を…と、タイトルから想像してレンタルしてきたのがこの映画ですが(時間がなかったのでジャケットケースの説明もろくに見ずに借りてきました。)、観てびっくりしてしまいました。

 …刑務所での13年におよぶお勤めを終えてでてきたのが、すごく清楚な美人(イ・ヨンエ)。刑務所の外で、”これからはこんなふうに白い心で…”と、豆腐を持って待っていた伝道師を”余計なお世話です”の一言で退けます。

 あとは、刑務所の中で”親切なクムジャさん”として培った人間関係の助けを借りて、13年間あたためていた復讐をとげる…というおはなしでしたが、オリエント急行殺人事件をおもわせるかのような展開にびっくりしました。

 映像がすごくストレートで、また、そのギリギリ感がすごいと思いました。クムジャさんが復讐をとげる相手を演じていたのが、なんと、私の大好きなチェ・ミンシクさんであると映画が終わるまで気がつかず、観終わってから、ネットでこの映画の情報を検索していてそれを知りました。え…? チェさん?… と、もう一度チェさん見たさに見なおしてみたいとも思うのですが、ちょっともう一度見直す気力は今はありません。

 一番印象に残ったのは、イ・ヨンエさんがチェ・ミンシクさんに、通訳をさせていくシーンです。そこだけでも、この茫然とした感覚が消えたら、見なおしてみたいのですが・・・。

 そんな凄い映画でありながら、でも、不思議といやな澱のようなものがないのが不思議です。韓国映画って、すごいです…。

 久々に、”日本語タイトルが素晴らしい…”と思えた映画でもありました。それにしても、ふー…です。

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沈埋トンネル

 今日は建設中のトンネル工事現場見学に。

 わくわくしてしまいました。でも、工法は昔私が作った泥団子固め型掘削?ではなくて、沈埋タイプのもので。それはそれで、どんな状態で運ぶのか、沈めるのか、とても興味深かったです。いつか機会があればシールド工法の現場も見てみたいのですが・・・。

 その昔は、土木系の工事現場に女性が入るのは不吉とされ、入ることを許されなかったといわれるのに、今ではもちろん当たり前のように入れてもらえます。ただ、かつては、”美しい女性が入ると、トンネルの中の女神さまが嫉妬するから入れないのですよ…”と丁重に断られたともいわれます。もう今では、そういう、”他ではいってもらえない言葉”を聴く機会がなくなったともいえるのかも。

 沈埋トンネルは、浮かせ方、沈ませ方、つなぎ方に数々の知恵が凝集。説明をうかがっていると、さながら上質のミステリーを読んでいるような気持になりました。こういう機会を与えてくださり、案内してくださったかたに心からの感謝したい大人のわくわく時間でした。

 ところで、トンネルって、映画にもいろいろとでてきますね。私は”勝利への脱出”と、”ショーシャンクの空へ”を思い出していたのですが、まだ何かある、すごく印象的だったものがある…と思いながら、思いだせずにいます。うーん。うーん。

 (ちなみに、沈埋トンネルのもう少し詳しいレポートはこちらに書いています。ご参考までにhttp://ganeshalinks.way-nifty.com/blog/2007/07/post_f1bc.html

 

 

 

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【読書】トンネルものがたり

 子どものころ、大好きだった遊びが砂場遊びでした。家の庭に1メートル四方くらいの砂場があって、そこにそんなものを作ったはずの親は”よそからくるネコのトイレになってしまう…”と神経質になっていましたが、子どもの私はそんなことはおかまいなし。

 どれだけ砂に水を加えたら、よく固まるのか、どれくらい乾かせばよいのか、何をまぜたら強くなるか… そんなことをいろいろと試してひとり遊びしていました。

 そんなころのことを思い出すかのような本に出会いました。中身は、砂場でのトンネルつくりの本ではなくて、丹那トンネルをはじめとする鉄道トンネルの工事の歴史を書いた本ですが。工学書ではなくて、おはなしの本…序文に書かれているそのままにおもしろい本でした。

 ああ、また砂遊びがしてみたくなりました。

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【映画】不都合な真実

  … ずっと気になっていた映画をやっと鑑賞。

 この映画の感想はとても書きにくいです。理由は、この映画自体が訴えようとしていることに異論を唱えるものではないですし、また、この映画からよき方向への歩みを進めておいでのかたもたくさんおられるのだろうなぁと思うからです。手放しで絶賛といった感想を見かけることが多いだけに、それ以外の感想を書くのはむつかしいです。

 これが単に映画という芸術?あるいは表現法?だけの問題であればまだいろいろと書けるのですが。

 原作も読みました。内容の表し方については、映画のほうが、さらにすっきりしない気持を抱えてしまいました。”地球温暖化を防ぐために、私たちが今できることをしよう。それは個人のレベルだけでなくもっと大きなレベルでまで”という主張には、もちろん賛成です。

 でも、上映中から胸の中にはもやもや感が。もやもや&もやもやしながら上映会場をでたところで知人がずばっとひとこと、”これは(アル・ゴア氏の)政治映画だ”と。ふみゅ。

 もうしばらく消化不良感を抱えてみようと思います。

 

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【映画】タンゴ・レッスン

 あるかたに熱烈に薦められ、パンフレットとともにDVDをお借りしました。

 仕事に疲れ果てた女性映画監督サリー・ポッター(サリー・ポッター)が、ひょんなことからタンゴに魅せられるようになり、そのうち自分でも踊りたくなり、アルゼンチン出身のダンサーのパブロ・ペロン(パブロ・ペロン)のレッスンを受けます。そしてますますタンゴの魅力に取りつかれたサリーは、その上、パブロにも惹かれていきます。でも、パブロは仕事と私生活の間に距離を持とうとしますし、サリーは彼の昔のパートナーへの嫉妬に苦しんだりもします。

 また、パブロのステージに共にたったサリーは、パブロの厳しい言葉に傷つきます。そして、サリーは次は自分の世界である映画の世界にパブロをいざない、彼女の映画に彼を出演させるのです。…

 …というストーリーが、なぜか哀しく切なく心に響くタンゴのメロディと、表現力にあふれたダンスとともに描かれていきます。

 この映画の監督・脚本・主演はサリー・ポッター。主演・振り付けはパブロ・ペロン。最初はまったくわからなかったのですが、途中までのところでパンフレットを眺めて、この二人がまさにそのままの名前で出ていることに非常に驚きました。私小説ならぬ私映画だったのかと…。

 私小説の類、とりわけ、あからさまに深い真情が吐露されたものというのは、苦手で、いつも、読んでいる最中にそれを知ったり感じたりしてしまったら、そこで本を閉じてしまうほうであるだけに、それを知ってから先は、映画の見方ががらっと変わってしまいました。なんとなく、見てはいけないもの、見るべきでない心の中を見てしまったような、落ち着かない気分にさせられました。もちろん当の本人たちが製作・主演なので、どこを表にだすかは選択されているのでしょうけれど…。

 まったくのフィクションで、たとえばある男性監督がこれを撮ったとしたら、もっと違う目で見ることができたのに…と思った一方で、いやこの二人だからこそ、ここまでのものが出せたのだという気もして複雑な心境になりました。

 この曲の主題歌はよく聴いていましたが、それ以外にタンゴの曲を聴くことはほとんどなく、それゆえにこの映画は新鮮でした。タンゴというと、もっと情熱的に深く心も体もからみあうような踊りを想像していたのですが、この映画の中でのタンゴには、微妙な距離がキープされていると感じました。

 その距離感が、まさにこの二人の、それぞれがかかえる苦悩そのものだとも思いました。ただ、その距離感で見せて欲しくはなかった…というのが正直なところです。昇華しきれない二人の感情は、しばし尾をひきました。

 タンゴについてよくわからないのですが、きっとこれは。サリー・ポッターという一人の女性の心に触れた”タンゴ”だからこういう世界になっていったのでしょう。ダンス映画といえば、”フラッシュ・ダンス”や”サタディ・ナイト・フィーバー””リトル・ダンサー”などが思い浮かびますがいずれともまったく違う雰囲気でしたし…。(ましてや、名前は似ていてもハリー・ポッターとは大きく違いますし)

 このところ、ゾンビモノやロッキーもの、そして”300”と、シンプルかつストレートな味わいのものばかり見ていた気がしたので、久々に別の世界にひきよせられました。おすすめくださったかたに感謝したいと思います。

 このサリー・ポッターという監督さんはきっと才能あふれる監督さんなのでしょう。私は映画の中の映画(RAGE 憤怒)が見てみたくなりました。

 ちなみに、この映画を見て、パブロはいったいどれだけ、どんなふうにサリーを想っていたのだろうというところをはじめ、いろいろと想いおよばぬ点がありました。抱えてしまった最大の疑問は、”この監督は、誰にこの映画をみせたかったのだろうか”…でした。ネットで映画評を探してみたのですが、あまりみあたりませんでした。ご覧になられたかた、この点についていかが思われたでしょう…。

 でも、私映画という面からの悩みを抱えなければ、なんとも素敵な大人の映画でありました。

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