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【読書】徳川将軍家15代のカルテ

 初代家康胃癌(75才)、二代秀忠胃癌(54才)、三代家光脳卒中(48才)、五代綱吉はしかによる窒息(64才)、六代家宣インフルエンザ(51才)…

 徳川将軍15代15人の死因を霊廟発掘された遺体や文献をもとに、ひろいだし、またそれぞれの将軍がどのような”健康生活”を心がけていたか、それから将軍家の人間として、世継問題には、どう対処していたのか…。

 歴史の教科書にはでてこない当時の生活・文化模様や思想などとともに、いろいろな角度から将軍として生きた15人の歩みを語っています。

 データとして興味深いものもいろいろとあります。たとえば、岡崎市大樹寺にある徳川家代々の将軍の、ほぼ等身大の高さで作られたという位牌の写真とそのデータなど…。

 将軍位牌の高さは、初代家康159センチ、二代秀忠160センチ、三代家光157センチ、四代家綱158センチ、五代綱吉は124センチ…。

 あれ?と思うデータではありませんか? 

 また、子女の数でいくと、初代から順に、19人、9人、7人、0人、2人… 。

 最高記録の将軍は側室16人に子女57人でした。

 なぜにそういう人生を歩くことになったか。子女の数ひとつにしても、考え方とドラマがあります。それぞれにまた生まれおちた星のもとの運命かと思うと、単にすごいというだけでなく、やがて哀しくも思えてきました。

 エジプト王のミイラにしても、レーニンをはじめとした、遺体がそのままに保存されている歴史上の人々にしてもそうですが、死後までも注目されるということはすごいこと。

 それだけの人である…と同時にそっと安らかに眠りについておきたい…という思いはなかったでしょうか。

 読みやすい文体と興味深い内容で、いっきに読んでしまったと、ふっとエジプトのミイラの棺の上にあったというドライフラワ(ー…それがささげられたときは生花だったのでしょう…)。そっとたむけられたその花の存在を思い出しました。

 「徳川将軍家15代のカルテ」 篠田達明氏著 新潮新書

 

 

   

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