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【読書】若き数学者のアメリカ

 …昨日の茂木健一郎氏のお話の中で、数学者・藤原正彦氏のお話がありました。”国家の品格”から藤原氏の本を読まれたというかたも多いと思いますが、もとは、数学者である藤原正彦氏。今日は、たいして予定がないので、10時間くらい、数学の問題に取り組めるなぁ…と思われる日はとても幸せなのだとか。

 …数学の問題に取り組むなんて、5分でもとんでもない…という人も多いかもしれませんが、要は、自分が好きなことを考えるとき、知るときはすごく脳が楽しいという例としてこのお話をあげられておいででした。

  私にとっては、藤原氏の本との出会いは、「若き数学者のアメリカ」という、藤原氏がアメリカに留学されたときの体験を書かれた本でした。

 動物の赤ちゃんが、最初に見た動物をお母さんと認識する…というものとはまったく違うとは思いますが、自分にとって、ある作家の本で一番最初に出会った本が、その作家のイメージとなることが多い気がします。

 脳に一番最初に刷り込まれてしまうのでしょうか…。そういう意味で、私にとっては藤原正彦氏は、若き数学者のアメリカの世界のかたなのです。とりわけ、この本の中に”水平線”に関することがでてきます。その場面がとても印象に残っていて、それが以後、どの本を読んでも、”著者”のイメージとしての根底にあります。原点といえるのかもしれません。

 今日は自分の心の中でともる赤信号が見えた日。

 ではどの道に…と迷うときには、自分の中の原点を探しに戻るしかないのだなぁと思います。もう若くはないし、数学者でもないし、アメリカにいるわけでもないけれど、ふっとこの本の中に、原点探しのヒントを得たくなって、また今、手にとろうとしています。

 

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