どっぐいやー らびっといやー

 週1本、レンタルDVDを見てここに感想を書く… がこの秋の目標だったのですが、ここ2週間、レンタルしてきたもののまったく見ることなしに返却してしまうことになり、とうとう今週は、レンタルをしに散歩にでかけることすらできなくて…何もかりてきていない状態です。

 

 昨日、あるかたから、”週1で映画の話を書かないの? それとももうブログしめるの?”と言われてしまいまして、あ、そうだ、ちゃんと書いておかないと…と反省した次第です。ブログに書けない=ブログを閉めよう…と思う一方、ブログは書けない、でもいましばらくおいておこう… と思ったりで、気持ちが揺れています。でも、少なくとも、閉める閉めないにかかわらず、当分更新のめどはたたないので、”更新しません”だけでも書いておきたいと思います。

 

 ”ぴょんさん、いそがしそうですね”と言われるのですが、本当はいそがしいわけでもなんでもなくて、ただ自分がとろくて、ほかのかたならば1時間でできることが3時間も4時間もかかってしまう…だから時間がなくなってしまうだけなのです。

 最近、よくセミナーなどで聞く言葉に、ドッグイヤーとかラビットイヤーというものがあります。人間よりも4倍の速さで成長する犬、人間よりも7倍の速度で生きるうさぎ… それらにたとえて、世の中が進んでいく速さを表現しているのですが、私の場合は、なんというのか…。とろくて。

 それで、一日の中で時間がたりなくなって、ちょっとしわよせが睡眠時間にいってしまいました。この前、検診で、”あれ? どうしました?”といわれてしまいまして…。自分でも黄信号で。睡眠時間も人並以上にいるみたいで、やはり3倍か4倍か…。

 またしないといけない宿題はどんどんたまってふくらんでしまいまして、さらにやはり睡眠は確保しないといけないために、当分は、本も映画もあきらめることにしました。映画や本は、やはりいっぱいゆとりがあるときに楽しむほうが、いいなぁとあたりまえのことながら思いまして、またそんな日を早くとりもどすためにも、今はちょっと頑張ってこの状況をかわそうと思います。このブログのネタ?は、本と映画とどこかにでかけたときのことですが、どこかに出かける予定も皆無なので、ネタなし、ゆとりなし…ということで、このブログの更新はあきらめます。… またいつか… のめどもたたないままにおいておくのがよいのかどうかわからなくて、でもまだぷちっと削除ボタンもおしきれなくて消せずにいるのですが、このままずっと休眠するかあるいはどこかでおもいきって削除ボタンを押すかなので、どうか、これまでブックマークなどでこちらにきてくださっていたかた、無駄足を踏んでいただいては申し訳ないので、ここでブックマークからの削除をお願いいたします。

 拙いブログですのにこれまできてくださって本当にありがとうございました。寒くなってきましたが、どうぞくれぐれも風邪などめされませんように。あたたかくされてください。

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【映画】ニューイヤーズイブ

 週1本の映画。今週は大晦日のニューヨーク。そこでいろいろな人が織りなすドラマをたくみにつないだ素敵なストーリー、”ニューイヤーズイブ”を見ました。

 大好きなイギリスのクリスマスイブ映画、”ラブ・アクチュアリー”の大晦日NY版…という感じですが、もちろんそこにでてくる人間模様は全く違います。でも、それぞれに素敵です。

 このNY版では、大晦日のタイムズスクエアでのイベントに関わるいろんな人、エレベーターの閉じ込められてしまう二人、たぶんこれが人生で最後の大晦日になる老人、初めて大晦日に男の子とデートすることになった15歳の女の子と、彼女を心配する母親、人生に疲れているように見える有能な秘書ほか…あまり多すぎない人数を丁寧に描いているのがいいです。 

 映画の最初のほうで大晦日の朝、交差点でこけてゴミ袋にダイブ?してしまった女性に、”大丈夫?”と人が声をかけるシーンを見て、”ああ、忙しそうなNYにもこんなふうに人情があるのだ♪”とにっこりすることができたのですが、このことは、DVDの監督による解説にも言われていました。大晦日までこんなふうについていない?感じがする女性には、このあと彼女自身も、思いもかけなかったに違いない展開で一日が過ぎていきます。私は、自分に一番近い女性かもとして、この女性のことがこの映画の中では一番心に残りました。ネタバレになるのであまり書けないのですが、この女性が、この一年でしたかったことをリストにしていて、ひょんなことからこの一日に次々にしていくのですが、それはそれは… ”そうか…人生にはこんなふうに考えていけることもあるのだ”という、発想の転換、気持ちを楽にする方法なども学んだ気がしました。彼女の夢を、仕事?とはいえ果たそうとしていく人もよかったです。

 そして、もちろん迎えるのは、5、4、3、2,1… のカウントダウンで迎える新年ですが、ここが案外さらっと過ぎていくことで、ちょっとあっけなさも感じましたが、それはそれで自然でよかったのかもと思います。

 今はまだ新年のことを考えるには早すぎますが、大晦日の少し前にご覧になられることをおすすめしたいと思います。元気になれる一本の映画で、よき年にむかっていけたらいいですね。

  ところで、この映画を見ながら思ったのは、こういう何かの区切りというのがとても大事かもしれないということです。 そして必ずくるカレンダー的な区切り…そういうのが一番で”シンプルな理由”でよいのかなと思いました。 でも、日常的には、そういうふうにカレンダーで区切れることは少ないかもしれません。

  たとえば、このブログを、いつ閉めようかなあ…とずっと思ってきました(いろいろな場面で気が付いておられたかたがおいでだと思います。)が、その区切りが難しいです。

 ブログを閉めようと思ってきた理由のひとつが、ブログというシステムを自分が活かしきれなかったことにあります。つい、ブログの更新のしごこちをHPと比べてしまうのです。

 HP… 某ひゅーれっとぱっかーどの略でもなければ、高圧(はいぷれっしゃー)の略でもありません。ホームページ…です。 

 このブログを開く前はずっとHPの形で映画と本のことを書いていました。 HPをやめた理由は、OSが変わっていき、HP作成ソフトもアップデートしていくうちになぜかいろいろとその両方の相性が悪くなってしまって、うまくページデザインをかえ、たりしていけなくなり、テクノストレス?をためてしまったからと、自分の状況が変化したことによります。

 でも、閉鎖してしまうと、なんだかそれはそれでさびしくなって、このブログをはじめたわけです。しかし、ブログは簡単に更新できるものの、整理整頓とかいろいろな点で、HPのようにはいきません。きちんとカテゴリーわけして、過去の記事とのリンクの更新をこまめにすればよいのだとは、しばらくたってほかのかたの素敵なブログを見てやっとわかったのですが、自分はそういうこともせずにここまで来てしまいました。

  ずっとホームページで更新されておいでのかたや、ブログでも、きちんと整理整頓しながら更新を続けておいでのかたのところを読ませていただくと、ああ、しまった…とばかり。

 先週のこと、あるオフィスにお邪魔したときに秘書のかたの机の上に、HP制作ソフトとその解説書が置かれていました。”ボスに、このとおりにしたらできるから作ってみてと言われたので”と言われておいででした。… 懐かしい、懐かしいソフトです…。思わず、箱を手にとらせてもらってしまいました。

 整理整頓していきやすいHPにするか、ブログをきちんとカテゴリー分けしていくか…。このブログをここから整理整頓しなおすよりもリセットかな…と思ったり。

 とはいえ、今は、いろいろなことが自分には不足しています。お財布のこと、時間のこと、余力のこと。また、ちょうどOSの転換期でもあり、そんなこと、あんなことで迷っております。 

 … なんだかここは生存証明的なことを多く書いてきてしまいましたが、本当は”棚”… 本棚とか映画棚とか旅棚とか… もう一度そんなふうな場を作りなおしてみたい気がしないでもないのです。その一方で、既存の空間があることも自分には楽なことで…。

 …実は、自分の中での区切りとして、このブログは777番目の記事を書いたら閉じよう…と思っていたのですが、これはドイツ関係のことを書いているときにあっさりその中で過ぎてしまいました。次は888? 999? とか思ってみたりもするのですが、自分の中ではそれも違うような気がしています。また、そんなふうに、5、4、3、2… と自分の心の中でカウントダウンして閉じるのも難しそうです。なにかのいきおいで、ボタンを押すしかないのかな…。

 ブログやHPをされておいでのかたで、やめようかなぁとか、やりなおしてみたいなぁとか思われたとき、どうされておいでなのかしら… と考えてしまいます。 

 もーし、この先のどこかで、こちらにアクセスしていただいて、突然消えていたら、あ・・・ 突如大晦日のカウントダウンを始めてしまって、ボタンを押してしまったのか… とご理解ください。その、時ちゃんとご挨拶できないのですが、おいでいただいたこと、感謝していることを、ここに書かせていただきます。

 この映画の中に出てくる女性が、この一年にしようと思っていたことのリストを手にしているのですが、私の年初のリストのひとつに、”ブログの整理”ってありました。うーん… うーん… と、心揺れる秋です。

  と書きつつも、多分、このままで秋は進むかもしれず…。

  しかし… ひだまりのぴょんの大晦日&新年は、太陽暦か太陰暦か、マヤ暦か…はたまた…と。 そんなこんなを考えてしまいながらの映画でした。

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【映画】クレアモントホテル

 … しみじみとしたよい映画にまた出会えました。

 クレアモント・ホテル という、ロンドンのホテルに長期滞在する老女と、ひょんなことからその老女と知り合った、若き作家志望の男性のストーリーです。

 老女は、いくつかのトランクを持って、ロンドンのクレアモントホテルに到着しました。とりあえず1か月の滞在予定です。広告で”料理が自慢”と書いてあり、とても素敵そうに思えたホテルでしたが、到着してみると、自分が思っていたのとはずいぶん違うホテルでした。 

 さびしげなフロント。よたよたしたホテルマン。旧式のエレベーター。案内された部屋は狭くて、ベッドと小さな机と箪笥と、それからとびきり小さなテレビ(しかもポンとおいてある感じ)だけ。バスルームは廊下を歩いていかないといけなくて、カーテンをあけてみると、窓の外は隣の建物の壁と屋根。…およそ、初めてのホテルの部屋に入ってがっかりするすべての要件をカバーしているようなオープニングでした。

 さらに、夕食の時間に、”第一印象が大事”とドレスアップして食堂に降りたものの、食堂で食べている人たちは、そんなにドレスアップしているわけでなく、雑誌を読みながらだったりで、ほとんどの人がひとりで黙々とディナーにむかっています。

 サービスされた食事は、たぶんとても冷めていて、たぶんとても美味しくなくて。…

外国でそこそこに裕福なシニアのかたというのは、ホテルでこんなすごしかたをされるのでしょうか。私のようなものには考えられない贅沢でちょっとびっくりしました。でも、一人でずっと過ごすホテルは退屈なようです。そこに同じようにいるかたとのおしゃべりも、いつ来てくれるかもわからない孫のことなどの話ではネタがつきてしまいます。スクラブルのようなボードゲームとワーズワースの詩集で過ぎていくには時間が長すぎます。

 そんなときにめぐりあったのが、作家志望の若い青年でした。ポストに郵便を投かんしにいったときにこけてしまった老女を、そのそばの地下にある自分の部屋かたみかけた青年は、彼女を自分の部屋に招き、けがの処置をしてあげます。そして、”ちっとも連絡をくれないロンドンにいる孫息子”になりかわって、青年が老女のいるホテルでディナーを共にする約束までするのです。そして、青年と老女の交流がはじまります。

 美男子?の青年がディナーにあらわれ、ホテルの滞在者の注目の的となっていくシーンはとても興味深いものでした。青年は老女のことを小説に書こうとしていきます。そして、青年、老女ともに抱えているさまざまな想いがだんだんと描かれていくのです。

 老女がいくら連絡してもなしのつぶてだった本物の孫息子がホテルを訪れるシーンがあるのですが、老女は、”美男子の青年”を孫息子として紹介しているために、本物の孫息子が突然来たときには大慌て。そして、ホテルの人たちも、本物の孫息子のほうを、まさか”ホンモノ”とは思わず…。 また、ホテルの人たちの中で、淡い想いも芽生えますし、どうしても避けて通れない病、そして人生の幕が閉じられるときともむきあっていきます。 

 家族の諸問題他、いろいろなことを深く巧みに内蔵した作品でした。 

 巧みなユーモアを随所に感じる、しっとりとじっくりと魅せられます。

 … 少なくとも週1本は、レンタルDVDで映画を見ることと、電車・バスの中では小説を読むこと(書類は読まない)… が、この秋の自分の目標?です。 要領が悪いもので、時間の使いかたが下手でとほほな日々をなんとか…と思ってのことなのですが、読書のほうは、早くも頓挫。時間不足で、交通機関の中では”読まないといけないもの”を読むか、爆睡してしまっているのですが、映画をみるほうは、今週もこの作品と、もうひとつよい作品を見ることができて、嬉しいです。ちなみに、もう一本は、”リメンバー・ミー”という、大事な人(母親、兄)を不幸なできごとで亡くし、心に傷を持つ男女がめぐりあって… という大事な人の死との向き合い方の映画でしたが、この映画はネタバレなしに感想を書くことがとても難しくて、ここでは書きません。が、こちらもぜひ…とおすすめします。ああ、このあとあれが起こってしまうに違いない…と、どきどきして息がつまるような終盤のシーンのあと、それでもなおポジティブな気持ちをもって終えていけるのがこの映画のすごいところだと思いました。

 ところで、クレアモントホテル…は、ホテルライフムービー?としても興味深いものでした。 その昔、ツアーでヨーロッパなどをまわったときには、どこも1、2泊で、次々に移動して、スーツケースから取り出すのは翌日に着る衣装などだけ。スーツケースをあけるメインの理由は買ってきたおみやげを入れること…だったのですが、近年でかけるときは、どこかに数泊する…というようになりました。たとえば今年はリオで同じホテルに6泊。ドレスデンでは、最初のホテルに5泊。それくらいいられると、到着したらまず、スーツケースの中から、服をクローゼットに移すことになります。(しわのばしも含めて…) 備え付けのハンガーはほとんど全部使って、それでも足りないのでたいてい日本からも持参。ひきだしにもセーター類ほかを入れていきます。 机の上にもPC関連のもの、化粧品、お菓子ほか…いっぱいだして。

そうすると、なんだかホテルの部屋が自分の部屋?に近い気がしてくるのです。もう今はどこにも出かける予定はないのですが、もーし、もーし、先でまたどこかに行けるとしたら、くるくるとホテルを変わる旅よりも、どこか一か所に居られるたびにしたいなぁと、この前の旅行の間も、またこの映画をみてからも思いました。人生短いので、できるだけあちこちをまわろう!というのもまた旅であり、人生短いので、どれだけ頑張っても全部はまわりきれない。それからば、どこかをゆっくりみよう♪ というのもまた旅かなと。

そんな点でも、この映画、自分にはあっていると思いました。

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 おまけの写真はこの前泊まったホテルです。デスクがちょっと変わっていて、三角形の部屋の角をとても上手に利用できていると思いました。

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【映画】未来を生きる君たちへ

 デンマークを舞台に、二人の少年とその親のことを描いた映画、「未来を生きる君たちへ」を、レンタルDVDで鑑賞しました。前回書いた、「神々と男たち」と前後して見た作品ですが、これもまた素晴らしい作品でした。

 少年Aは、父親はアフリカで貧しいひとたちの治療にあたる医師で、父親が時に帰国するのがとても楽しみ。でも、母親(やはり医師)と父親は別居中。学校では友だちにいじめられています。

 少年Bは、母を亡くしたばかりで、少年Aがいる学校に転校してくるのですが、転校早々、Bとは隣の席になり、そのBをいじめている少年たちをやっつけ返します。それからがいろいろと問題に発展していくのですが、少年二人とその親と、そしてアフリカの地での妊婦のおなかをいたずらに引き裂く悪党と、デンマークでの学校での本音と建て前的なものが、淡々としたタッチの中でも丁寧に描かれていて、およそ1本の映画でこれだけのものを込められるなんて…と、その質の素晴らしさにびっくりしました。

 本当に映画らしい映画を見た気がしました。 これも神様からの休暇?のおかげ?でしょうか。

 ネットでこの作品のことを少し調べていますと、原題は”復讐”という意味だそうです。この映画の邦題にはそれはふさわしくないかもしれませんが、かといって、今の邦題では、この映画の持つメッセージ性をカバーしきれない気もして、かといってではどんな題ならばよいのかしらと思っても案がうかばない、深い作品でした。秋の一作としておすすめします。

 映画の中には、子どもの世界だけでない、大人の世界もよく描かれていましたし、北欧諸国の間のそれぞれの国の意識?のようなものも見え隠れして、興味深いものでした。(コミック…”ヘタリア”で読むようなところも…) それに、アフリカの地の状況がでていたからでしょうか。帚木蓬生氏の”アフリカの蹄”なども思いだしました。 デンマーク人の医師を演じている俳優さん… しぶくて自然体で素敵でした。そんなことこんなこと、あれこれ。

 … その昔、すごくしんどかったときに、ひょんなことから出会った”レッドオクトーバーを追え!”と”ニューシネマパラダイス”を見て、映画ってなんてよいものだろうかと思った記憶があります。また、さらにその後、長いトンネルの後で”ノッティングヒルの恋人”を見て、また映画を見たい!と思ったこと…。そんな転機と同じように、今回の2本の作品(神々と男たち、そして、未来を生きる君たちへ)に出会えたことが、なんだかまた自分を映画の世界にむけるきっかけになりそうな気がしています。

  … ふーっ。大きく深呼吸の秋です。

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【映画】神々と男たち

 久々に、これはご紹介したいという映画にめぐりあいました。

 「神々と男たち」という、アルジェリアでイスラム教徒による拉致されたキリスト教の修道士たちの実話をもとに作られたフランス映画です。フランスでは大ヒットした作品だそうですが、なんの予備知識もなく見まして、「!」となりました。

 … 映画はずっと、アルジェリアでの修道士たちの日常を淡々と描いていきます。アクション映画などに慣れているともしかしたら退屈?かもしれない長さで続きますが、ひとつひとつの場面がとても丁寧に、大切に描かれていて、その良質さは映画全編を通してのものです。そして、修道士たちは、危険のあるこの地を離れてフランスへ帰るかどうかという選択の必要に直面するのですが、そのときの修道士たちのミーティング?でのそれぞれの意見の表出はみごとです。そしてそこから、また彼らがそれぞれどんなふうに考え、考え直し、そして最終的な決断に至るのかが、丁寧に描かれています。

 映画の中での音楽は、修道士たちが歌う讃美歌がメインです。それはそれは美しく、音痴な私は、(あ… 私では修道女になれない… )と思わず思ってしまったほどです。そして、そんな音楽の中で、ただひとつだけ別の音楽が流れるシーンがあるのです。チャイコフスキーの”白鳥の湖”です。修道士たちの”最後の晩餐”といえるシーンで、ある修道士がこのテープ?をかけるのですが、この曲が流れるシーンは本当に素晴らしいです。ひとりひとりの修道士の表情に浮かぶなんともいえない穏やかなものは、悩み、考え抜いて達した結論があるからだとも思えるのですが、その目に光るものもあり、穏やかな微笑みに強さも感じ…。本当にぜひ見てくださいとしか言えないシーンです。また、眼鏡のくもり…など、実に細かいところまで監督が気を配っている…本当にはっとさせられるシーンでした。修道士の世界、白と黒との世界の中に、一点、鮮やかな赤い点をみたように思えて、その赤い点に象徴される”人”という原点を感じずにはいられませんでした。 

 絵画を見ていると、そのひとつひとつの部分にどんなことが込められているかよくわかることがありますが、この映画は、まさにそんなふうに丁寧に大切に作られていると思いました。

 そしてクライマックス…。そこでもまた修道士たちが、ひとりひとり、彼ららしく行動します。この映画のタイトルが、”神々と男たち”という複数形である意味がよくわかりました。本来ならば、イスラム教もキリスト教も一神教なので”神”と単数であるべきなのに、それが複数になっていること、それから”男たち”も複数になっていること。… 邦題には時には首をかしげてしまいますが、今回のこのタイトルは含みのあるよいタイトルだと思いました。(あ、原題… ノーチェックです。フランス語、わかりませんし…)

 この映画で、アーメンとインシャラーがともに唱えられる(書かれる)シーンがありましたが、自分の信仰している宗教と、自分の信仰とは違う宗教への敬意を感じ、そんなところにもうたれました。 

 … 夏のキリギリスライフのために、ある程度想定はしていたとはいえ、この10月のあわただしさは想定以上でした。実はまだ、旅の間に届いて封もあけていないDMほか急がない単なる通知系郵便物が、どっさり袋に入ったままというようなありさまです。(このブログを書いているあいだに封をあければよいのですが(^_^;)… それはそれ。これはこれ…)

 とうとうからだのほうがねをあげたようで、頭痛と発熱でダウンし、さらに翌日、左のわきがとても痛くなって何もできなくなった日に、この映画を見ました。(その直前に、せめて週1本の映画と少しの読書タイムは取り戻したい…と思ってレンタルしてきたばかりでした。) 最近、つくづく思うのが、週に一度、強制的?にお休みをとる”安息日”は神様からの知恵かも?ということです。

 秋は、本当にあれこれで、一年で一番いろいろ行事などがある季節。特に土日もダブルブッキング状態になることがままあるのですが、土日は無理でもどこかでちゃんと、なーにもしない時間をとらないと…と、思いました。しないといけないことがあると、ついそちらをしてしまうので、熱がでるとか、どこか痛いとかの状態を神様がプレゼントしてくれるのかもしれません。… 病気は神様からの休暇プレゼント♪… と誰かに以前いわれたことを思いだしました。そんな休暇にこんな神々と男たち…の映画にであえて、本当によかったです。

 ちなみに息をするのも痛くて、動かすとまた痛くて、いきなりの原因不明の痛みに、ひぃはぁしていたとき…もしかしてまた肋骨を折った?…でも転んでいないし…?と思ったのですが、薬をぬって、安静にしていますと2日ほどでずいぶん楽になりました。ほっ…。バスタブ怖い症でした!?

 さて、安息日も終わったし、その間にまたしないといけないことがたまったので、またたっくるの日々です…。

 大好きな季節でもありますので、次の安息日?まで、走りましょう…。とりあえずは食欲の秋を走っています♪ ん?

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ドイツ・・・旅先のレストラン

 今回のドイツ行は、事前に”旅”としての準備はほぼ皆無でしたが、食事にはとても恵まれました。というのも、会合で知り合ったかたがたに”ぴょんさんも一緒に行きましょう”と誘われるか、もしくは自然発生的にくっついていく?かで、そんなみなさんにおいしくてしかもリーズナブルなお値段のところに連れていってもらえたからです。

 

 私よりもずっとずっと経験値の高い皆さんがされている方法をまとめますと、

(1)レストランは、日本でのガイドブック情報でなく、現地でホテルのフロントの人におすすめをきく。その時にあなた(フロントの人)がよく行くお店は?というようにきく。

(2)書いてもらった地図を頼りに行ってみる。(これも楽しい)

(3)4人から6人くらいで行く。(食事をしながらの語らいにちょうどよく、シェアもしやすい)

(4)まわりのテーブルを見て、だいたい一皿でどれくらいの量がでてくるのか見当をつける。(ある店では一皿あたりがとても多かったので、6人で行ったけれど4皿オーダー)

 

(5)英語が書かれているメニューがあるところはよいのですが、英語のメニューのないところは、ウエイトレスさんに英語でたずねる。 英語メニューでなくても互いに片言の英語でも通じる。(読み書きよりも、話す!)

 

 これは、いろいろな旅先で使える方法だと思いました。なお、何皿か別メニューをとってシェアというのは、日本人同志ででかけたときにはしましたが、外国のかたがたと一緒に行ったときには、しませんでした。たまたまそうだったのか、風習の違いかまではわかりませんが。

 

 … 自分が食べてみたいような名物料理は、その国の言葉でメモしていって、発音をカタカナでガイドブックからかきうつしていく… この事前作業だけでずいぶん違います。 

 たとえば、ポテトのつけあわせがいろいろな種類があっておいしかったのですが、以前来た時におもちのようになったジャガイモの団子がおいしかったからそれを食べようといわれたかたがいても、うーん… ポテトモチモチプヨプヨではもちろん通じません。お店の人は、ポテトだけわかってくださって、お店の奥から、ゆがく前の生のおいもを持ってきてくださいましたが、食べたいのはもちろんその状態のイモではないわけで…。

 結局これは、”かるとっふぇるくねーでる”というものです。さすがにこれはメモしていかないと無理かなぁと思いました。

 

 あと、メニュー選択に困ったときに、おすすめはない?とききますと、”シュニッツエル”というのをいろんな店で言われました。シュニッツェルとは、薄切りのことで、子牛肉のカツレツです。日本でいえば、トンカツ(ひれ)のあっさり系?のような感じでドイツの人は大好きなのだそうです。確かに日本人にもあう無難な味です。が、あるお店で恐怖を感じました…。30センチ直径くらいの大きなお皿に、そのお皿の大きさに負けないくらいの巨大なそれだけがどんとのっていて…。いくら大好物といってもこんなにたくさん食べてしまうのかなとびっくりしました。

 

 ほかにドイツでおなじみといえばソーセージや、酢キャベツのザワークラフトですね。

 そのほか、アイスバインという塩漬けにした豚足は、意外なほどあっさりしていて、しかもコラーゲンたっぷり♪。 牛筋肉をワインでずっと煮込んだ料理(名前不明)もおいしかったです。牛肉のロール巻(リンダールーラーデ)、ローストポーク(シュヴァイネブラーデン)、アヒルのロースト(エンテンブラーテン)などをメモしておかれるとそれなりに名物料理を楽しめるかなと思いました。

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 なお、周囲の人をみていますと、前菜かスープ、メイン、それにビール。これくらいでおなかいっぱいになるようです。スープがしっかり具がはいったものが多くて、おいしかったです。(名称メモ忘れ…。おなかがすいているときの最初の一皿はメモ不能?)

 

 ビールの大きさには少々びっくりしました。日本で見ている(中)が(小)。(大)が(中)くらいでしょうか。1リットルサイズ…などもあるようでした。種類は豊富でした。少しずついただいてみたのですが、本当にひごろはまったく飲めない私でもわかる違いで、ビール好きの人にはたまらないでしょうね♪と思いました。

 

 私が今回一番おいしいと思ったのは、クレープの上に、きのこと温野菜がのっていて、それにホワイトソースがかけられたものです。

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 名前をメモした紙をなくしてしまい残念です。これは一人で入ってみたランチタイムのレストランで注文したものです。

 今回、やっぱりいいなぁと思ったのは、現地語がわかるかたにくっついていくこと♪…。ドイツ人のかたと行ったときとか、ドイツ語ができるかたについていったときには、さすがに大船にのった気持ちでした。 こんなのが食べたいというとちゃんと選んでくださってはずれなしですし。 

 今回は、できるだけ”部屋食”をしないで、外でと心掛けたのですが、部屋食にしようとしたマクドナルドでは大失敗…。

 ドイツ語がわからなくて、お店のかたがスマイル(0ユーロ?)とともに、ふにゃらら? ふにゃらら? とたずねてこれらるものに首を縦にふっていましたら、日本でいうLLサイズになってしまっていまして…。マクドナルドから、ホテルの部屋まで持ち帰るのが大変でした。…食べてしまう分にはいっこうに大変でなかったのですが♪ (除くカロリーの心配)

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ドイツのケーキ

 昨日、今日と今回のドレスデンの件でいろいろと情報をいただいたりお世話になったかたがたのところにお礼にまわっていたのですが、さらにいろいろと情報をいただいたりして、本当にありがたい限りでした。

 今日、いただいた情報は、”10年後ヨーロッパの街頭で1ユーロもらえるように練習するとすればどんな楽器がよいか”。それから語学の勉強法のことでした。どちらもとてもありがたい情報で、眼からうろこ気分でした。、

 その時に、写真をプリントアウトしたものを少し持参したのですが、それをご覧になられてひとこと…「わぁ… 食べ物の写真がいっぱいですね…(^_^;)」

 今回は、目標! ”脱・部屋食” でした。コンビニのようなお店で何か買って、ホテルの部屋に帰り、ひとりで食べるのがよそにでたときによくする行動パターンだったのですが、今回は、極力いろいろなかたとご一緒してみようと思ったのと、一人のときでもランチはどこかのお店の中でちゃんと食べようというのが努力目標でしたので、つい頑張った記念?に写真を撮ってしまっておりました。

 その中で今日はケーキの話だけ少し。

 ドレスデンで有名なケーキは、たまごのケーキで、これは昨年でかけたときに初めて食べてとてもおいしかったので、ぜひまた…と。3軒ほどまわったのですが、お店によって、味が当然ながらちがい、しっとり当たり系もあれば、ぱさぱさはずれ系もあって、ふみゅでした。

 印象的だったのが、このケーキ屋さんです。

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 … フォークがケーキにつきさしてサービスされてくるのです。びっくりしてまわりをみまわしたのですが、まわりにもってこられるときも同様=これば一般的サービス方法…ということで。 落ちないし、音もしないし合理的?といえば合理的ですが、ちょっとびっくりしました。

 それから、ザクセンと呼ばれるこの地方はマジパン細工のお菓子でも有名で、

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 このかわいいマジパンのお菓子でデザインされているのはこの地の大学のマーク。鉱山を意味しています。おもわず買って、帰国後食べてみましたがとてもおいしかったです。

 マジパンのケーキで、見かけた中で一番大きかったのが、次のケーキです。フランクフルト空港でみつけました。

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 日本航空フランクフルト線就航50周年記念だそうで。…これは展示用だそうですが、どこから食べるのも抵抗がありますね。(カロリーもすごそう…)

 

 …そういえば、フランクフルトから帰る便では、なんでもフランクフルト空港の手荷物用ベルトコンベアで大規模な不具合がでたとかで、飛行機に一部のかたの手荷物が積み込めず出発が遅れ、あげくに到着した時に、手荷物が乗っていないかたもけっこういるとわかりびっくりしました。私のものは、幸い運ばれてきていましたが、たまたま同じ便にのりあわせた知人は、運ばれておらず、すくなくとも4日以上かかるといわれて困られておいででした。

 最近は、バイオリンの課税のニュースなどでも話題になるフランクフルト空港。せめてこんなケーキネタでも…と。

 このケーキ、見ているだけでほっこりできました。

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【旅】音

 今回の旅では音を楽しむ… 音楽の喜びもいろいろと感じたのですが、”音”も記憶に残りました。

 それは、たとえば、教会の鐘の音だったり、朝、ぱっかぱっかと響く馬車(観光用)の音だったり、トラムが走っていく音だったり… 日頃、自分の生活の中では聴かない音… が心に飛び込んできたときに、”!”と思う感覚です。

 が、それだけでなくて、今回ちょっと音を意識するようなことがありました。

 今回の全オフィシャル日程が終わった午後、何人かのかたとマイセンという、ドレスデンから電車で30分ほどの街に出かけました。もちろんご存じのかたもおいででしょう。あのすごくお値段が高い、あの陶器が作られている街です。

 ご一緒したかたがたは、全員今度の会合で初めて知り合ったかたで、そのうちのおひとりは、特にこのマイセンの駅に降り立ってから、名刺交換をさせていただきました。それほど初対面のかたですのに、お話がとてもはずみました。そして、あれこれとお話させていただきながら、この街の広場まできたときに、

 「ちょっとだけ、静かにしてみましょう…」

 と言われて、ああ、初対面のかたを前につい調子にのってお話しすぎた…と赤面したのですが、そうではなくて、

 「ほら…。これです。しーんとすると街のいろいろな音が聞こえてくるでしょう? 広場で聞こえてくるこの音… これがいいんです」

 …ドイツに留学されていた経歴をお持ちのこのかたは、のちほどの”ドイツの食事”の紹介でもまた大活躍?していただくことになりますが、このかたがドイツで過ごされていたころ、この街の広場での音に耳をすませるのがとても好きだったそうです。

 なるほど…と。きっと朝、昼、晩で、人々の声も、生活の音も違うのでしょう。旅の中でもそうやって、ほんのしばしの時間ですが、切り取るようにその時間の、その場の、存外に静かすぎるほどの音をきくことができて、とてもよい時間でした。

 今回、特に印象に残ったのは、この町の教会の鐘の音が”陶器”の鐘をならすその音であったこと、それから、別の日に、風力発電の様子の写真を撮りにでかけたのですが、その時に、しっかり”風の音”を聴いたこと…でした。

 街中の音楽もまた然り。そうやって、旅には”音の記憶”もあるのだと今回、初めて意識しました。 そんなことで飛行場、交差点での音もまた…と、心の中で旅の音アルバムをつくっています。

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 さえぎるものなく偏西風が流れる… その風の音は、なんだか忘れられなくなりそうです。

 …なるほど、本当にささやかな人々の営みの音が聞こえてきます。鳥がさえずります。風の音をききました。

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【ドレスデン】街角の音楽(2)

 路上ライブは、いろいろな人がしていました。前回の記事に書いた子供のギター弾きさんは次の写真です。

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 また、アコーディオンと歌によるロシアっぽいパフォーマンスつきの方々もいました。

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 …ちなみに写真を撮るときは一応、お礼?としてコインを…。

 そして、どこからかビバルディの四季”冬”が流れてくるのを聴きつけて、行ってみますと、2人組が演奏をしていて、そのうち一人が、”自分たちのCDを買ってくれませんか?”ともってきました。1枚12ユーロ。ジャケットはいかにも自分たちでプリントアウトしたもので、CDも自分たちで録音して制作したものだとわかりました。うーん…。12ユーロ。…。でも、そのCDの曲目をざっとみますと、私が好きな曲ばかりなのです。

 しかも今、まさに聴いている演奏は、とても素直で澄んだ響きで私好みです。どうしようかなぁ…と、もう7割くらいは心が買うほうに動いていると

 「ぼくたちベラルーシから来ているのです。」

 と。なんとなく二人をみていますと、このところ気に入っている2チェロズ…もどきさんに見えてきまして(…容姿は違いましたが…)うーん、将来彼らのようになる?… とふっとそのふたりの未来を応援したくなりまして、「じゃぁ、買いますね」と言いました。すると、その人は、もう一枚別のCDを出してきて2枚で20ユーロにしますよと。

 さすがにそこまでは…と思い、1枚だけ12ユーロで買って帰りました。ちなみに、今回の旅で自分用に買ったものは、このCDと、もう一枚別のところで買ったCD(どちらも軽い)と、博物館2か所の図録2冊(とても重い…)です。毎回、なんとなくそんな感じで。

 … 帰国しまして、最初の3日間は目がまわるような時間で、4日目にやっと聴いてみました…。すると… すごくよいのです! 少なくとも私は気に入りました。ああ、これならばもう一枚も買っておけばよかったと思いました。路上ライブCD… あなどれません。CDの中の紙には、二人の名前や組むことになったいきさつとか、元どこでどうしていたかなどが書かれていました。 ある交響楽団でソリストをしていたと書かれていたので、ネットで調べてみたのですが、その交響楽団の名前は微妙に違うし(原語を英語になおした時点で変わってくるのかもしれません。)ふたりのことを知っていくこともできませんでした。だから、どう判断したらよいのかはわかりませんが、それでもとにかくCDは私好みというか、あの路上でのパフォーマンスとしておさえるべき点をすべておさえているといるものでした。

 今回、いろいろな路上ライブをみていて、お客さんがたくさん立ち止まって、お金をいれていっている…成功している、素敵な演奏家はどういうふうにしているか… ということを私的見解でまとめますと次のように思えました。

 (1)一般的によく知られている、いわゆる有名な曲を演奏する。(自分の好みよりもそちらを優先)

 (2)自分の解釈で演奏するよりもとにかく、とても無難に、ストレートに演奏する。(とおりすかりのお客さんの心にストレートにとどきやすい)

 (3)その街にあった曲を、あった楽器で演奏する。(尺八や琴はどんなに上手なかたの演奏でもあの街にはあわないと思いました。)たとえば、宮殿をでたところにトランペットで”威風堂々”を演奏している人がいて、思わずなんとあっているのだろう!と思いました。

 (4)お客さんが立ち止まり、聴くのはせいぜい1曲か2曲。だから、有名な曲で、静かな曲と、技巧を凝らしたアップテンポ(すごい演奏と思わせる曲)を交互にいれる。

 …ということで、これらを満たしていた未来の2チェロズ?はみごとでした。今、夜の散歩中にiPod-nanoで聴いているのは2チェロズのこちらでも紹介させていただいたCDの中のある曲ばかりなのですが、今度はこの街角ライブのものにしようかなぁと考えたりしています。演奏に変な癖がなくて疲れない… のです。

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 このおふたりが成功しますように!

 ところで、実はこのところずっと思っていたことが、何か楽器を習ってみたいということでした。理由は、指を動かしてぼけ防止…というのと(本当に)、あとあまりに趣味がないので、何か趣味を…と思ったからですが、では何の楽器を…となるとどれも二の足を踏んで、企画だおれでした。自分が何のために練習するのか…が漠然としていたからかもしれないのですが。

 今回の旅を終えて、CDを聴きながらふっと思ったことは… そうだ… 10年習ってなにかものになるとするならば、”ストリートで1ユーロもらう”… 10年後ヨーロッパのどこかの街角に立って演奏して、1ユーロ入れてもらえるようになる・・ことを目標にするのはどうだろうと。 

 うん!… と、なんだか人生の目標?…は大げさですね… 練習の目標を見つけた気になりました。

 

 こんなとんでもない夢を描いてみたくなるのが、旅の余韻なのかもしれません。

 あのかたがたは生活がかかっている?と思うのですが、まさに実力次第…(コインをいれるかいれないかは本当にその場次第で)。演奏している人も聴く人も、お金を入れるひとそれぞれにその瞬間に想いがあるわけです。…腕一本で、見知らぬ人から1ユーロもらえるというのはすごいことだと思いました。

 でも、いざ”10年後にはヨーロッパの街角で何か楽器をもってストリートする♪”プランを考え始めると気になったのが、”あれは場所取りとか、みかじめだいとかいるのだろうか”とか”これって不法就労になるのかな”とか…。

 (そんなことを心配する前に、まず何を…と楽器を決めなくては話になりませんね。)

 でも、本当に、そこにプロ意識を感じた路上ライブから想起されることは多かったです。街角でもよい時間を過ごせました。いろいろなパフォーマンス(ここには写真をのせきれないほど…)が本当に楽しかったです。たくさんのストリートミュージシャンのかたに感謝です♪

 … 今回のお話で何が書きたかったかと申しますと、

人が集まる時期には、こういう路上ライブも増えるので、街歩きも楽しんで♪… ということです。ただ、いずこの土地でも、音楽に聞き惚れているあいだの持ち物にはご用心あれ♪… それくらい、時に惹きこまれることもあるということで♪

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【ドレスデン】街角の音楽(1)

 

 街を歩いていると、どこからともなく音楽が聞こえてくる…。

 バッハだったり、パッヘルベルだったり、ヘンデルだったり。

 ヴァイオリンだったり、チェロだったり、あるいはトランペットだったり。

 

 …

 

 今回のドレスデンでは、いわゆる”ストリート”というのでしょうか、路上でライブをされているかたがたがいっぱいでした。音楽以外に、たとえば、金色、銀色の化粧と衣装で固まっている?人とか、さまざまな大道芸も行われていました。たとえばこんな街角のオルガンひきさんたちです。 

 

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 でも、私は、直球の音楽系?に惹かれて、いろいろなかたがたの演奏を楽しみました。

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 バッハを奏でておられたこんなかたがただったり、次のようなかたがただったり。

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 ”誰も寝てはならぬ…”… すごくこの街並みにあっていました。

 ヨーロッパの街並みの中だからこそ似合う…。

 

 街を散歩しながら、そこに生演奏があることになんだか癒されたのは、これらの演奏がその雰囲気を壊さないようなものだったからだと思います。楽器ケースなどに、1ユーロから2ユーロ… を。 これまではあまりそういうかたがたのケースにお金を入れたことがなかったのですが、今回は、なんだか心に感じることが多くて、賞賛と感謝をこめて自然に入れたくなりました。

 

 でも、時には、まだ10歳くらいの子どもが、ギターを弾いていたり、リコーダーをふいていたりして、そんなときには、応援してあげたいような、胸がつまるような…なんだか不思議な感覚を覚えていれることできませんでした。

 

 …そんな路上ライブの中でひとつ、思い出ができました。とぅびぃこんてぃにゅー。

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