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人は変わる ~茂木健一郎氏のおはなしより~

 大型連休明けを、脳科学者 茂木健一郎先生の講演を聴くことからスタートできて、とてもラッキーでした。

 茂木健一郎氏といえば、こちらにも書いた「てんとう虫5月号」でも脳のおはなしや茂木氏の対談を読んだばかり。でも、脳のことは、どこか遠い神秘の科学のようにも感じていたのです。

 けれども、今日のお話は、メインの聴講者が大学3年生ということもあってか、脳で起こることと人生の歩み方の関連が、具体的に示されていて、”はるか昔の大学3年生”の自分にとっても、来し方行く末の自分自身の生き方にフィードバックできる内容で、自分を見つめなおすよい時間となりました。

 たとえば、「不確実性への適応戦略として、消極的なもの(不安、忌避)と積極的なもの(希望、risk taking)がある。積極的に適応するためには、安全基地の存在が必要。」というお話から、自分がなぜ少し前まで、「石橋を叩いて、叩き壊すほどに叩いて、渡れなくなる。渡らない」ほどに消極的にしか動けなかったのか。それなのに、なぜここにきて、リスクをとりながら積極的に動こうとしはじめたのか…と考えていくことから、自分の安全基地とは…と、考えさせられました。

 また、

 ・Serendipity (偶然幸運に出会う能力)では、とりあえず目的をたてて動いていることが、そういうことに出会うかもしれないためにひつようであるということ。

 ・個人と組織の関わりあいかたとして、affiliateしているだけだと、個人も組織もともに輝けるということ。

 ・どこまでいっても次に学ぶことがあるOpen-endedness 性

 などのおはなしは、ここで短く書ききれないほど、ふみゅふみゅと自分についても思うところがありました。  

 なんといっても、一番、頭(脳?)を大きく思わず上下に振ってしまいたくなったのが”学ぶこと以上の楽しみはない♪”というお言葉でした。 …まだまだ知りたいこと、学びたいことがいっぱいある自分は、これからもいっぱい人生を楽しんでいくことができるわけです♪ そう思うと、人生で退屈の心配をしなくて済みますし、とても幸せになれました。

 「デート」がなぜ楽しいか・・・それも学ぶ&知るプロセスだから・・・というお話には眼が点になる思いでしたが、なるほどと納得。(だからこそ、紫式部の源氏物語は、人類の普遍のものとして今の世にまで残るのですね・・・)

 

 ご講演のあと、思いきって、ご著書にサインをお願いしましたら、リンゴの木の絵と"fruit of wisdom"という言葉を書いてくださいました。この言葉から想起すること大です。もっともっとリンゴがほしいと素直に?思いました。

 不確実性から、ともすればネガティブになったり自信を失って落ち込むこともあるのですが、今日いただいた元気を忘れずに、また頑張りましょう。今度出されたばかりとの”フューチャリスト宣言”という本もぜひ読んでみようと思います。 

 この講演会を教えてくださって、誘ってくださったかたに心から感謝しています。

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