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【映画】ハンニバル・ライジング

 

 「ハンニバル・ライジング」を鑑賞。

 レッドドラゴン、羊たちの沈黙、ハンニバル・・・というシリーズの続編?といわれていますが、時代が、ハンニバルの子供ころから青年期にかけてのこと。当然、アンソニー・ホプキンズ氏がハンニバル・レクターを演じられるわけはなく、主演は若いギャスパー・ウリエルに。

 子供の頃の思い出、とりわけ妹ミーシャのことが、彼のその後の人生に複雑にからんでいくことをあらわしたストーリーで、このミーシャと、彼の叔父の妻である日本人、レディ・ムラサキ(コン・リー)が彼の人生に大いなる影響を与えていったという他3作のための証明(?)映画。

 また、その復讐劇ぶりはさながら「ゴッド・ファーザー」かと思うほどでした。でも、でも・・・ この一作だけを取り出すと、映画としての評価はどうなるのだろうかと思ったり。

 あくまでも、あの上品で知性的で紳士でそれであってかつ…という、あの”レクター博士”のキャラクターが前3作であってこそ…のこの4作目かと思いました。巧みに描かれていますので、ハンニバルの心情は理解できるといえばできるのですが、その一方で、最初から最後まで思い込んだら一途というだけではない、別のもっと深く複雑なところも描いていてほしいと思いました。

 なぜハンニバル博士が、という食の部分のトラウマ、理由はわかっても、博士の人物像全体の形成過程については描かれきっていないと思いました。それがわからないとライジングにはならないのかな…と。

 なんとも不思議な日本描写も満開。この映画でも日本の女優さんは起用されず、コン・リーが起用されているというところからして、日本人が描く日本とはずれてしまうことは予想できたのですが・・・。

 原作を読んだときに感じたような霧の中の森のイメージとは少し違い、刑事の人物造形なども違っている気がしました。ハンニバルの叔父さんには会ってみたかったのですが残念ながら登場してきませんでした。(写真だけ…)

 さて、ハンニバルシリーズがここまできました。ジグソーパズルとして次に期待したいのはというと、やはり、あの熟成したレクター博士世代というのが個人的願望ですが、そういう続編はあるやなしや…。とにもかくにもトラウマの正体はわかりました。

 「バーイ」(日本語吹き替え版でのアンソニー・ホプキンス版ハンニバルの声の表情で・・)

 (映画館にて鑑賞)

 

 

 

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