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【映画】遠い空の向こうに

 

 あるかたとのお話の中で、この映画と原作のお話がでたこともあり、またDVDを手にしました。NASAの技術者が自身のことを書いた実話をもとに映画化された作品で、自分の住む町、親と同じ仕事で生きる未来しか考えにくい状況から、自分の夢を追って未来を変えていくお話です。

 主人公、ホーマー(ジェイク・ギレンホールさん)は炭鉱の町の高校生。仲間とロケットを飛ばすことに夢中になり、ロケット・ボーイズを結成。学校の科学の先生の応援もあって、自分で難しい専門書も読みながら、ロケットを飛ばす実験を繰り返し、トライ&エラーを繰り返していきます。

 炭鉱の仕事に誇りを持つ父は、そういう夢を理解しようとせず、ホーマーには自分と同じ道を当然に歩むものだと示していきます。いろいろな言いがかりやぬれぎぬぬをきせられながらも、彼らは夢をあきらめず、やがて彼らは未来をかえるチャンスをつかみます。

 …うーん。何度見ても気持ちのよい映画のはずでした。DVDで持っていて、ふっとなにかあると、これを観ながら、書類整理などをします。よく知ったストーリーだからそんなふうに見ながらほかのことができる…はずなのに、それでもつい途中から引き込まれて映画のほうに見入ってしまい、気がつけば、書類はそのままの山でそこに…という状態になります。

 でも、ちょうど昨日からいろいろなことが重なりました。

 あるひとから、お嬢さんが今大学4年で就職活動中だけれど、4年制大学卒の一般事務?という就職先は今なかなか厳しいときいたこと。… つい2年くらい前にそのお嬢さんに「将来の夢は?」とたずねたことがあって、そのときに、即答で「専業主婦がいい」といわれた記憶が蘇ってきたところでした。

 また、ある短大の2年生のクラスで、アンケートをとったところ、”自分の就職活動に今一番必要なものは?”という問いに、”夢や希望を持つこと”という回答が大部分だったというお話をきいたところでもありました。自己アピールとか、身だしなみとか、社会人的常識とか、スキル…と答える以前の状態で、まず、自分の夢や希望がはっきりと見えてこないそうで。

 さらに、自分自身も、仕事と夢と希望に関係する壁にぶつかってしまい(しかも3つも・・・)、そんな状態の日に手にとりなおすと、とにかく青空が目に痛い(まぶしいを通り越して・・・)ようでした。

 仕事の現実と夢と希望… その折り合いがどこにあるのか…。

 自分がおかれている環境から抜け出すには、何が必要なのか・・・。はっきりした夢? 努力? 運? 我慢? それとも…?

 いつもは、すーっと気持ちがはれるようなこの映画が、なんとなく今日はほろ苦い気持で胸にしみこんできました。それでも、やっぱり良い映画です。きっとこれからも何度でも手にとってしまうことでしょう…。

 映画の原題は”October Sky”。 旧ソ連のスプートニク号がアメリカの上空を横切り衝撃をあたえた空からかと思うのですが、ロケットが吸い込まれていく空として、空が高く青い10月の空をもイメージしました。 また、ホーマー・ヒッカム・Jr作のロケットボーイズとのタイトルの関係も非常に秀逸と感じます。(この関係をご存じないかた、ぜひ、この謎を考えてみられてください♪)

 

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