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【読書】わたしを離さないで

 …原題は、Never Let me Go。 カズオ・イシグロ氏著の「わたしを離さないで」。(早川書房刊)  読んでいるときの自分の心に波立つものと、その波立ちかたの成長?は、久しく忘れることができないと思います。

 この本は、予習情報抜きで、むきあわれたほうがよいと思えましたので、内容についての情報としては、ここでは帯の文章の一部だけを紹介します。

 ”謎の全寮制施設に生まれ育った

者たちの痛切なる青春の日々と数奇な運命を感動的に描く”

 ”著者のどの作品をも超えた鬼気迫る凄みをこの小説は獲得している。” 

 …

 読んでいるあいだに、モワモワと心の中に沸き起こってくる不確かな推測。少ない情報の中からヒントを求めようとして走る心。先が気になってしかなたい指先。そして、いっきにクライマックスに走るときの高揚感。そして、茫然。… 読後しばらくして起こってくる「なぜ?」… 

 …拙ブログのコメントをきっかけに読み機会をいただいたのですが、そのかたにとても感謝しています。お借りした本で、大急ぎでページを走ったので、またじっくりと時間をおきながら味わいたくて、自分の手元にも・・・と思います。

 …読後、キュッと眼を閉じたくなって、しばらくはあけることができませんでした。前半のあざやかなページの記憶がまぶしすぎました。

 ぜひ、この本は…と、おすすめします。

 

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